ゲームによる肩こり・首こり｜おすすめ体勢やストレッチを解説！対策グッズも

スマホやパソコンのディスプレイを長時間見ながらゲームに夢中になる人もいるでしょう。ゲームのやりすぎは肩こりだけでなく頭痛や首が痛いなど、体の不調を引き起こします。ゲームで肩こり・首こりを防ぐ姿勢やストレッチ法を紹介するので参考にしてください。

ゲームで肩こりになるのは、姿勢の悪さが原因です（※1）。ゲームに夢中になると画面に集中して、前かがみになる人も多くいます。頭が前にでた姿勢だと、首と肩だけで頭を支えることになるため、肩や首に大きな負担がかかり肩こりや首こりが起こりやすいです。

また、うつ伏せや仰向けで寝ながらゲームをすると、首にかかる負担が大きくなります。特に、左肩や右肩のどちらかを下にする体勢は、片方の肩にだけ負担がかかってしまいます。画面との距離も近くなり、肩こりだけではなく、目が疲れる原因にもなるのです。

ゲームで肩こりになるのは、筋肉の緊張による血行不良も原因です。ゲームに集中すれば自ずと体に力が入ります。テレビゲームはコントローラーで操作するため、腕や肩に力が入るはずです。スマホでゲームをするときも、指先を動かすときに腕や肩に力が入りやすくなります。

少しの時間だけゲームをするのであれば、肩こりもそこまでひどく感じません。しかし、体に力が入った状態が長時間続くと、筋肉が常に緊張した状態となり血行不良が起こります。その結果、ひどい肩こりを感じる原因となるのです。

ゲームによる肩こりは、目や脳を酷使したことによる疲労も原因の1つです（※2）。ゲームは常に画面を見て集中するため、目も疲れます。特にキャラクターが動き回るゲームだと、常に目を動かす状態が続き眼精疲労が起こりやすくなります。

また、長時間のゲームは、常に頭で考えて脳を動かしている状態です。目や脳の疲労は自律神経を乱す原因となります。自律神経のバランスが崩れると血流の流れが悪くなります。そして、筋肉の緊張が高まり、肩こりや首こりが起こるのです。

ゲームによるストレスの蓄積も肩こりの原因です。ゲームへの没入感が高まれば、イライラを感じる機会も多くなるでしょう。勝敗の決まるゲームならなおさら、ゲームに負けるとイライラしてしまいます。

体はストレスを感じると交感神経が優位になります。その結果、血管の収縮が起こり、血行不良を引き起こすのです。血行が悪くなれば筋肉が緊張した状態となり、肩こりや首こり、腰痛など、体の不調を感じやすくなります。

ゲームによる肩こりや頭痛を防ぐには、正しい姿勢を維持して、肩こりになりにくい体勢を保てるかどうかがポイントです。椅子や座椅子に座るときの正しい座り方を紹介するので、体に負担をかけない体勢でストレスなくゲームを楽しみましょう。

コントローラーは肘掛に手を置いたまま操作して、肩に力が入らないようにします。椅子に座るときには、深く腰かけることも重要です。浅く座ると反り腰になりやすくなります。反り腰は肩こりだけでなく、腰が痛くなる原因となるため気を付けましょう。

椅子だけでなく、座椅子を使うときにも正しい座り方があります。正しく座椅子に座ることで、肩だけでなく腰への負担も減らせるでしょう。

座椅子は足よりも腰が高い位置にくるように、高さがあるものがほとんどです。しかし、高さのない座椅子の場合は、クッションの上に座って足よりも腰が高くなるようにします。椅子と同じように、背もたれにもたれすぎると腰が反ってしまうので気を付けましょう。

床やソファに座るときでも、骨盤を立たせた座り方をすれば問題ありません。しかし、床であぐらをかいたり、ソファに座ってゲームをしたりすると、前傾姿勢や猫背になってしまいます。そうなると、骨盤の歪みの原因となり、肩こりや首こりの発症にも繋がるのです。

また、ソファは商品によっては 座面が柔らかいものもあります。座面が柔らかいと腰が沈みやすく、正しい姿勢が維持できません。背骨のS字カーブが維持できるように、座面が硬くて背もたれのある椅子や座椅子を使ってゲームをするのがおすすめです。

ゲームによる肩こり・首こりを解消するストレッチを紹介します。ゲームの合間やロード中、ゲーム中でもできる簡単なストレッチです。肩甲骨はがしのストレッチを取り入れれば、筋肉の緊張もほぐせて血行もよくなり肩こりが酷くなるのを防ぐ効果を期待できます。

肩甲骨を寄せることよりも、胸を張ることを意識しながら行うのがポイントです。

まずは、椅子に深く腰掛けて、お尻の後ろ辺りで両手を組みます。背筋はきちんと伸ばしてから行いましょう。

組んだ手を上げられるところまで、ゆっくりと上げていきます。気持ちいいと感じるところで止めて、10～15秒ほどキープします。

ゆっくりと息を吐きながら、組んだ手を下ろしてください。このときに、猫背にならないように注意しましょう。

同じ動作を10回ほど繰り返します。肩こりの症状がひどい場合には、無理のない回数から行うとよいでしょう。

ゲームでの肩こりを解消するためにおすすめのグッズを3つ紹介します。肩こり対策グッズを使って、筋肉の緊張を和らげて血行改善をしましょう。そうすれば、体への負担を軽減しながらゲームを楽しめます。

ゲーミングチェアは、長時間座っていても身体に負担がかかりにくい構想をした椅子です。座ったときに骨盤を立たせて、背骨がS字カーブを描くようになっています。自然と姿勢が正されるため、長時間座っていてもストレスなく肩こりにもなりにくいのが特徴です。

肩こりや首こりになるのは、骨盤を立たせた座り方ができていないのが1つの原因です。正しい座り方で椅子に座っても、気づけば反り腰になったり背中が丸くなったりするときもあります。

そんなときは、骨盤クッションを使って骨盤を立たせるためのサポートをしましょう。骨盤を立たせた状態が維持できれば、自然と身体に負担をかけない体勢も維持できます。

肩こりや首こりを解消するには、マッサージ機を使うのもおすすめです。マッサージ機に座りながらゲームをするのもよいでしょう。マッサージ機を使えば、緊張した筋肉も和らいで血行不良も防げます。

リラックスしながらゲームもできるので、ゲームによるストレスの蓄積も防げるでしょう。

ゲームをするときは、肩こりや頭痛を防ぐための対策グッズを使うのがおすすめです。ゲームをしながらストレッチをして、目や脳を酷使しないように休憩を取りましょう。楽しくてつい長時間ゲームをしがちですが、ゲームはほどほどに体に負担をかけないことも大切です。

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