【簡単】大胸筋をほぐすストレッチ|筋トレ前・後に分けて解説!緩める効果も
大胸筋(だいきょうきん)は前胸部にある最も大きな筋肉です。大胸筋が硬いと肩こりになってしまいます。今回は大胸筋のほぐし方を【ツボ押しマッサージ・筋膜リリース・ストレッチ】に分けて紹介します。ストレッチの効果や硬い時のデメリットも紹介するので参考にして下さい。
目次
- 大胸筋はどこの筋肉?役割は?
- 鎖骨の下から上腕部の付け根まで正中線に沿ってある筋肉
- 上腕を曲げたり内転させる役割
- 大胸筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?
- 大胸筋が硬い原因
- 大胸筋が硬い時のデメリット
- 大胸筋をほぐす効果
- 大胸筋のほぐし方は?
- ツボ押しマッサージ
- 筋膜リリース
- ストレッチポール
- ストレッチ
- 筋トレ前にオススメの大胸筋をほぐす動的ストレッチ
- ①立って行う大胸筋ストレッチ【難易度:低】
- ②寝ながらできる大胸筋の動的ストレッチ【難易度:中】
- ③膝立ちで行う大胸筋の動的ストレッチ【難易度:低】
- 筋トレ前にオススメの大胸筋をほぐす静的ストレッチ
- ①立ったままできる大胸筋のストレッチ【難易度:低】
- ②寝ながらできる大胸筋ストレッチ【難易度:低】
- ③四つんばいで行う大胸筋ストレッチ【難易度:低】
大胸筋はどこの筋肉?役割は?
大胸筋は前胸部で最も広く大きな筋肉で、平らで扇状な形が特徴です。上腕を曲げたり、内転させたりする役割があり、呼吸とも深い関わりがあります(※1)。大胸筋の場所や役割について詳しく説明します。
鎖骨の下から上腕部の付け根まで正中線に沿ってある筋肉
大胸筋は鎖骨の下から上腕部の付け根まで正中線に沿って体の左右対称にある大きな筋肉です。男性は胸板、女性はきれいなバストラインなど見た目に大きく関わります。
筋肉が付着している部分が鎖骨、胸骨、腹筋と広いためそれぞれの筋肉が走行する方向が違うことが特徴です。
上腕を曲げたり内転させる役割
大胸筋の役割は上腕を曲げたり、内転させたりすることです。鉄棒にぶら下がって体を引き上げたり、胸を内側に閉じたりするときにも使います。胸骨肋骨を引き上げて呼吸を補助します。
高林孝光先生
柔道整復師
大胸筋や三角筋、背部の筋肉を鍛えると背が高く見えます。特に大胸筋は頭を下げれば自分でも筋肉の発達が分かるので、鍛えた感じが分かります。
大胸筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?
大胸筋を柔らかくほぐす効果は、姿勢の改善や肩や首などの筋肉の凝りの改善など多くあります。大胸筋が硬くなる原因やデメリットなども詳しく解説します。
大胸筋が硬い原因
・パソコンやスマホの長時間の利用
・運動不足
・加齢
長時間のパソコンやゲーム、スマホの使用は前傾姿勢になります。猫背や巻き肩など姿勢が悪いことで大胸筋が収縮して硬くなるのです。また運動不足や加齢も大胸筋の収縮に影響を与えます。日頃から大胸筋を緩めるよう心がけましょう。
高林孝光先生
柔道整復師
「ふるえ産熱」と言って筋肉がふるえると熱がつくられます。そのため大胸筋のような大きなアウターマッスルが衰えると、冷えの原因にもなるので注意が必要です。
大胸筋が硬い時のデメリット
・肩や首の凝り
・巻き肩や猫背など姿勢の悪化
・バストラインの低下
・腕や胸の動きの悪化
・腕の痛み、しびれ、冷え
大胸筋が硬い時のデメリットは巻き肩や猫背などの姿勢が悪化です。姿勢が悪くなることで肩や首の筋肉の凝りが悪化しやすくなります。
胸や腕の動きが悪くなるだけではなく、血流の悪化から腕に痛みやしびれがでてくることも。またバストラインが低下したり見た目の影響もあります。
大胸筋をほぐす効果
・巻き肩、猫背の改善
・肩や首の凝りの改善
・バストアップ
・きれいなデコルテライン
・腕の痛み、しびれ、冷えの予防
大胸筋の柔軟性を上げると、収縮していた筋肉が伸びて肩甲骨が中央に寄るため、姿勢が改善できます。それにより血流もよくなり、肩や首の凝りも改善されます。
腕の動きが良くなることで痛みやしびれ、冷えなども改善されるでしょう。また埋もれていたデコルテが現れ、バストラインも美しくなります。筋トレやリハビリの効果を上げることもできるでしょう。
大胸筋のほぐし方は?
大胸筋を柔らかくするにはツボ押しマッサージや筋膜リリース、ストレッチポールを使った方法があります。簡単な柔軟方法なのでセルフケアしてみましょう。
ツボ押しマッサージ
大胸筋には中府(ちゅうふ)のツボを刺激し柔軟性を高めましょう。左右の鎖骨が途切れる場所、指1本分下の位置に中府はあります。
姿勢や肩こり首こりの改善だけでなく、呼吸器にも効くツボで風邪などにも効果が期待できます。反対側の指の腹で、円を描くようにクルクルとツボを押すのがおすすめです。イタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。
筋膜リリース
大胸筋を緩める方法には筋膜リリースもあります。
- 鎖骨の下と肩の間の膨らみにボールを当てる
- 正面を向き縁を描くように押し当てる
- 5回回したら反対回し
- 鎖骨の下のラインを中央に向かって流す
- 段々ボールのスタート地点を下にずらす
- 硬いところは重点的に縁を描いてほぐす
- 脇からちょっと上にずらしてほぐす
- 反対側も同様に行う
深呼吸をしながらイタ気持ちいい強さで行いましょう。筋膜リリースで大胸筋を緩めた後は巻き肩が解消され、肩が床につくようになります。
ストレッチポール
ストレッチポールを使って大胸筋を柔らかくほぐしましょう。肩や首の凝りの解消や姿勢の改善、体幹の強化も期待できます。
- ポールの上に仰向けで体をまっすぐ乗せる
- 腰、背中、頭をポールに乗せる
- 膝を曲げて両足を肩幅より少し広く開く
- 両腕を肩の高さで横に伸ばす
- 10〜20秒間キープする
体をまっすぐ、腕はT字になるように開くことを意識しましょう。呼吸は深くすることでほぐれやすくなります。
ストレッチ
- 反動を使わない
- 呼吸を意識する
- 肩甲骨を背骨に引き寄せる意識をする
- リラックスする
- イタ気持ちいい強さで行う
反動で行わずに、胸の開きや肩甲骨を背骨に引き寄せることに意識を向けましょう。呼吸はゆっくり深く、リラックスしながら行うこともポイントです。
強すぎるストレッチはかえって、筋肉を硬くします。筋トレを行う人だけでなく、疲労が溜まっている人や腕の痛みなどに悩む高齢者などにもおすすめです。
高林孝光先生
柔道整復師
大胸筋の血流を良くするのに簡単な方法があります。手のひらと手のひらを合わせて30秒から1分押し続けるとすぐに大胸筋が温まり血流が良くなります。
筋トレ前にオススメの大胸筋をほぐす動的ストレッチ
大胸筋を緩める動的ストレッチを3つ紹介します。動的ストレッチはダイナミックに筋肉を動かすことで血液循環を良くします。体温も上げ、関節の動きも滑らかにすることから、筋トレ前に適しているのです。
寝ながらできるストレッチもあるので是非試してください。
①立って行う大胸筋ストレッチ【難易度:低】
立って行う大胸筋の動的ストレッチを紹介します。
- 足を肩幅に開き両腕を前ならえのように伸ばす
- 右腕を斜め上、左腕を斜め下に開く
- 1の位置に戻す
- 両腕を勢いよく肩の高さで真横に広げる
- 大胸筋を伸ばす
- 腕を1の位置に戻す
- 右腕を斜め下、左腕を斜め上に開く
- 1に戻る
- 1〜8を5、6セット行う
腕の位置に気をつけて、思い切り伸ばすようにしましょう。呼吸を忘れずに行ってください。
②寝ながらできる大胸筋の動的ストレッチ【難易度:中】
寝ながらできる大胸筋のストレッチです。リズム良く行いましょう。難易度は中で、少しハードです。
- 仰向けで寝て膝を立てる
- 右手を頭の上に伸ばす
- 左手で右脇をつまむ
- 足を左側に倒し右足を左側にずらす
- 脇を左手で摘んだまま右腕を開くように広げる
- 顔は正面に残す
- 右手を閉じては開くを繰り返す
- 右手を開く方向は斜め上、斜め下、真横の3方向
- 1分間行ったら反対側も同様の姿勢で行う
腕を開く際は肩甲骨を床につけるイメージで行います。腰が痛い人は無理に腰をねじろうとしないでください。呼吸は止めずにリズミカルに行います。
③膝立ちで行う大胸筋の動的ストレッチ【難易度:低】
膝立ちで行う大胸筋の動的ストレッチを紹介します。
- 両膝立ちになる
- 腕の力を抜き、体の後ろで両手を組む
- ゆっくりと手をほどいて脱力する
- 1〜3を5回繰り返す
全力では行わずにリラックスして、リズム良くストレッチしましょう。腰が反らないように、呼吸を止めないようにします。
筋トレ前にオススメの大胸筋をほぐす静的ストレッチ
筋トレ前にオススメの大胸筋をほぐす静的ストレッチを紹介します。筋肉を静かに伸ばすストレッチで筋トレ後にもおすすめです。寝ながら簡単にできるものもあります。
①立ったままできる大胸筋のストレッチ【難易度:低】
筋トレ前に立ったまま簡単にできる大胸筋のストレッチを紹介します。
- 立って背中側で手を組む
- 手の甲を外側に向ける
- 胸が伸びるように手を上げる
- イタ気持ちいいところで15〜30秒キープする
ゆっくり呼吸をしながら行いましょう。痛いときは無理しないでください。
②寝ながらできる大胸筋ストレッチ【難易度:低】
寝ながら大胸筋の柔軟性を高めるストレッチを紹介します。腰痛も予防も期待できるストレッチです。
- うつ伏せになる
- 手のひらを下にして両手を横に伸ばす
- 左手で床を押しながら体を左向きにする
- 左膝を曲げて後ろにつける
- 右肩の前側と胸の筋肉を伸ばす
- そのままゆっくり3〜5呼吸する
- 反対側も同様に行う
リラックスして筋肉がしっかり伸びていることを意識しながらストレッチしましょう。
③四つんばいで行う大胸筋ストレッチ【難易度:低】
- 四つ這いの姿勢で右腕を外に広げる
- 右肩を床の方に近づける
- 肩甲骨を背中の中心に寄せて胸を張る
- 大胸筋の伸びを感じる
- 10〜15秒キープする
呼吸は止めずに深呼吸を繰り返します。手首やひじ、肩などにもし痛みや違和感を感じた場合は無理せずやめましょう。
大胸筋をほぐして柔らかくしよう
大胸筋は日常生活でもよく使い、姿勢や見た目にも大きく関わる筋肉です。凝り固まってしまうと肩こりや巻き肩などになってしまうだけでなく、バストラインなども低下してしまいます。こまめにストレッチなどでほぐすように心がけましょう。
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