ストレートネックは生まれつき?正常な首の骨は?セルフチェック方法も
ストレートネックや頚椎の逆カーブは生まれつきでしょうか?または、首が長い人の方がなりやすいのでしょうか?この記事では、ストレートネックの原因とセルフチェックの方法を紹介します。正しい首の骨のカーブも紹介するので、参考にしてください。
目次
ストレートネック(スマホ首)はどんな症状?
ストレートネック(スマホ首)になると、頭痛やめまい、肩こりなどの症状が起こります。ひどくなると、手足のしびれや気分の落ち込みなど日常生活にも支障をきたす症状を引き起こすため、ストレートネックにならないよう普段の姿勢を意識することが重要です。
首の骨(頚椎)がまっすぐ・または逆カーブの状態
ストレートネック(スマホ首)とは、首の骨である頚椎が生活習慣や怪我などでまっすぐになったり、後ろにカーブしたりした状態です。歪んだ頚椎は重い頭部を正しい位置で支えられず、首が前に出たり、猫背になったりします。
高林孝光先生
柔道整復師
ストレートネックの方は血流がとても悪くなっているので、肩こり、頭痛、めまいを伴っている方が多いです。寒い時期はマフラーを巻いたりなどで冷やさない工夫をして下さい。
正しい首の骨(頚椎)のカーブは?
本来、首の骨(頚椎)は、自然な弓なりに前弯していて、これを生理的前弯と呼びます。この生理的前弯によって重い頭部を支え、首から下の胸椎、腰椎を含む脊椎全体が自然にS字カーブを描き、全身の姿勢バランスを保っているのです。(※1)
高林孝光先生
柔道整復師
頚椎は筋肉の損傷や疲労などで「筋防御」と言って負担がある所の筋肉が硬まると、筋肉が縮んで関節が詰まりカーブがなくなります。
ストレートネックになる原因は生まれつき?
ストレートネック(スマホ首)になる原因は、日常生活での姿勢などが原因の後天的理由と生まれつき頚椎のカーブが浅かったり、まっすぐの状態だったりする先天的理由があげられます。ここでは後天的・先天的両方の特徴について解説します。
後天的の場合がほとんど
- 長時間のパソコン作業
- スマホ・タブレットの長時間操作
- 長時間の特殊姿勢(スポーツ・楽器演奏など)
- 怪我や事故
ストレートネック(スマホ首)になる原因はさまざまですが、長時間同じ姿勢での作業やうつむいた姿勢がストレートネックの主な原因です。頭部の重さは、正面を向いた姿勢に比べるとうつむき姿勢の場合は約5倍ほどの負担を頚椎にかけるといわれています。
また、ストレートネックのタイプもさまざまです。猫背などの姿勢不良でおこるタイプや骨盤のゆがみが原因でおこるタイプ、外反母趾などによる足元のバランスが崩れることによって起こるタイプなどストレートネックとひとくくりでもさまざまな原因やタイプがあるのです。
高林孝光先生
柔道整復師
ストレートネックは後天的な場合がほとんどです。デスクワークなどの長時間労働でなる場合が多いですが、交通事故のむち打ちなどで起こる場合もあります。
先天的(生まれつき)の場合も
ストレートネックは首のアーチが浅いなど先天的な理由でおこる場合があります。また、生まれつき首が長い人はストレートネックが悪化しやすい場合もあるのです。
先天的な理由でのストレートネックが疑われる場合は、整形外科などの医療機関で背骨から首にかけてのレントゲンで身体の歪みの状態などを診てもらうことが重要です。
ストレートネックのセルフチェック方法
自分がストレートネック(スマホ首)なのかどうか簡単にチェックすることが可能です。ここでは、セルフチェックの方法について詳しく紹介します。
- 壁に背を向けて立つ
- かかと・お尻・背中・肩を壁につけて立つ
- わずかに顎を引く
- 頭が壁につくかどうか確認する
壁に沿うように立った際に、後頭部が壁から離れている場合は、ストレートネックになっている可能性があります。頭痛や肩こり、めまいなどの自覚症状がある場合は、医療機関や治療院などで治し方を相談しましょう。
ストレートネック解消の治し方は?
ストレートネックの治し方は、症状の程度によってさまざまです。軽い肩こりや疲労感程度の自覚症状であれば、セルフストレッチや日常での姿勢意識で緩和する可能性があります。しかし、日常生活に支障が出るほどの症状がある場合は、専門的な治療が必要です。
ここでは、ストレートネックの治し方について紹介します。
首のストレッチをする
肩こりや眼精疲労など比較的軽い自覚症状の場合や長時間のパソコン・スマホ操作の合間にできる簡単なストレッチを紹介します。
- 背筋を軽く伸ばした姿勢で椅子に座る
- 伸ばしたいほうと反対側の手を側頭部に添える
- 息を吐きながらゆっくり頭を傾けて首を伸ばす
- 反対側も同様におこなう
- 指を組み後頭部にあてる
- 手で後頭部を押すように首の後側を伸ばす
- 両手を重ねて胸にあてる
- 肩が上がらないように首の前側を伸ばす
- それぞれ10秒程度伸ばす
長時間の同じ姿勢は、筋肉を固くし、ストレートネックを悪化させます。前後左右まんべんなく首の筋肉を伸ばしましょう。首のストレッチは呼吸が止まりやすいため、伸ばすタイミングで息を吐くことがポイントです。
整体・マッサージを受ける
生まれつきストレートネックなのか心配な場合やセルフストレッチでは物足りないという人は、整体などの治療院でマッサージを受けることをおすすめします。専門家に見てもらうことで、身体がどのように歪んでいるのかがわかり、適切な治療アドバイスを受けられます。
整形外科を受診する
日常生活に支障が出るほどの自覚症状がある場合や生まれつきのストレートネックという場合は、整形外科を受診することをおすすめします。重症の場合は手術が必要になる場合もあるため、自分の状態に合った適切な治し方を相談しましょう。
生まれつきストレートネックが疑われる場合は整形外科へ
生まれつきのストレートネックは自力ではなかなか治らないため、レントゲン撮影などで専門家の診断を受けることが重要です。症状が軽いからとそのままにしておくと筋肉が骨と癒着し、重症化する恐れがあるため、我慢はせず、医療機関で適切な治療を受けましょう。
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