【巻き肩改善】寝ながら簡単ストレッチ3選|ストレッチポールで肩甲骨をはがそう

巻き肩が原因で起こった肩こりなどの症状は、ストレッチポールを使ったストレッチで改善できることがあります。巻き肩改善に効果的な『寝ながらできるストレッチ』を紹介します。巻き肩改善には、どこの筋肉をほぐす・鍛えるべきかや、ストレッチのコツも紹介するので参考にしてください。

専門家監修 |柔道整復師 鈴木議紳先生
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柔道整復師。セラピスト歴10年以上。製薬会社(一般薬)を約14年勤務後、足技・手技のリラクゼーション店に勤務しながら8年前に整体・リラクゼーション店「Dr.すー 」を開業独立。...
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柔道整復師。セラピスト歴10年以上。製薬会社(一般薬)を約14年勤務後、足技・手技のリラクゼーション店に勤務しながら8年前に整体・リラクゼーション店「Dr.すー 」を開業独立。骨盤矯正を基本にトータルケアを行っている。現在は食生活やカイロプラティックを学びながら従来の整体と併行しアドバイスの幅を広げている。

目次

  1. 巻き肩とは?
  2. 巻き肩の症状
  3. 巻き肩の簡単セルフチェック
  4. 巻き肩改善にはどこをほぐす?鍛える?
  5. ①大胸筋をほぐす
  6. ②小胸筋を鍛える
  7. ③肩甲下筋を鍛える
  8. 【巻き肩改善】寝ながらストレッチ3選
  9. 【巻き肩改善】寝ながらストレッチ①股関節ヨガ
  10. ①横向きに寝る
  11. ②両手を伸ばして手のひらを重ねる
  12. ③上になっている手を背中側に開く
  13. ④元に戻して10回繰り返す
  14. ⑤10回目は5〜10呼吸くらい体勢をキープする
  15. 【巻き肩改善】寝ながらストレッチ②ストレッチポールで肩甲骨はがし
  16. ①ストレッチポールの上に仰向けに乗る
  17. ②ストレッチポールの上で体を左右に揺らす
  18. ③両手を上に上げて左右交互に上下に動かす
  19. ④両手を真上に戻して肘を軽く曲げる
  20. ⑤左右の手を同時に上下に動かす
  21. 【巻き肩改善】寝ながらストレッチ③コブラのポーズ
  22. ①うつ伏せになる
  23. ②両手のひらを胸の横で床につける
  24. ③上半身を少し浮かせる
  25. ④肘を伸ばして上半身を反らす
  26. ⑤3呼吸分キープして元に戻す
  27. 【巻き肩改善】寝ながらストレッチのポイントは?
  28. 毎日行う
  29. 効果を出したいところを意識する
  30. リラックスしてストレッチをする

巻き肩とは?

巻き肩とは、肩が丸くなっている状態で、カバ肩のように姿勢が悪く見えてしまいます。巻き肩になる主な原因としては、長時間のデスクワークやスマホの使用、寝る姿勢が悪い、寝具が合っていないことが挙げられます。

では、巻き肩になるとどのような症状があらわれるのでしょうか。

巻き肩の症状

巻き肩になると、肩が内側に巻き込まれている状態のため、周辺の筋肉が硬くなって肩や首がこりやすくなります。また、筋肉の柔軟性がなくなると血行が悪くなり、放置することで頭痛や吐き気などの症状もあらわれるのです。

巻き肩やカバ肩のように肩が内側に巻き込まれた姿勢は、胸の筋肉が常に縮んだ状態になるため、呼吸が浅くなることもあります。

鈴木議紳先生

柔道整復師

巻き肩の方は呼吸がしづらく浅くなることにより全身への酸素供給が不足しがちになり、代謝が落ちます。老廃物が溜まりやすくなることで疲れやすくなります。かつ首が前傾気味の場合は上部胸椎の変異も考えられます。

巻き肩の簡単セルフチェック

自分が巻き肩かどうかをセルフチェックしてみましょう。たとえば、リラックスした状態で立ったときに両肘が外側を向く、まっすぐ立っても上半身が丸くなる、仰向けより横向きで寝る方が楽、肩の柔軟性がないなどに当てはまるなら、巻き肩の可能性があります。

また、呼吸がしにくかったり、肩の付け根周辺にこりを感じたりする場合も、巻き肩やカバ肩になっていることが考えられます。

巻き肩改善にはどこをほぐす?鍛える?

巻き肩を改善するには、どこをほぐせばよいのでしょうか。ここでは、巻き肩改善のために、ほぐしたり、鍛えたりする場所を解説します。

①大胸筋をほぐす

巻き肩を改善するには、大胸筋をほぐすのが効果的です。大胸筋は、鎖骨・胸骨と、肋骨から上腕骨にかけてついている筋肉で、上腕骨を内側にひねる(内旋)する働きがあるといわれています。

しかし、大胸筋が硬くなると、上腕骨を内側に引っ張り続ける状態になり、伸び縮みが難しくなるため巻き肩を引き起こしてしまうのです。

②小胸筋を鍛える

大胸筋の奥にある小胸筋を鍛えることも、巻き肩の改善効果を期待できます。小胸筋は、肩甲骨と肋骨をつないでいる筋肉で、肩甲骨の外側を下に引いて、肋骨を上げる働きをします。

巻き肩になると、体の前面にある肩から胸にかけての筋肉が伸びにくかったり、縮んだりするため、肋骨を締めつけている状態です。すると、呼吸をしたときに胸が広がりにくくなり、呼吸が浅くなると考えられています。

③肩甲下筋を鍛える

巻き肩の改善には、肩甲下筋を鍛えるのもおすすめです。肩甲下筋は肩甲骨の裏側から上腕骨にある筋肉で、肩が内旋したときに腕を内向きにひねったり、内転・伸展の働きがあるといわれています。

また、肩甲下筋は回旋筋腱板(ローテーターカフ)の1つなので、上腕骨や肩甲骨に押しつけて安定する役割もあるのです(※1)。そのため、長時間のデスクワークやスマホの使用で巻き肩姿勢が癖になると、肩に柔軟性がなくなって負担がかかるため痛みを生じることがあります。

鈴木議紳先生

柔道整復師

回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは棘上筋・棘下筋・小胸筋・肩甲下筋の総称で、肩甲骨の関節窩に上腕骨頭を押し付け、肩関節の安定性はローテーターカフに依存しています。上腕骨頭に対する関節窩の面積比は1/3~1/4の大きさで、不安定な反面、可動域が広いといえます。

【巻き肩改善】寝ながらストレッチ3選

巻き肩改善には、ストレッチや筋膜リリースをするのがおすすめです。凝り固まった筋肉を和らげて、巻き肩を改善する効果が期待できます。

ここからは、寝ながらできる巻き肩改善ストレッチを3つ紹介します。寝る前やテレビを見ながらでも簡単に行えるので、試してみましょう。

【巻き肩改善】寝ながらストレッチ①股関節ヨガ

巻き肩の改善に効果的なのは、寝ながら行える大胸筋や小胸筋を伸ばすストレッチです。大きく腕を開くことで、胸の前面にある筋肉の柔軟性を取り戻す効果を期待できます。寝る前でも簡単にできるストレッチです。

①横向きに寝る

ストレッチポールやクッションなどを枕などを頭の下に置いて横向きに寝ます。背骨から頭にかけてまっすぐになるようにした方が、首に負担がかかりにくくなります。

②両手を伸ばして手のひらを重ねる

横向きのまま、両手を前に伸ばして、手のひらを重ねてください。骨盤は真横に向けて、膝の頭も重ねます。

③上になっている手を背中側に開く

息を吸いながら、上にある手を背中の方へ開きます。目線を天井に向けて、手の甲を床につけると胸の前面の筋肉が伸びているのを感じられるでしょう。

④元に戻して10回繰り返す

息を吐きながら、横向きの姿勢に戻します。これを10回繰り返してください。

⑤10回目は5〜10呼吸くらい体勢をキープする

10回目に行うときは、5〜10呼吸ほど、手を開いた状態をキープします。このときに、深く呼吸をすることを意識しましょう。終わったら、もう片方も同じように繰り返してください。

【巻き肩改善】寝ながらストレッチ②ストレッチポールで肩甲骨はがし

続いては、ストレッチポールを使った簡単にできる巻き肩改善の寝ながらストレッチです。肩甲骨周りの凝り固まった筋肉を伸び縮みさせることで、筋肉をほぐす効果が期待でき、巻き肩やカバ肩で丸まった肩が正しい位置に戻りやすくなります。

①ストレッチポールの上に仰向けに乗る

ストレッチポールを床に置き、その上に仰向けになって乗ります。背骨がストレッチポールに乗るようなイメージで、頭頂部とストレッチポールの上端が同じになるようにしましょう。足は腰幅か肩幅に開き、膝を曲げて、足裏は床に全部つくようにしましょう。

②ストレッチポールの上で体を左右に揺らす

ストレッチポールの上で仰向けになったまま、体を左右に揺らします。大きく揺らす必要はなく、5~10cmほどで「ストレッチポールから落ちるかも」というくらいでかまいません。両方の手のひらを床につけて、体を支えましょう。

体を揺らすのを止めて、ストレッチポールの上で体の力を抜いてリラックスしましょう。

③両手を上に上げて左右交互に上下に動かす

両手を真上に上げて、左手を上、右手を下に動かします。今度は左右の手を上下逆に動かし、これを数回繰り返します。肩甲骨を意識しながら行いましょう。

④両手を真上に戻して肘を軽く曲げる

両手の動きを止めて、真上に戻します。肘を軽く曲げて伸ばすという動きを繰り返す。

⑤左右の手を同時に上下に動かす

左右の手を真上に戻し、同時に上下に動かします。ここまでの動作をするだけでも肩甲骨周りの筋肉をほぐすことができますが、時間にゆとりがあり体調に問題なければ、肩を回したり、肘を曲げて上下させる動作もやってみましょう。

【巻き肩改善】寝ながらストレッチ③コブラのポーズ

コブラのポーズも、巻き肩改善に効果的な、寝ながらストレッチです。寝る前でも簡単にできるので、ぜひ試してください。

①うつ伏せになる

コブラのポーズのやり方は、まずは床にうつ伏せに寝ます。体はまっすぐにして、両手はおでこの下で重ねてください。

②両手のひらを胸の横で床につける

両手のひらを胸の横あたりで床につけます。胸の横が難しい場合は、肩のあたりでもかまいません。

③上半身を少し浮かせる

両手を支えにして、上半身を少し浮かせるようにします。肘は曲げたままで、背骨を上に伸ばすイメージで行いましょう。これを3回繰り返します。

④肘を伸ばして上半身を反らす

少しずつ肘を伸ばして、上半身を反らせるように起き上がらせていきます。目線は天井に向けましょう。腰に痛みを感じた場合は、できるところまででかまいません。

⑤3呼吸分キープして元に戻す

上半身を反らせた状態で、3呼吸します。ゆっくりと深呼吸をしてください。そして、ゆっくりと元の姿勢に戻します。

【巻き肩改善】寝ながらストレッチのポイントは?

巻き肩改善のための寝ながらストレッチや筋膜リリースは、どれも簡単にできるものばかりです。だからこそ、少しでも効果を高めるために、寝ながらストレッチのポイントも押さえておきましょう。

毎日行う

巻き肩を改善するための寝ながらストレッチの頻度は、毎日行うのがポイントです。巻き肩は、日頃の姿勢が癖になって起こっている可能性があるため、肩を正しい位置に戻すには数回のストレッチでは改善されません。

1回のストレッチで時間をかけてゆっくり行うより、毎日短時間でもストレッチをした方が、巻き肩を改善する効果は高まるといわれています。

効果を出したいところを意識する

巻き肩改善のために、寝ながらストレッチをするときは、効果を出したいところを意識して行うこともポイントです。巻き肩の原因となっている部位はもちろん、巻き肩が原因で不調があらわれている部位を意識して行うことで、該当する筋肉を緩める効果を高められるでしょう。

リラックスしてストレッチをする

寝ながらストレッチや筋膜リリースをするときには、リラックスして行うことも大切です。改善したい場所にはいしきを集中させて力を入れる必要がありますが、それ以外の場所は力は入れないようにしましょう。

寝ながらストレッチは、楽に呼吸ができる状態が望ましいので、リラックスできない強度のものは控えるようにしてください。

寝ながらストレッチで巻き肩を改善しよう

巻き肩は、仕事や姿勢など日頃の生活習慣が原因で起こることがほとんどです。そのため、寝ながらストレッチや筋膜リリースを習慣づけることで改善されることもあります。寝る前やテレビを見るときなどに寝ながらストレッチを行って、巻き肩を改善しましょう。

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