首が痛くて起き上がれない...原因は寝違え?起き上がり方も解説
首が痛くて起き上がれないことはありませんか?今回は、朝に寝違えなどで首が痛くて起き上がれない原因や、<起き上がり方・対処法>を紹介します。首が痛くて起き上がれない場合の<治療法・改善法>も紹介するので参考にしてください。
目次
朝に首が痛くて起き上がれない…寝違えが症状の原因?
朝、首に寝違えたような痛みがある、手で首を支えないと起き上がれないなどの症状があると、寝違えを疑う人が多いのではないでしょうか。しかし、首が痛くて起き上がれない原因は寝違えだけではありません。
首が痛くて起き上がれない原因
首は神経や動脈、静脈などが通る部位で複雑な構造をしています。さまざまな原因で首の痛みは生じますが、首が痛くて起き上がれない原因はおおきくわけて2つあります。それぞれの症状をもとに、どちらの原因から起こる首の痛みなのかを確認しましょう。
名倉直重先生
整形外科医
長時間のデスクワークやスマホの使用は首へ負担がかかり、日々疲労が蓄積していきます。暫く症状は出ませんが、疲労の蓄積が限界を超えると些細な動作で強い痛みが生じます。このぎっくり首を起こさないためには日々の疲労の蓄積を貯めないことが大切です。デスクワーク中はストレッチをこまめに行いましょう。
関節・筋肉からくる痛み
- 寝違え
- ぎっくり首
- 筋肉が硬い
- 血液の循環が悪い
- 関節の動きの悪さ
寝違えが起きる明確なメカニズムは解明されていませんが、就寝中の不自然な姿勢が原因の1つだとされています(※1)。就寝中の姿勢により首の筋肉への血液の循環が悪い状態になることで、目覚めたときに首が痛くて起き上がれないほどの痛みが生じるとされています。
ぎっくり首は急性頚椎(けいつい)捻挫症とも呼ばれ、外から力が加わったわけでもないので、突然首の骨に痛みが生じます。寝違えと似ていますが、ぎっくり首は何かしらの動作によるきっかけが原因となり、首が痛くて起き上がれないほどの痛みが起きるのです。
ストレートネックにより、筋肉が硬くなる、関節の動きが悪くなることで首に痛みが生じていることもあります。ストレートネックは病気ではありませんが、正常な人と比べると首に負荷がかかりやすいため、関節の動きが悪くなったり筋肉がこったりします。
神経からくる痛み
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頚椎症神経根症
首の痛みに加えて、腕や手にしびれを感じる、細かい手先の作業がしにくい、突然下を向くと首が痛いなどの症状はありませんか。首の病気である頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症神経根症によって、起き上がれないほど首に痛みが生じている可能性があります。
名倉直重先生
整形外科医
腕にしびれが出た場合は頚椎由来の症状の可能性があるため注意が必要です。必ず整形外科を受診して下さい。必要があれば頚椎のMRI検査が行われる場合もあります。
當銘梨沙先生
柔道整復師
首が痛くて起き上がれないのはとても辛いです。特にギックリ首だと夜の寝返りも打てない、痛みで目が覚める、朝起き上がるのが苦痛、じっとしていても痛みを感じる、という状態になります。
首が痛くて起き上がれない際の起き上がり方・対処法
首が痛い場合、寝ている体勢からどのように起き上がればよいのでしょうか。ここからは首が痛くて起き上がれない際の起き上がり方・対処法を紹介します。
起き上がる際は腕などを使ってゆっくりと
首が痛くて起き上がれない際は、横向きになってから腕の力をうまく利用して起き上がりましょう。仰向けやうつ伏せの状態から起き上がると首に負荷がかかります。
痛みがひどい場合は楽な姿勢で安静に
首に負担のかかりにくい起き上がり方を試してみても痛みがひどい場合は、無理に首を動かそうとはせずに、楽な姿勢で安静に過ごしましょう。寝違えであれば数日で痛みが軽くなり、1~2週間で治ります。
名倉直重先生
整形外科医
首の神経が圧迫されている場合、その因子を探索する必要があります。まれに頚椎の後方にある靭帯が骨化していたり、腫瘍ができて神経を圧迫している場合もあります。これは放置すると危険なので見逃さないことが大切です。そのためにもまずは医療機関を受診して下さい。
首が痛くて起き上がれない際の治療法・改善法
朝、首が痛くて起き上がれないことが毎日続くのはつらいものです。まずは安静にすることが大切ですが、痛みが改善傾向にある場合と痛みがひどい場合では、対処法が異なります。ここからは、首が痛くて起き上がれない際の治療法や改善法を紹介します。
痛みがひどい場合は病院で治療を受ける
首の痛みがひどくて長引く場合は、まずは整形外科を受診しましょう(※1)。首の痛みだけでなく、肩や肩甲骨、上肢がしびれる症状がある場合、首の神経が圧迫されている可能性があります。
首の病気である頚椎椎間板ヘルニアが神経を圧迫している可能性も考えられるため、長期間激痛が続く場合は必ず整形外科を受診してください。痛みが強い場合には、頸椎カラー装具の使用、鎮痛消炎剤の服用、神経ブロックなどで痛みをやわらげる治療が行われます。
整体・整骨院で施術を受ける
首に痛みが起きている原因が寝違えやぎっくり首、ストレートネックなどであれば、再発予防のためにも整体や整骨院で施術を受けるのもいいでしょう。
日頃の姿勢の悪さや身体の使い方によるゆがみなどの根本的な原因を改善しないと、再び寝違えやぎっくり首を引き起こします。痛い思いをしないためには予防も大切です。
ストレッチをする
「首が動かせないほど痛い」という状態でなければ、首の筋肉を鍛える体操や軽いストレッチを行うといいでしょう。
- 左右の鎖骨の間を支点にして頭をゆっくり回す
- 右回しと左回しを3回ずつ行う
頭を早く回すと首に負担がかかるため、必ずゆっくりと回しましょう。痛みが長引く場合は、自己判断でストレッチを継続するのは避けて、病院を受診してください。
湿布や薬を使用する
病院では、鎮痛消炎薬や筋弛緩薬などの湿布や内服薬が処方されます。炎症を抑えて痛みを止める成分が含まれています。市販薬で探す場合、湿布であればフェルビナクやインドメタシン等を配合しているもの、内服薬であればイブプロフェン配合の痛み止めがおすすめです。
しかし、市販薬は一時的な痛みの改善が期待できるものであり、根本的な症状の改善にはつながりにくいです。副作用が現れるケースもあります。市販薬は応急的な処置と考えて、痛みがひどい場合は整形外科など病院を受診しましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
痛めて安静にできるのであれば安静にする方がいいですが、何をしても痛い場合は整形外科や整骨院など治療をしてくれるところに早めにいく方が良いです。その日で痛みがゼロになることはないですが、早期回復したいのであれば治療が必要です。
首が痛くて起き上がれないときはまずは安静に
首が痛いときは、無理に首を動かそうとせず、安静に過ごして1〜2日様子をみましょう。万が一、ひどい痛みが1週間以上続く場合や首の痛みだけではなく手足のしびれがある場合は、迷わず整形外科を受診してください。
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