正座による足のしびれの治し方|痺れる原因・メカニズムや対策方法も解説!
正座で足がしびれて悩んでいませんか?この記事では、正座による足のしびれの治し方や対策方法を紹介します。正座で足がしびれる原因やメカニズムについても解説するので参考にしてください。
目次
正座の足のしびれをすぐに治したい
正座をしていると足に「ジーン」という感覚がしたり「ピリピリ」「ビリビリ」とした痛みを感じたりすることがあります。このようなしびれを感じているときは、すぐに立ち上がれないため「足のしびれをすぐに治したい」と思う人も多いはずです。
ここでは、正座で足がしびれる原因や足のしびれの対策法などを解説します。正座で足がしびれたときのために、正座の足のしびれの対処法も確認しておきましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
正座をしているとなぜ痺れてくるのかという原因やメカニズム・対処法を知っていると、正座をしていて痺れることを事前に防ぐことができます。正座をする時の対策法もあるので、自分の体に合うやり方を見つけましょう!
正座で足がしびれる原因は?なぜ起きる?
正座による足のしびれを治したり、防いだりするには、正座で足がしびれるメカニズムを知る必要があります。まずは、正座で足がしびれる原因をくわしく解説します。
正座で足の血流障害が起きている
正座で足がしびれるのは、正座で足の血流障害が起きていることが原因です(※1)。正座を長い時間続けていると、足の血管が圧迫されて血流が悪くなり、末梢神経の酸素が不足してしまいます。
その結果、末梢神経は機能低下を引き起こして、しびれにつながる異常電流が流れるのです。正座中には血流の悪化が原因でしびれが起きますが、正座後には血流の循環が再開することで痛みを伴うしびれが表れます。
正座で膝にも痛みが出る
正座をしていると、膝にも痛みがでることがあります。正座の姿勢は膝を曲げた状態なので、膝に負担がかかります。正座を長時間続けた場合、半月板や軟骨の弾力性がなくなって軟骨同士がこすれてすり減ってしまうのです。
そうなると、変形性膝関節症になりやすく、正座をしたり歩いたりすると膝に痛みを感じるようになります。体重が大きい場合には、膝への負担も大きくなるため、痛みも強くなるといわれています。
エコノミークラス症候群になる場合もある
正座をしすぎると、エコノミークラス症候群になる場合もあります。正座をすることで血流が悪くなり、血管が詰まって血栓ができやすくなります。その結果、血栓が肺に流れ込み、エコノミークラス症候群を発症する可能性が高くなるのです。
この状態を放置すると足の組織障害が起き、最悪の場合には足の筋肉が壊死する恐れもあります。筋肉が壊死した場合、筋肉にある有害物質が血流に乗り、心臓停止してしまうこともあります。
正座で足のしびれが起きたときの治し方・対処法
正座で足がしびれたときには、少しでも早く治したいと思う人が多いはずです。ここでは、姿勢を崩したりマッサージをしたりなど、正座で足のしびれが起きたときの治し方・対処法を紹介します。
すぐに正座の姿勢を崩す
正座で足のしびれが起きたときの治し方・対処法の1つは、すぐに正座の姿勢を崩すことです。血管を圧迫し、血流が悪い状態が長く続くと、末梢神経が酸素不足になるだけではなく、足の筋肉が壊死する恐れがあります。
足にしびれを感じたら、足を崩したり立ったりして、足を休憩させましょう。足のしびれを感じていない場合でも、定期的に姿勢を変えて足に負担がかからないようにすることが大切です。
マッサージをする
正座でしびれが起きたら、マッサージをする対処法もあります。しびれを感じる部分を親指で押すと血流がよくなり、末梢神経の酸素不足も解消され、足のしびれが和らぎやすくなります。
片方の足をもう片方の足と太ももで挟んで筋肉をほぐす方法も、正座による足のしびれ解消につながる方法です。
重心を変えて足を休ませる
重心を変えて足を休ませる方法も、正座で足がしびれたときにできる対処法です。足のしびれを感じたら、片方の足に重心を変えて、もう片方の足を休ませます。交互に行えば、片方の足には負担がかかりますが、もう片方は休ませられるため、しびれは起きにくくなるでしょう。
足首を交差する
正座による足のしびれを治すには、足首を交差する方法もあります。正座中にしびれが起きたら、腰を浮かせて足首を交差し、その部分に体重をかけて座ります。そうすると、足のしびれが10〜15秒ほどで治まることがあるのです。
立ち上がる前につま先を立てる
正座で足がしびれたときには、立ち上がる前につま先を立てる方法も効果的です。やり方は、立ち上がる前につま先を立てて、かかとの上にお尻を置きます。かかとに少しずつ重心をかけていくと、しびれも少しずつ治まるでしょう。
足がしびれているときは足が麻痺している状態です。その状態ですぐに立ち上がると、転倒をしてけがをする恐れがあります。立ち上がる前につま先を立てて、しびれが治まってから立ち上がりましょう。
正座による足のしびれの対策方法
正座で足がしびれてから対処するよりも、足がしびれるのを防ぎたい人も多いのではないでしょうか。正座による足のしびれが起きにくくなる対策方法もあります。自分に合う対策方法で、正座による足のしびれを防ぎましょう。
重心を前にしてお尻を浮かせる
正座による足のしびれの対策方法の1つは、重心を前にしてお尻を浮かせることです。重心をうしろに置くと、足に負担がかかってしびれやすくなります。背筋を伸ばして、重心を体の前に置くことを意識しましょう。
重心を前にすれば、足首や足の甲に負担がかかりにくくなり、足のしびれを防げる可能性があります。かかとを開いて正座をすれば、かかとにお尻が乗ることがなく、足首に重心がかかりにくくなります。
足の親指を重ねる
足の親指を重ねることも、正座による足のしびれの対策方法です。正座をするときに、両足の親指を重ねるように座ります。ときどき上下の指を入れ替えることで軽度な運動になるため、血流の悪化を防いで足のしびれが起きにくくなります。
休憩をとる
正座による足のしびれは、休憩をとることで防げる可能性があります。正座で足がしびれるのは、血管や神経を圧迫したことによる血流の悪化が主な原因です。そのため、ときどき足を動かすだけでも、血流が悪化しにくくなり、足もしびれにくくなります。
正座の姿勢を崩せる状況であれば、立つか足を伸ばすと圧迫をなくせるため、さらに効果的です。
座布団や正座椅子を使う
正座による足のしびれの対策として、座布団や正座椅子を使うのもおすすめです。硬さのある床や畳の上で正座するよりも、柔らかい座布団の上に座る方が足の甲に負担がかかりにくくなります。
正座椅子の場合は、お尻と足の間に入れて使うため、足首や足の甲が圧迫されることがありません。正座椅子は足のしびれを防ぐだけではなく、腰痛がある人や膝に持病がある人にもおすすめです。
正座で足のしびれが起きたら正しく対処しよう
正座で足のしびれが起きるのは珍しいことではありません。足がしびれない対策をしていても、しびれが起きる可能性はあります。正座で足のしびれが起きたら、姿勢を崩したりマッサージをしたりして、正しく対処しましょう。
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