反張膝(反り膝)のチェック方法は?原因は生まれつき?治す方法も
反張膝(反り膝)の原因は生まれつきでしょうか?どんな人がなりやすいのでしょうか?今回は、反張膝のセルフチェック方法を紹介します。反張膝の原因や治す方法も紹介するので参考にしてみてください。
目次
反張膝(反り膝)とは?
反張膝とは具体的にどのような症状なのか、なりやすい人の特徴を紹介します。
膝が後ろに反る現象のこと
膝が弓のように後ろに反ってしまう現象のことを反張膝(はんちょうしつ)といいます。これは本来の正常な可動域を超えて反らせることで、膝に負担をかけながら股関節と膝関節を無理やり安定させている状態です。
直立したときに真っ直ぐ、またはわずかに前側に曲がった状態で保たれている膝が正常といえます。
なりやすい人の特徴
- 女性や子供
- 膝周囲の筋肉の緊張に差がある
- 膝関節を反らせる動作が多い
- 競泳をしている
女性は出産に適応するために関節の周囲の組織が柔らかく作られており、筋肉を使わず関節に頼った立ち方をしてしまうことがあり、反張膝になりやすいです(※¹)。子供の反張膝は、成長とともに改善されていきます。動作やスポーツも反張膝の原因になることがあります。
反張膝のセルフチェック方法
反張膝のセルフチェック方法を紹介します。脚の状態や姿勢を確認しましょう。
反張膝と正常な膝の見分け方
横から見たときに、大転子(太ももの付け根の外側を押すと触れる骨)と膝の横、外くるぶしの3点が一直線になっている状態が正常です。膝の横が大転子よりも後ろに位置している場合、可動域を超えて膝が伸びてしまっている過伸展の状態で、反張膝の症状がみられます。
反張膝の人に多い症状
- 膝や膝裏の痛み
- 腰、背中、肩のこりや痛み
- 太ももの前側が張る
- かかとの皮膚が厚くなる
- ふくらはぎの過度な疲労やむくみ
- 口呼吸
- O脚やX脚
反張膝の人はお尻の中で最も大きな筋肉である大殿筋や、太ももの裏側にあるハムストリングスの筋力が低下しています。歩行時に脚を後ろに出すための「股関節の伸展」がうまくできずに、前ももの筋肉を過剰に働かせ、張って太い状態になるのです。
反張膝になることで体がゆがみ、足裏の重心の位置が偏ります。つま先よりかかとに重心がかかっているため、厚い角質ができ足裏の皮膚が厚くなります。足首が硬く足の甲が伸びている状態が続き、ふくらはぎが休まらないことが疲労やむくみの原因です。
反張膝の原因とは?
- 生まれつき
- 関節が柔らかい
- 立ち方が悪い
- 足首の柔軟性がない
- スポーツや習い事
もともと関節が柔らかいため、可動域を過度に超えた体の使い方が癖になるケースは女性に多くみられます。立ち方が悪く膝周りの筋肉がアンバランスになる、バレエやダンスなどで膝の関節を反らせて使う動きをすることも反張膝になる原因です。
反張膝は、本人の意識で改善することが可能ではあるものの、生まれつきの骨格による場合は専門家に相談する必要があります。
反張膝を治す方法は?
ここからは反張膝の治し方を紹介します。反張膝を治すにはトレーニングやストレッチ行い、低下した筋力を向上させます。関節に頼らない体の使い方を覚え、癖を治しましょう。
トレーニング
脚全体の筋力を向上させ、関節に頼る立ち方の改善と膝の負担を軽減しましょう。効率よく鍛えるスクワットの方法を紹介します。
- 足を肩幅に開く
- 息を吸いながら膝を曲げる
- 息を吐きながら伸ばす
- 10回繰り返す
正面から見て膝がつま先より内側に入らないように意識しましょう。頭からお尻まで一直線の状態を保ち、足の裏全体に均等に体重をかけて行います。1日に3セット、継続してトレーニングすることをおすすめします。
ストレッチ
足首を柔らかくするストレッチを紹介します。
- 仰向けに寝る
- つま先を上げふくらはぎを伸ばす
- つま先を下げ足の甲とすねを伸ばす
- 30回行う
意識して足首を動かし、柔軟性を高めることで反張膝が改善されます。習慣化するために、起床後と寝る前に実践することがおすすめです。
サポーター
サポーターやテーピングなどで、膝を固定しリハビリを行いながら整える方法があります。サポーターで膝が反るのを防ぎながらリハビリによって筋肉のバランスを整えることで、膝への負担を減らして痛みを改善します。
鈴木議紳先生
柔道整復師
サポーターは装着したままですと血行が悪くなり、筋力も弱くなることがあります。動きが多い時間のみ装着した方が良いでしょう。テーピングもかゆみや皮膚がかぶれた場合は、はがして症状が引いてから再貼付しましょう。専門家のアドバイスが必要です。
歩き方の改善
- 下腹部をへこませ骨盤を立てる
- 腕を後ろに振るよう意識する
- かかとから着地する
- 足の指を使い地面を蹴る
- 膝とつま先は正面に向ける
正しい姿勢を意識して歩くことで、反張膝を改善できます。骨盤は骨の上に骨を乗せるようにまっすぐ立てましょう。頭は高い位置のまま、腕の振り方や足の正しい向きを意識することが大切です。関節ではなく骨で重心を支える姿勢を保つことで、安定した歩行が実現します。
専門家に相談する
反張膝には、鍼灸や整体、超音波などによる治療法があります。これらの方法にトレーニングやストレッチを並行して行うとよいでしょう。
鈴木議紳先生
柔道整復師
膝に負担がかかる原因の1つにやはり骨盤の歪みの可能性があります。膝とつま先が正面に向けづらい場合はまず骨盤が歪んでないか、大腿骨が外側に外れ気味でないかなどチェックする必要があります。反張膝が改善しづらい場合は専門家の検査も受け平行してトレーニングしましょう!
反張膝(反り膝)かチェックして改善しよう
セルフチェックで反張膝に当てはまったら、早めの対策をおすすめします。トレーニングやストレッチなどを行いながら、日常生活での立ち方や歩き方にも意識を向けましょう。症状や痛みがひどい場合は専門家に相談してください。
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