【首こり改善】斜角筋をほぐすストレッチ|硬い原因やセルフマッサージ方法も
斜角筋(しゃかくきん)は首の深いところにある筋肉です。斜角筋が硬いと、首こりや肩こり、頭痛などの原因となるので注意が必要です。この記事では、斜角筋肉のほぐし方を【ツボ押しマッサージ・筋膜リリース・ストレッチ】などに分けて紹介します。斜角筋をほぐすストレッチの効果や硬い時のデメリットも紹介するので、参考にして下さい。
目次
- 斜角筋はどこの筋肉?役割は?
- 首の深いところにある筋肉
- 首の屈折と呼吸の補助をしている
- 斜角筋肉をほぐすストレッチ5選
- 斜角筋肉のほぐし方①頭を押さえるストレッチ
- ①右手で頭を押さえる
- ②頭をゆっくりと右に傾ける
- ③10〜15秒キープ
- ④反対側も同様に行う
- 斜角筋肉のほぐし方②上を向くだけストレッチ
- ①左鎖骨の下の皮膚を下に引っぱる
- ②首を右に傾けてから上を向く
- ③10〜15秒キープ
- ④反対側も同様に行う
- 斜角筋肉のほぐし方③胸を張るストレッチ
- ①後ろで手を組む
- ②手の甲を外側へ向ける
- ③胸を張って腕を上げ15~30秒キープ
- 斜角筋肉のほぐし方④テニスボールで筋膜リリース
- ①壁際に座る
- ②首の後ろにテニスボールをあてる
- ③そのまま壁にもたれて頭を押しつける
- ④反対側も同様に行う
- 斜角筋肉のほぐし方⑤ツボ押しマッサージ
- ①欠盆(けつぼん)を見つける
- ②人差し指と中指で指圧する
- 斜角筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?
- 斜角筋をほぐす効果
- 斜角筋が硬い時のデメリット
斜角筋はどこの筋肉?役割は?
斜角筋はどこにある筋肉で、どのような役割があるのでしょうか。斜角筋の場所や役割、ほぐし方などについて解説します。
首の深いところにある筋肉
斜角筋は首の深いところにある筋肉です。3つに分かれており、前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋でなり立っています。首の側面と肋骨をつないでいる筋肉です。
首の屈折と呼吸の補助をしている
斜角筋は首の前屈や側屈の役割をしている筋肉です。斜角筋は首から肋骨まで付いている筋肉で、肋骨を引き上げる役割もしています。吸息時に肋骨を引き上げることで、呼吸の補助にも貢献しています。
鈴木議紳先生
柔道整復師
斜角筋は頸椎と上部肋骨を結びつけ、頭部の屈曲・回旋・側屈や呼吸補助の働きをしています。前斜角筋と中斜角筋の間に神経(腕神経叢に至る)と鎖骨下動脈が通っているため、ここが硬くなると頭痛、首・肩凝り、腕のしびれ等をひき起こします。
斜角筋肉をほぐすストレッチ5選
凝り固まった斜角筋を緩めて、柔らかくほぐすストレッチを5つ紹介します。短い時間で簡単にできるストレッチです。トリガーポイントの解消に効果的なので、セルフマッサージとして取り入れてみましょう。
斜角筋肉のほぐし方①頭を押さえるストレッチ
頭を押さえて斜角筋を伸ばす、簡単なストレッチです。
①右手で頭を押さえる
右手で頭を押さえます。
②頭をゆっくりと右に傾ける
手でおさえたまま、頭をゆっくりと右に傾けます。無理のない範囲でよく伸ばしましょう。真横だけでなく、少しうつ向くように伸ばすと後頭部や首の後ろをほぐすことができます。
③10〜15秒キープ
10〜15秒キープします。息を止めずに、深呼吸をしながらストレッチしてください。
④反対側も同様に行う
反対側も同様に行います。
斜角筋肉のほぐし方②上を向くだけストレッチ
上を向くだけで斜角筋肉を緩められる、簡単なストレッチです。
①左鎖骨の下の皮膚を下に引っぱる
左鎖骨の下の皮膚を下に引っぱります。
②首を右に傾けてから上を向く
首を右に傾け、上を向きましょう。無理に上を向かずに、痛気持ちいと感じるところでストップしましょう。
③10〜15秒キープ
10〜15秒キープします。できるだけ首を伸ばしきったところで10〜15秒キープしましょう。呼吸は止めずに、深呼吸をしながらストレッチしてください。
④反対側も同様に行う
反対側も同様に行います。
斜角筋肉のほぐし方③胸を張るストレッチ
胸を張って斜角筋をほぐす簡単なストレッチです。立ったままでも座った状態でも行えます。
①後ろで手を組む
後ろで手を組みます。
②手の甲を外側へ向ける
手の甲を外側へ向けましょう。
③胸を張って腕を上げ15~30秒キープ
痛気持ちいいと感じるところまで胸を張って、腕を上げます。腕を上げたら15~30秒キープしましょう。この動作を3セット行います。深呼吸をしてリラックスしながらストレッチしてください。
斜角筋肉のほぐし方④テニスボールで筋膜リリース
テニスボールを使用した斜角筋の筋膜リリース方法を紹介します。斜角筋肉の筋膜リリースをするときは、深呼吸をしながら行ってください。
①壁際に座る
壁際に座ります。
②首の後ろにテニスボールをあてる
耳から首のラインと、首から頭の交差点にテニスボールをあてます。
③そのまま壁にもたれて頭を押しつける
テニスボールを挟んだまま壁にもたれて、痛気持ちいいと感じる程度に頭を押しつけます。30秒キープしましょう。
④反対側も同様に行う
反対側も同様に行います。
斜角筋肉のほぐし方⑤ツボ押しマッサージ
斜角筋をほぐして柔軟にするには「欠盆(けつぼん)」のツボ押しマッサージがおすすめです。欠盆は、首こりや肩こり、頭痛、疲れ目などに効果的といわれるツボです。ここでは、簡単にできるツボ押しマッサージの方法を紹介します。
①欠盆(けつぼん)を見つける
まずは欠盆(けつぼん)を見つけましょう。欠盆は、乳頭のライン上、鎖骨の上の大きなくぼみに位置するツボです。
②人差し指と中指で指圧する
人差し指と中指の腹を使って、欠盆(けつぼん)を指圧します。垂直に押してマッサージしましょう。5秒かけてゆっくり押しこみ、5秒かけて徐々に戻してください。5~10回ほど繰り返してほぐしましょう。
鈴木議紳先生
柔道整復師
欠盆のツボはPCでの作業のし過ぎなどで首・肩・胸の痛みや痺れがおこる頸腕症候群や斜角筋症候群、胸郭出口症候群など、腕神経叢に起因する症状にも効果が見込めます。上記の手順に従い、強く押しすぎないよう注意しながら行ってみましょう!
斜角筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?
斜角筋が硬くなる原因は、主に姿勢不良や長時間のPC・スマホ使用などです(※1)。斜角筋が緊張し、凝り固まることが原因で硬くなります。また、事故やスポーツによる外傷や損傷、楽器の長時間演奏による首への負担も、射角筋の柔軟性が失われる原因の1つです。
斜角筋をほぐして緩めることで得られる効果や、硬い時のデメリット硬いときのデメリットを解説します。
斜角筋をほぐす効果
・首こり改善
・肩こり改善
・ストレートネックの改善
・頭痛の改善
・腕の痛みやしびれの緩和
・背中や腰の痛みの緩和
斜角筋は、首回りに位置するデリケートな筋肉です。斜角筋をほぐそうと無理にゴリゴリ押すと、柔らかくほぐすどころか痛める恐れがあるので控えましょう。
斜角筋が硬い時のデメリット
・首こり
・肩こり
・頭痛
・腕のしびれや痛み
・背中や腰の痛み
斜角筋が凝り、柔軟性がなくなることで現れる症状として代表的なものは、首こり・ 肩こりです。腕のしびれや痛み、頭痛も現れます。離れた場所であるため関係なさそうでも、背中や腰の痛みに影響することがあります。
斜角筋をほぐして柔らかくしよう
斜角筋は首の深いところにある筋肉です。斜角筋が硬くなると、首こりや肩こり、頭痛、腕の痛みやしびれ、背中や腰の痛みを引き起こします。
斜角筋が硬くならないように、日頃からほぐして柔らかくすることが大切です。ツボ押しやマッサージ、ストレッチを行って斜角筋の凝りを緩め、柔軟性を上げておきましょう。
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