鍼治療で内出血が起こるのはなぜ?施術が下手だから?失敗?予防法・治し方も解説
鍼治療を受けたときに内出血が起きたことはありませんか。この記事では、鍼治療で内出血が起きる原因や何日で治るかを解説します。また、内出血やあざを予防する方法と治し方も紹介するので参考にしてください。
目次
鍼治療や美容鍼で内出血はなぜ起きる?施術者が下手?
血流の改善やリフトアップなど、鍼灸治療には嬉しい効果がたくさんあります(※1)。定期的に通っている人も多い一方で、皮膚に鍼を打つため、内出血や痛みが出たり、あざができたりするリスクもあるのが悩みどころです。
内出血を始めとするさまざまな症状がなぜ起きるのか、皮膚の腫れやあざの予防にはどのような対策があるのかについて解説します。
鍼治療で内出血を起こす理由と原因
鍼治療で内出血やあざができるのは、どのような理由や原因があるのでしょうか。具体的に紹介します。
毛細血管を傷つけている
ひとつめは、皮膚から鍼を打ち込むことで体表に近い毛細血管を傷つけることによっておきます。血管壁には弾力があり、鍼を打った部分に血管があったとしても、通常では血管の弾力性が働いて血管がよけてくれるものです。
しかし、血管は心臓を中心にしていて、心臓から遠くなるほどに細くなります。全身の皮膚近くに広がっている毛細血管は、血管の中でも特に細くもろいです。そのため、鍼によって傷つくことも起きてしまいます。
血流が悪いと起こりやすい
内出血は、血流が悪いところに多くみられます。なぜなら、血流が悪くなると酸素や栄養分が行き渡らず、血管の弾力性が低下しやすいためです。特に、糖尿病や高血圧などの血管がもろくなる疾患の人や、加齢により血管の弾力性が低下した高齢者は内出血が起きやすいです。
若くても、過度なダイエットをしている、胃腸の不調がある場合は注意しましょう。また、女性の希望が多い美容鍼は顔に鍼を打つ施術です。顔は皮膚の中でも特に多くの毛細血管が張り巡らされており、内出血を起こす可能性があります。
顔の内出血は予防したいけれどリフトアップなどの効果が欲しいという場合は、フェイスラインなどの目立たないところに鍼を打ってもらうと良いです。
鍼治療の内出血は何日で治る?他の症状は?
鍼治療で内出血が起きてしまったときは、何日くらいで治るのでしょうか。また、鍼治療で起こる可能性がある他の症状についても説明します。
長くても施術後2週間ほどで治る
内出血がみられてから治るまでの期間は、人それぞれで異なります。血流が良い人は数日で、そうでない人でも長くても2週間ほどで治ることがほとんどです。あまり気に病まずに時間経過を待ちましょう。
しかし、1ヶ月以上内出血が消えない場合は、別の疾患が隠れている可能性もあります。不安を感じたら放置せず、皮膚科など病院を受診してください。
腫れや痛み・あざを伴うこともある
鍼治療を受けたときの症状として、施術時の痛みや皮膚の腫れ・あざを伴うこともあります。
たとえば、鍼で傷ついた血管が動脈血だった場合、炎症症状として鍼を抜くとすぐにその部位が腫れてきます。静脈血の血管を傷つけた場合は少しずつ皮下組織に出血していくため、直後ではなく、数日後にあざのように内出血が出ることが多いです。
また、血管には神経も通っているため、施術を受けているときにチクッと痛みを感じることもあります。これらの症状はどれも一時的で、時間が経つと消失するものです。症状が出ても焦る必要はありません。
鍼治療で内出血が起こると失敗?
鍼治療を受けて内出血や痛みが出た場合、それは鍼灸師の技術が下手だから起きる失敗なのでしょうか。実はそうではありません。理由や内出血の考え方について説明します。
技術のある鍼灸師でも内出血0は難しい
全身に行き渡っている血管は、太さも強さもさまざまです。特に毛細血管は、細くてもろく、全身のすみずみまで張り巡らされています。血管をすべて繋げると、その全長は地球2周半にも及ぶそうです。
つまり、どれだけ技術のある鍼灸師でも、鍼治療で内出血をひとつも作らないことは難しいのです。
當銘梨沙先生
柔道整復師
鍼治療で内出血が起こるのは施術者の技術不足ではありません。体の作り上、鍼治療自体内出血を起こしやすいものです。
鍼の本数や太さで内出血の確率は変わる
しかし、内出血を起こす確率を減少させることは可能です。予防策としては、鍼の太さを極力細いものに変更したり、鍼を打つ本数を減らしたりすることが挙げられます。
内出血は悪い血を出している
そもそも内出血は悪いものではありません。鍼灸治療は東洋医学の治療方法です。東洋医学の考え方では、内出血は体内に溜まった悪い血(瘀血)を排出し、良い血流に改善する働きがあると考えられています。
つまり、内出血ができて治癒する過程は、体内の悪いものを体外に出し、より良いものに置き換わるデトックス作用なのです。
當銘梨沙先生
柔道整復師
そもそもの体の状態が良いと血管も丈夫なので内出血は起こりにくいです。体をマイナスな状態からプラスの状態にする上でマイナスを吐き出す必要があります。それがいわゆる内出血として表面上に出てきているのです。施術を受けた後は水分補給をしっかりとすることが大事です!
鍼治療の内出血の予防法
鍼灸治療での内出血は完全に避けられるものではないものです。しかし、日常生活の工夫次第では内出血や腫れ、痛みを減らすことができます。どのような予防策があるのか、紹介します。
血管に負担のかけない日常生活をする
第一に、血管の負担をかけないような日常生活をすることが大切です。食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸が弱っていたり、睡眠不足やストレスで血流が悪かったりすると内出血が起きやすいといわれています。
栄養バランスに気を配り、胃腸への負担が少ない食事をしてください。ストレスを溜め過ぎると血管の弾力性が失われ、血流は悪化します。お風呂にゆっくり浸かってリラックスすることも血管を元気に保つには効果的です。
細い鍼を使う
鍼は目的によってさまざまな太さの鍼を使い分けます。一般的には0.1mmから0.3mmの細さの鍼を使用され、特に細い鍼は美容鍼として顔にも使われる細さです。
内出血や腫れ、あざを極力避けたい場合は、施術を受ける前に細い鍼を希望する旨を伝えると良いでしょう。治療後に炎症を抑えるケアをしてくれる鍼灸院もあるので、予約の際に調べてみてください。
鍼治療で内出血が起きたときの治し方
鍼治療を受けて、皮膚の腫れや内出血が起きた場合、事後の対策はどうしたら良いのでしょうか。早く治すための方法を説明します。
直後は患部を圧迫し冷やす
内出血や腫れ・痛みがある場合は、患部を指で軽く抑えたあと、炎症症状を抑えるために氷や保冷剤を使って冷やします。冷湿布などのシートタイプのものは、ひんやり気持ちよく感じますが実際にアイシング効果はありません。注意してください。
また、患部を揉むと血管の損傷が悪化したり出血量が増えたりします。圧迫するときに揉まないよう気をつけましょう。
温めると血流が良くなり治りやすい
冷やして炎症が治まったあとは、温めることで血流が良くなり、治りが早くなります。リンパの流れが良くなると、痛みを感じるもとになる物質や老廃物が体外に排出され、内出血やあざも消えやすくなるのです。
全身の血流改善が有効なので、入浴や適度な運動で体を温めるように意識してください。
鍼治療での内出血は失敗ではないのでご安心を
鍼や吸玉など、鍼灸の治療では内出血が起こりやすいです。それは失敗ではなく、体の悪いものがデトックスされて体質改善に繋がると考えられています。
血管を健康に保ち内出血を予防するには、日々の生活での工夫が有効です。小さなことでも、ぜひ試してみてください。
日々の疲れを癒すなら『HOGUGU』で
日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか?
家から出たくない日や、夜遅い時間でも、『HOGUGU(ホググ)』なら自宅で簡単にプロのもみほぐしを体験できます。セラピストが自宅や宿泊先に来てもみほぐしを行ってくれるので、わざわざ整体やマッサージ店へ出向く必要もありません。
さらに今なら、【7月限定】2000円OFFクーポンでお得にHOGUGU(ホググ)をご利用できます!是非一度お試しください。
(この記事は一部プロモーションを含みます)