甲状腺に効くツボは?足裏・手にある?マッサージの効果も解説
甲状腺に効くツボを知っていますか?今回は、甲状腺に効く<足裏・手のひら>などのツボを紹介します。甲状腺のマッサージについても紹介するので参考にしてみてください。
目次
甲状腺に効くツボはどこ?
甲状腺に異常があると、倦怠感や急激な体重減少など体にさまざまな不調をもたらすことがあります。甲状腺が原因と考えられる体の不調があらわれたときには、甲状腺に効くツボを押すと、症状が緩和されるといわれています。甲状腺に効くツボはどこにあるのでしょうか。
田中明緒先生
鍼灸師
ツボを押す時間帯は副交感神経が優位になっていく夕方以降から寝る前が効果的といわれています。また、押す回数は個人差があるので特に決まりはありませんが、自律神経を整えるためですから、緊張して押すと自律神経は整いませんのでリラックスして押すことが大切です。
甲状腺に効くツボ3選!
甲状腺に効くツボを押したり、お灸をすえたりすると、甲状腺の不調を改善する効果が期待できます。ここでは、甲状腺に効くといわれているツボの場所や押し方などを紹介します。
①足裏:親指のつけね
甲状腺に効くといわれているツボの1つは、足裏の親指のつけねにあります。甲状腺に不調があるときには、ツボがある母指球のあたりがゴリゴリしたり、足ツボを押すと激痛があったりします。
痛いと感じるほど押す必要はなく、人差し指の第2関節の角で、もみほぐすようにしましょう。 母指球が小さくなるように意識しながら人差し指でマッサージを行うと、母指球は小さくなってゴリゴリからジョリジョリに変わり、滑らかになってきます。
人差し指でもみほぐすことで、触感が変わってくるため、症状が改善されていくのが自分でわかりやすいツボです。
②手のひら:親指のつけね
手のひらと足裏には体の器官や臓器とつながる反射区があり、甲状腺の反射区は手のひらの親指のつけねにあります。このツボを押して痛い場合は、甲状腺の不調をあらわしています。
手のひらのツボは、人差し指ではなく親指でゆっくり押しましょう。気持ち良いと思う程度にツボを押すと、末梢神経から脊椎を通って甲状腺に届き、不調の改善につながるのです。
田中明緒先生
鍼灸師
足裏の【甲状腺】は元気を出すツボとも言われています。このツボは脳や心臓、肝臓に働きかけて新陳代謝を活発にし、新陳代謝のホルモンを分泌することで脂肪を燃焼してくれるため、ダイエットにも有効な足ツボです。
③間使
「間使(かんし)」も、甲状腺に効くといわれているツボです。手首から肘のほうへ指4本分いったところにあり、触ったときにピリッとした感覚がする場所です。
間使をツボ押しするときは、親指をツボにあてて、ほかの4本の指で腕を支えます。気持ち良いと感じる強さで、3分ほどかけてもみほぐすようにしましょう。
甲状腺を直接マッサージするのは効果的?
甲状腺に効くといわれるツボは、いずれも甲状腺から離れた場所にあるため「本当に効くの?」「甲状腺を直接もみほぐす方が効きそう」と思う人もいるはずです。実際に、甲状腺に不調を感じたときに直接マッサージをするのは効果的なのでしょうか。
直接マッサージするのは避けた方が良い
甲状腺を直接マッサージをするのは、避けたほうがよいといわれています。甲状腺に不調があるときは、甲状腺に何かしらの異常が起きている状態です。そのときにマッサージをして力を加えると、甲状腺の組織がダメージを受けて、内出血を起こす恐れがあります。
甲状腺が悪いとどのような症状が出る?原因は?
甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌して、新陳代謝を促進する働きがあります。しかし甲状腺ホルモンの分泌量が増えたり不足したりすると、体にさまざまな影響を及ぼすのです。甲状腺が悪いときにあらわれる症状や原因をくわしく解説します。
甲状腺の腫れ
- 喉のあたりが少し膨れている
- 甲状腺に痛みがある
- ものを飲み込むときに違和感がある
- 甲状腺全体または片方が硬く腫れる
- 腫れや痛みの場所が移動する
- 甲状腺腫瘍
- 甲状腺機能の亢進
- 甲状腺機能の低下
甲状腺腫瘍が原因であれば、初期の段階では自覚症状はほとんどありません。しかし腫瘍が大きくなると、首のしこりや飲み込むときの違和感などの症状が現れることがあります。甲状腺機能が亢進したり、低下したりした場合には、現れる症状や原因が異なります。
甲状腺機能亢進症による症状
- 脈が早い
- 体重減少
- 手足が震える
- 発汗増加と暑がりである
- 疲れやすい
- バセドウ病
- 中毒性多結節性甲状腺腫(プラマー病)
- 甲状腺炎
- 単一の中毒性結節
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている状態です。ホルモンの分泌量が増えることで、代謝が異常に高まるため、脈が早くなったり発汗量が増えたりします。
甲状腺機能亢進症になる主な原因は、バセドウ病です。通常は、自己抗体は細胞を傷つけて、機能を低下させています。バセドウ病の場合は、自己抗体によって甲状腺が刺激されるため、甲状腺ホルモンが過剰に生産・分泌されるのです。
甲状腺機能低下症による症状
- 気力がない
- 眼や顔、全身のむくみ
- 寒がり
- 体重増加
- 動作が鈍くなる
- 橋本病
- 萎縮性(いしゅくせい)甲状腺炎
- 亜急性甲状腺炎
- 薬物
- 甲状腺の手術
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌量が不足することで体中にホルモンが行き渡りにくくなり、さまざまな症状を引き起こします。甲状腺機能低下症の主な原因といわれているのが、橋本病とも呼ばれる慢性甲状腺炎です。
橋本病になると、甲状腺に自己免疫による炎症が起きることで機能が低下し、むくみや気力のなさを生じさせます。萎縮性甲状腺炎の場合は、ホルモンの分泌にブレーキをかける抗体によって甲状腺が萎縮してホルモンが不足し、機能低下を引き起こすのです。
甲状腺の病気は病院の何科を受診する?
甲状腺の病気の治療を受けるときには、内分泌科または耳鼻咽喉科を受診しましょう。ただし、甲状腺の病気はさまざまな症状が現れるため、風邪や自律神経失調症などと診断されることもあります。
「体の不調は甲状腺の異常が原因かもしれない」と感じたら、甲状腺に特化した病院や専門医がいる病院を受診してください。
甲状腺の不調を自分で治すには?
甲状腺の不調はさまざまな病気が考えられるため、自分で治すのは難しい場合もあります。しかし、普段の生活を見直すことで、甲状腺の不調を改善したり防いだりできる可能性もあるのです。ここでは、甲状腺の不調を自分で治す方法を紹介します。
田中明緒先生
鍼灸師
注意すべき食品はヨウ素を含む海藻類です。必要以上のヨウ素を摂取すると甲状腺の組織が破壊され、橋本病(慢性甲状腺炎)発症の可能性があります。日本人はヨウ素が多く含まれる海藻類の摂取量が多いため、甲状腺機能低下症の方は昆布、ヒジキ、もずくなどは制限する必要があります。
タバコを控える
甲状腺の不調を改善する方法は、喫煙者であればタバコを控えることです。タバコを吸うと脳卒中や肺がんだけではなく、バセドウ病にもなりやすいといわれています。
喫煙者がバセドウ病になったら、病院での治療で行うステロイド治療は非喫煙者よりも効果が得られにくいこともあるのです。
ストレスを抑える
- 不規則な食事
- 仕事
- 人間関係
甲状腺の不調を自分で治すには、ストレスを抑えることも大切です。ストレスがあるときは自律神経が乱れている状態で、甲状腺ホルモンはこの自律神経に大きな影響を与えるといわれています。ホルモンが過剰になっても不足しても自律神経が乱れる原因になるのです。
自覚はなくてもストレスを感じていることもあるため、気持ちも体もリフレッシュできることを定期的に行うと、ストレスを抑えられるでしょう。
食事を改善する
- マッシュルーム
- ニンニク
- 海鮮類
- 卵
- 牛乳
- 大豆が原料の食べ物
- アブラナ科の野菜
- ピーナッツ
食事を改善することも、甲状腺の不調を治すことにつながります。栄養バランスのよい食事を1日3食とるのはもちろんですが、甲状腺に悪い食べ物は控えて、よいといわれている食べ物を積極的に食べるのもおすすめです。
田中明緒先生
鍼灸師
甲状腺にいい食べ物の1つのマッシュルームなどに含まれるセレンは甲状腺のカルシウム吸収量の調整に役立つためおすすめです。それに対して大豆を原料としている食べ物やアブラナ科の野菜、ピーナッツなどにはゴイトロゲンが入っているので甲状腺が気になる方は気を付けましょう。
甲状腺に効くツボを知っておこう
甲状腺の不調は、病院での治療を受けないと治らない病気もありますが、ツボ押しをすることで改善することもあります。甲状腺に効くツボを知って、不調が現れたらツボ押しで改善しましょう。
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