臀臑（ひじゅ）のツボが肩・腕の痛みに効く！効果・場所や押し方を解説！

臀臑 (ひじゅ)は首や肩、腕の不調を改善するのにおすすめのツボです。東洋医学では、臀臑の「臀」は腕、「臑」は柔らかい肉という意味があり、上腕の三角筋にあることから臀臑と名付けられました。

臀臑は腕のしびれや痛みに効果があるといわれています。四十肩・五十肩による肩の痛みはもちろん、腕や肩の動かしづらさを感じるときにもおすすめのツボです。

臀臑を刺激すると二の腕の血行が促進されて、溜まっていた老廃物が排出されます。そのため、手先の冷えやしびれ、腕のたるみを解消するのに効果的です。

腕の筋肉の血行不足が改善されれば、肩や首の血行促進にも繋がり、頭痛や眼球疲労を解消できます。他にも、血流がよくなることで関節の可動域も改善され、首のこわばりや痛みも改善されるのです。

臀臑の位置をくわしく紹介します。より効果が得られるように、正しいツボの場所を把握しましょう。

臀臑は、上腕にある肩の関節を覆う三角筋の付け根からやや内側の場所に位置します。肩の骨が出ているところから少し下の位置です。

臀臑を見つけるときは、腰に手を当てて腕を曲げると三角筋がわかりやすくなります。三角筋の先端から少し内側を押すと、痛みを感じる場所が臀臑です。場所がわかりづらい人は、腕を上げたときに上腕にできるくぼみから、指4本下の場所と覚えておきましょう。

臀臑は肩や首の痛み、腕のしびれなどに効果が期待できるツボで、即効性があるといわれています。肩や腕が動かしづらい、上げにくいと感じたときに刺激すると肩の可動域が広がり、ストレスも緩和されます。

臀臑は、強く刺激せずに優しく押すのがコツです。臀臑を刺激しながら首や腕、肩をゆっくりと回すとより効果を実感できます。

臀臑は押すと痛みを感じやすいツボです。しかし、強い痛みを感じる場合は、病気が隠れている可能性もあります。

臀臑を刺激して痛みを感じる原因には、以下の可能性が考えられます。

臀臑を押すと痛みを感じるときは、肩関節周囲炎（四十肩や五十肩）を発症している可能性があります。臀臑は三角筋の付け根にあるツボであるため、三角筋の下にある滑液包が炎症を起こしていることも考えられる原因のひとつです。

他にも、四十肩・五十肩と症状がよく似ている腱板断裂を起こしている場合が考えられます。

臀臑を押して痛みがあるにも関わらず放っておくと、症状が悪化する恐れがあります。病院へ行くべき症状の目安や、その場合は何科を受診すべきなのかをくわしく解説します。

臀臑を押すと痛みを感じるだけでなく、肩関節の動かしづらさや安静時にも激しい痛みがあるときは病院の受診しましょう。痛みを放っておくと、悪化してしまう恐れがあり、疾患の治療に時間がかかります。

整形外科を受診すると、必要に応じてレントゲンやMRI、超音波検査などを行います。痛みの原因となる疾患を見つけ、適切な治療を受けましょう。

肩や腕の痛みは日常生活に支障をきたすことも多くあります。痛みがひどく仕事も手につかない人もいるのではないでしょうか。臀臑は即効性があるといわれるツボです。肩や腕が痛いと感じたらツボを刺激して症状を和らげましょう。

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