【女性向け】中臀筋の筋トレ|寝ながら・立ったまま簡単ヒップアップ!
おしりの横にある中臀筋は、筋トレするとヒップアップ効果が期待できる筋肉です。この記事では、自宅やジムで筋トレ初心者女性でも簡単にできる中臀筋の鍛え方を紹介します。女性が中臀筋を鍛える効果や、鍛え方のコツも紹介するので参考にしてください。
目次
- 『中臀筋(中殿筋)』はどこの筋肉?
- 中殿筋はお尻の横上にある筋肉
- 脚を外側に開く動作で用いられる
- 【女性向け】中臀筋の筋トレ5選
- 《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ①寝ながら股関節外転
- ①マットに横向きに寝る
- ②下側の脚は膝を曲げ、上側の脚は伸ばす
- ③息を吐きながら上側の脚を天井方向へ上げる
- ④息を吸いながら上側の脚を元の位置に戻す
- ⑤左右15~20回3セット繰り返す
- 《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ②寝ながら股関節外旋
- ①マットに横向きに寝る
- ②両膝を軽く曲げ、両つま先は揃える
- ③つま先をつけたまま上側の膝を持ち上げる
- ④膝を元の位置に戻す
- ⑤30回繰り返す
- 《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ③下半身痩せランジ
- ①足をそろえてまっすぐ立つ
- ②右足を大きく前に踏み出す
- ③足の膝を90度に曲げる
- ④元の姿勢に戻る
- ⑤左右交互に各5回3セットおこなう
- 《ジム》で出来る中臀筋の筋トレ④ヒップアブダクション
- ①アブダクションマシンに骨盤を立てて座る
- ②膝パッドを外側に当てる
- ③両脚が閉じた状態に位置を調整する
- ④両脚を両側に開ききり、ゆっくり戻す
- ⑤15~20回を3セット繰り返す
- 《ジム》で出来る中臀筋の筋トレ⑤ケーブルヒップアダクション
- ①ケーブルマシンの支点を一番下にセットする
- ②マシンに対して横向きに立つ
- ③アンクルストラップを遠いほうの足に付ける
- ④アンクルストラップをつけた脚を外側へ開く
- ⑤ゆっくり元に戻す
- 【女性向け】中臀筋の鍛え方のポイントは?
- 痩せてお尻の脂肪を落とすよりも筋肉を鍛える
- 中臀筋の位置を意識しながら筋トレ頻度を増やす
- 女性が中臀筋を鍛える効果は?
『中臀筋(中殿筋)』はどこの筋肉?
中臀筋はお尻のどこにある筋肉なのでしょうか。中臀筋の場所と役割について紹介します。ヒップアップに大切な中臀筋の場所を意識しながら正確な鍛え方で筋トレをしていきましょう。
中殿筋はお尻の横上にある筋肉
中臀筋はお尻の横上にある小さな三角形の形をした筋肉です。お尻は3種類の筋肉からなり、一番外側の大きな大臀筋、その奥に小さな中臀筋、さらに奥に一番小さい小臀筋があります(※1)。
中臀筋は自分で触り確認することが難しいです。見つけ方は、立ち姿勢で片足を上げて横に開いたときに、お尻の横の上の方がグッと締まる感覚がある部分を探しましょう。
高林孝光先生
柔道整復師
中臀筋は、ジャンプをして片足立ちになった時に上半身の重さを支える筋肉としても有名です。中臀筋が弱いと、片足立ちの時に十字靭帯の損傷なども目立ちます。
脚を外側に開く動作で用いられる
中臀筋は小臀筋と繋がり、骨盤を安定させる筋肉です。さらに、股関節の動きに合わせ、脚を外側に開くときに使われる筋肉です。ヒップアップ効果も期待できるため、中臀筋を鍛えることで、かっこいい美尻が作られます。
【女性向け】中臀筋の筋トレ5選
女性や初心者向けの中臀筋の筋トレを自宅とジムでおこなう方法に分けて5つ紹介します。中臀筋の正しい鍛え方を知り、綺麗に痩せてかっこいい美尻を目指しましょう。自分の生活に取り入れやすい方法を参考にしてください。
《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ①寝ながら股関節外転
寝ながら簡単におこなえる、初心者におすすめの中臀筋を鍛える代表的な筋トレです。股関節外転をして中臀筋を鍛えます。
①マットに横向きに寝る
マットに横向きに寝ます。
②下側の脚は膝を曲げ、上側の脚は伸ばす
下側の脚の膝を曲げ、上側の脚を伸ばします。
③息を吐きながら上側の脚を天井方向へ上げる
息を吐きながら、上側の脚を天井方向へ上げます。手で骨盤を固定し、安定させて筋トレをしましょう。脚を上にあげる際に骨盤が動いてしまうと、中臀筋ではなく腰方形筋を使うことになります。
④息を吸いながら上側の脚を元の位置に戻す
息を吸いながら、上側の脚を元の位置に戻します。
⑤左右15~20回3セット繰り返す
左右15~20を回3セット繰り返しましょう。
高林孝光先生
柔道整復師
中臀筋を鍛えるには股関節の外転が有効です。自分の体重が支えられるようになったら、足首におもりを巻いてやるのもおすすめです。
《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ②寝ながら股関節外旋
中臀筋を鍛える筋トレとして、股関節外転と同じくらい代表的な筋トレです。股関節外旋を利用して中臀筋を鍛えます。簡単な動きなので、初心者でも取り組みやすいでしょう。
①マットに横向きに寝る
マットに横向きに寝ます。
②両膝を軽く曲げ、両つま先は揃える
両膝を軽く曲げ、両つま先を揃えましょう。
③つま先をつけたまま上側の膝を持ち上げる
つま先をつけたまま上側の膝を持ち上げます。骨盤の位置がずれないように、骨盤を立てた状態で骨盤を手で固定しましょう。膝を上げた側のお尻の上側の筋肉が動くことを意識しながら行うことがポイントです。膝を上げたときにつま先が離れないように注意してください。
④膝を元の位置に戻す
膝をゆっくりと元の位置に戻します。
⑤30回繰り返す
同じ動きを30回繰り返しましょう。
《自宅》で出来る中臀筋の筋トレ③下半身痩せランジ
中臀筋だけでなく、お尻全体の筋肉を鍛えることができる筋トレです。自分の体重を負荷にする自重トレーニングになります。股関節と膝を曲げ伸ばしすることで、下半身の強化につながります。
①足をそろえてまっすぐ立つ
足をそろえてまっすぐ立ちます。
②右足を大きく前に踏み出す
右足を大きく前に踏み出しましょう。
③足の膝を90度に曲げる
足を大きく前に踏み出すと同時に膝を90度に曲げ、片足立ちひざのような姿勢になります。この時、膝がつま先よりも前に出ないように注意しましょう。また、足を前に出す際はバランスを崩しやすいため転倒に注意してください。
④元の姿勢に戻る
ゆっくりと元の姿勢に戻りましょう。
⑤左右交互に各5回3セットおこなう
同じ動作を左右交互に各5回、3セットおこないます。
《ジム》で出来る中臀筋の筋トレ④ヒップアブダクション
ヒップアブダクションというマシンを使って股関節外転をしていきます。膝パッドの重さが、中臀筋に負荷をかける鍛え方です。中臀筋にかかる負荷を自由に設定できますが、慣れるまでは軽い重量設定で行いましょう。
①アブダクションマシンに骨盤を立てて座る
アブダクションマシンに骨盤を立てて座ります。奥まで詰めて腰をかけ、少し前傾姿勢でおこなうのがポイントです。
②膝パッドを外側に当てる
膝パッドを外側に当てます。
③両脚が閉じた状態に位置を調整する
両脚が閉じた状態に位置を調整します。
④両脚を両側に開ききり、ゆっくり戻す
両脚を両側に開ききり、ゆっくり戻します。
⑤15~20回を3セット繰り返す
15~20回を3セット繰り返しましょう。
《ジム》で出来る中臀筋の筋トレ⑤ケーブルヒップアダクション
ケーブルマシンを使い、股関節外転をしていきます。ケーブルの伸び縮みによって、中臀筋も収縮と伸展を繰り返す鍛え方です。
①ケーブルマシンの支点を一番下にセットする
ケーブルマシンの支点を一番下にセットします。
②マシンに対して横向きに立つ
マシンに対して横向きに立ちましょう。
③アンクルストラップを遠いほうの足に付ける
アンクルストラップを遠いほうの足に付けます。
④アンクルストラップをつけた脚を外側へ開く
アンクルストラップをつけた脚を外側へ開きます。できる限り大きく外側に脚を開き、可動域を広く使うように意識しておこなうことがポイントです。上半身が倒れてしまうと中臀筋に力が入らないため、上半身は真っすぐな姿勢を維持しましょう。
⑤ゆっくり元に戻す
開いた足をゆっくり元に戻しましょう。左右15回を3セット繰り返します。
【女性向け】中臀筋の鍛え方のポイントは?
女性向けの中臀筋の鍛え方にはどんなポイントがあるのでしょうか。ここでは、女性向けの中臀筋の鍛え方のポイントを2つ紹介します。
痩せてお尻の脂肪を落とすよりも筋肉を鍛える
デスクワーク中心の人や普段から姿勢が悪い人は、本来使われるはずのお尻の筋肉が使われずに衰えがちです。お尻が垂れているのは脂肪が多いからと考える人もいるでしょう。しかし、ヒップアップをして、丸みのある綺麗な美尻になるためには脂肪が必要です。
痩せてお尻の脂肪を落とすよりも、中臀筋や大臀筋を鍛えましょう。中臀筋の鍛え方が足りずに、単に痩せるだけだとお尻は垂れたままになります。中臀筋を鍛えると、お尻の丸みが高い位置でキープされて立体的なかっこいい美尻をつくることができます。
高林孝光先生
柔道整復師
美尻になるためにも中臀筋を鍛えるのは有効です。さらに、股関節の変形を抑える効果もあるのでしっかりと鍛えて欲しいです。
中臀筋の位置を意識しながら筋トレ頻度を増やす
筋トレ中は、中臀筋が動いていることを意識しながら行いましょう。筋肉を意識しながら筋トレをすることは「マインドマッスルコネクション」と呼ばれ、筋トレの効果が上がるといわれています。
中臀筋の正しい鍛え方を知り、マインドマッスルコネクションをしながら筋トレをすることで、少ない頻度からでも効果が期待できます。慣れてきたら筋トレの頻度を徐々に増やしていきましょう。
女性が中臀筋を鍛える効果は?
・ヒップアップ効果
・綺麗な姿勢になれる
・腰痛の改善
中臀筋が弱いと、骨盤が不安定になり股関節も安定しません。姿勢が悪くなり歩行の際にふらついて、腰や膝に負担がかかります。また、中臀筋を鍛えないとお尻が垂れ、後ろ姿が老けて見えてしまうのです。
中臀筋は鍛えることで、骨盤が安定し、背筋が伸びて綺麗な姿勢になります。その結果、腰痛の改善やヒップアップ効果が期待できるのです。
中臀筋を鍛えてかっこいい美尻の女性を目指そう
中臀筋はお尻の横上にあり、骨盤を安定させて歩行の手助けもしてくれる大切な筋肉です。正しい鍛え方で中臀筋を鍛えることで、丸みのある綺麗なヒップラインに近づくことが期待できます。紹介した筋トレで美尻を手に入れましょう。
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