ヒステリー球・梅核気に効くツボ3選｜喉の詰まりや違和感には天突が効果的？

「ツバを飲み込む時に、喉に違和感・詰まりがある」という経験はあるでしょうか。これは一般的にヒステリー球や咽喉頭異常感症といい、東洋医学では梅核気（ばいかっき）と呼ばれています。

飲み込み動作をする際に、梅の種があるような違和感・詰まりを感じますが、病院で検査しても特に異常はありません。では、ヒステリー球の症状には、どんな特徴があるのでしょうか。

セルフチェックをし、上記の項目が当てはまるならヒステリー球の可能性があります。しかし喉の腫瘍や糖尿病による喉の乾きなど、実際に身体に起因する場合もあるので不安な時は一度病院を受診しましょう。

ヒステリー球の主な原因は、ストレスによる自律神経の乱れです。不安や緊張などで強いストレスを受けると、交感神経が優位に働き食道周辺の筋肉を緊張させます。その結果として筋肉が異常に収縮し、喉の詰まりや違和感を生じることがあるのです。

治療期間には個人差がありますが、ヒステリー球の不快感を和らげるために上記のようなケアをすることができます。

ストレッチや腹式呼吸などで身体中の筋肉をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えることを意識しましょう。特に経穴（ツボ）へのアプローチは、ヒステリー球が改善できるといわれています。

ヒステリー球も含めて経穴（ツボ）によって身体の不快感が改善することは、不確かな民間療法などではなく西洋医学でも認められています。経穴（ツボ）押しでヒステリー球の症状が和らいだ、という口コミは多くあります。

天突（てんとつ）は両鎖骨の間のちょうど真ん中、くぼんでいる場所です。くぼみに指を当て骨の裏側に向かって3秒押して、3秒休むを繰り返します。天突の近くには気管が通っているので喉の奥ではなく、胸に向かって優しく押しましょう。

天突は喉の違和感や痛み・痰の絡む咳など、さまざまな喉の症状におすすめのツボです。ヒステリー球以外にも喉に違和感を感じた時は、天突を押してみましょう。

内関（ないかん）は手首のシワから指の幅3本分ヒジ側の、腱と腱の間にあります。指で押してみて、ズンとする鈍い痛みや重さを感じる場所が内関です。

内関を押して痛みを感じる時は、自律神経が乱れているサインです。内関は神経をリラックスさせる働きがあり、筋肉の緊張をほぐしてヒステリー球を改善します。ほかにも、乗り物酔いや吐き気などの不快感・ストレスを和らげる効果も期待できます。

膻中（だんちゅう）は、左右の乳頭を結んだ線の真ん中にあるツボです。両手をそれぞれ左右の乳の上に置き、中指が重なる場所を静かに押さえます。膻中を押すとかなり痛いので、様子を見ながら押してください。

膻中は自律神経を整え、痛みを和らげる効果が期待できます。ヒステリー球で喉の違和感・詰まりを感じたり、不安などがあったりする時に押すと緊張が和らぎます。

ヒステリー球に効くツボ押しは、どのように行うのが効果的なのでしょうか。ここでははじめてでもわかりやすい、ヒステリー球のツボ押し方法を紹介します。

ツボの位置を探す時は周辺をゆっくり触り、痛かったり重く感じたりする場所を確認します。ツボは神経が集中している場所なので、あまり強く押さないように注意してください。特に膻中で強い痛みを感じる人は、入浴中にボディーソープなどをつけて押すと痛みが和らぎます。

ヒステリー球でいつも喉の詰まりや違和感があると、気になって快適に日常生活を送ることが難しくなります。ヒステリー球はツボ押しで改善できる可能性があるので、日々の生活に取り入れてみましょう。

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