腰痛が水分不足で起きる原因|一日水2リットル摂取が良い?コーヒーや塩分にも注意!
腰痛は水分不足で引き起こされているかもしれないことを知っていますか?この記事では、水分不足で腎臓や筋肉に負担がかかっていることを解説します。水分を一日2リットル摂取することが腰痛改善に良いことも紹介するので参考にしてください。
目次
腰痛は水分不足で引き起こされる?
一般的に、人間の体内には50〜80%の水分が含まれているといわれています。もし体内の水分量が不足すると、体にさまざまな影響を及ぼします。腰痛も水分不足によって引き起こされる影響の1つです。なぜ水分不足になると腰痛を引き起こすのでしょうか。
當銘梨沙先生
柔道整復師
体は十分に水分がある方がいいことはご存知の方も多いでしょう。中でも筋肉は水分を多く含んでいます。
腰痛が水分不足で引き起こされる原因
水分不足によって脱水症状になることはイメージできても、腰痛になることはイメージできない人も多いはずです。しかし、実際には水分不足で腰痛を引き起こす原因はいくつもあるのです。ここでは、水分不足によって腰痛が引き起こされる原因をくわしく解説します。
腎臓に負担がかかる
腰痛が水分不足によって引き起こされるのは、腎臓に負担がかかることが主な原因です。疲労やストレスがたまると、肋骨の下にある腎臓に負担がかかります。そして、少しずつ位置が下がり、腎下垂という現象が起こります。
腎下垂になると、腎機能は低下していないものの、腰や脇腹あたりに痛みを感じるのです。一般的に、障害が起きた腎臓は修復することはないといわれています。そのため、きちんとケアをせずに腎臓の機能が低下してしまうと、心臓疾患につながる恐れもあります。
筋肉に負担がかかる
水分不足によって筋肉に負担がかかり、腰痛につながることもあります。腎臓は大腰筋という筋肉の真上にあります。腎下垂が起きたときには、腰痛の原因を作る筋肉でもある大腰筋に負担がかかることで、腰痛を発症するのです。
腰痛になったときに、太ももを上げる動きである股関節の屈曲がうまくできないのは、水分不足が原因で大腰筋に負担がかかっている可能性があります。
さまざまな他の疾患を引き起こす
水分不足は腰痛だけではなく、腎臓に関わる腎臓結石や腎盂腎炎などのさまざまな疾患を引き起こす恐れもあります(※1)。腎臓以外では、腰椎椎間板ヘルニアも水分不足によって発症する可能性がある疾患です。
水分不足になることで、約90%が水分といわれている髄核の水分が減り、椎間板のクッション性が低下してしまいます。その結果、脊椎に負荷がかかるようになり、腰椎椎間板ヘルニアを引き起こします。
水分補給が体内に与える効果
水分補給をすることは、体内にさまざまなよい効果を与えるといわれています。水分補給は、体内にどのような効果を与えるのでしょうか。
血液を循環させ代謝を良くする
水分補給が体内に与える効果の1つが、血液を循環させて代謝をよくすることです。血液の半分以上は水分でできているため、水分を摂取することで血液が安定して循環します。
そうなると、体内のさまざまなところへ酸素や栄養をスムーズに運べるようになり、代謝も上がるといわれています。ダイエット中には水分補給をすると効果があるといわれるのは、代謝がよくなるとエネルギーやカロリー消費量が増えるのが理由です。
老廃物を排出する
水分補給をすることで、老廃物を排出する効果も期待できます。人間の体内で発生した老廃物や毒素などの有害物質は、尿・便と一緒に排出されるといわれています。
しかし水分不足の状態では、排尿や排便の回数が減ってしまうため、体内に有害物質が留まる時間が長くなってさまざまな病気を引き起こす可能性があるのです。
体液の濃度を一定に保つ
体液の濃度を一定に保つことも、水分補給が体内に与える効果の1つです。人間の体内には、血液やリンパ液などの細胞外液と、腎臓や肺などの細胞にある細胞内液の2種類の体液があります。
細胞外液に分類される血液の場合は、水分不足になるとドロドロとした血液になり、血流が悪くなります。そうなると、体中に血液がスムーズに行き渡りにくくなるため、血管の詰まりや動脈硬化を引き起こすこともあるのです。
水分補給をして体液の濃度を保ち、血流を安定させることで、腰痛だけではなく冷え性や生活習慣病の予防にもつながります。
アンチエイジング
水分補給にはアンチエイジング効果もあるといわれています。細胞内液に分類される肌細胞は、水分不足になると水分量が低下するため、肌荒れやシミ、しわなどの肌トラブルが起きやすくなるのです。肌細胞の水分量は、年齢を重ねるにつれて低下していきます。
水分補給をすることで肌の水分が保たれるうえに、有害物質の排出もスムーズになるため、肌トラブルの予防につながります。カルシウムが含まれた水を摂取すると、健康な骨を維持できる効果も期待でき、さらにアンチエイジング効果を感じられるでしょう。
腰痛改善のための水分の摂取方法
腰痛改善のために水分を接種するなら、気をつけなければいけない点がいくつかあります。水分の正しい摂取方法を確認して、腰痛を改善しましょう。
一日に水分を2リットル摂取する
腰痛改善のためには、一日2リットルの水分を摂取することが大切です。尿や汗などで人間が一日に排出する水分量は、2リットル~2.5リットルといわれています。水分不足で腰痛や腎臓疾患を引き起こさないようにするには、排出量と同じかそれ以上の摂取量が必要です。
一日3食分の食事をとったり、バランスのとれた食事をしたりしていれば、2リットルのうち1リットルの水分を摂取しています。そして、摂取した食べ物を分解するときのエネルギーによって0.2リットルの水分を摂取できると考えられています。
そのため、飲料水で水分補給するのは、0.8リットル~1.3リットルで十分なのです。
水分の一気飲みをしない
腰痛改善のために水分を摂取する場合は、水分の一気飲みをしないように気をつけましょう。腰痛を改善するためとはいえ、一度に大量の水分を補給すると、腎臓に送られる水分の勢いも強くなります。
その分、腎臓にかかる負担も大きくなるため、腰痛の改善効果を得られなくなってしまいます。水分補給をするときには、1回あたりコップ一杯(200ml)の量を目安にして、複数回に分けて水分を摂るようにしましょう。
塩分を摂りすぎない
スポーツドリンクで水分補給をする場合には、塩分の摂りすぎに注意する必要があります。市販されている500mlのスポーツドリンクには、30~50mgの塩分が含まれています。推奨されている一日の塩分摂取量は7g前後です。
しかし食事からも塩分を摂取しているため、一日に必要な水分をスポーツドリンクで補給しようとすると塩分の過剰摂取になることもあるのです。通常は過剰に摂取した塩分は腎臓が排出してくれますが、すでに腰痛がある場合には腎臓が正常に機能していない可能性があります。
そのため、水分補給時に塩分を摂りすぎることで腎臓に負担をかけて、腰痛改善ではなく、腰痛の悪化につながってしまいます。大量に汗をかく夏場や運動時以外は、水を飲むのがおすすめです。
お酒やコーヒーを飲みすぎない
腰痛を改善するには、お酒やコーヒーを飲みすぎないことも重要なポイントです。アルコールやコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。コーヒーやお酒を過剰に摂取すると利尿作用も強くなり、尿を作る腎臓に負担をかけてしまいます。
背中側にある腎臓に異常があることで腰痛を発症することもあるため、腎臓に負担をかけるお酒やコーヒーは、腰痛改善のための水分補給には向いていないのです。
當銘梨沙先生
柔道整復師
人間は運動などをして汗をかかなくても尿や自分では気づかない汗として1日にたくさんの水分が体内から排出されています。そのため水分補給が少ないと体は水分不足になります。意識して水を飲みましょう。水が飲みにくいという方はノンカフェインのお茶などからスタートしましょう!
腰痛対策をするなら水分不足に気をつけよう
水分不足が腰痛を引き起こす原因はいくつもあり、水分の摂り方によっては腰痛が悪化することもあります。腰痛対策をするなら、水分不足にならないことはもちろんですが、水分の摂取方法にも気をつけましょう。
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