バンザイ寝をやめたい!原因や心理は?腕を上げる寝方を治す方法やストレッチも
【バンザイ寝をやめたい方必見】両腕を上げる寝方は、肩こりなど体の不調のサインと言われています。肩こりが影響している寝方です。ここでは、バンザイ寝の原因や放置した時のリスクを紹介します。バンザイ寝の治し方やストレッチ方法も紹介します。
目次
バンザイ寝は体の不調のサイン!
朝起きたら、無意識にバンザイ寝になっていませんか。実は、バンザイ寝は疲れや病気など、体の不調を表すサインといわれています。バンザイ寝を放置すると、体に悪影響を及ぼすこともあります。ここでは、バンザイ寝の原因や治し方などを紹介します。
バンザイ寝の原因は?
バンザイの姿勢をすると、胸が開いて酸素を多く取り込めるため、呼吸が楽に感じる人も多いはずです。赤ちゃんは、バンザイの姿勢で寝ることがよくあります。体が未発達な赤ちゃんは、両腕を上げた寝方をすることで、睡眠中の呼吸や体温の調整を行っているからです。
しかし、大人のバンザイ寝は、呼吸が浅くなっている可能性があります。無意識に両腕を上げる寝方をして、呼吸を楽にしているのです。では、なぜ呼吸が浅くなると、バンザイ寝をしてしまうのでしょうか。ここでは、バンザイ寝の原因を詳しく説明します。
肩や背中が凝っている
バンザイ寝の原因には、肩や背中が凝っていることが挙げられます。肩や背中が凝っていると肺が伸縮しにくくなり、浅い呼吸になります。睡眠中は呼吸を楽にするために、無意識に両腕を上げた寝方をしていたのです。
肩や背中がこる原因は、スマホやパソコンを使っているときに、斜め下を向く前傾姿勢になっていることが考えられます。肩や背中の筋肉が縮んだままの同じ姿勢を続けると、血行不良になり、肩や背中が凝ってしまうのです。
猫背
猫背の姿勢も、バンザイ寝の原因です。猫背のように、背中やお腹が丸まった状態でいると肺が圧迫されるため、呼吸が浅くなります。睡眠中に少しでも呼吸を楽にするために、無意識にバンザイ寝をしている可能性があるのです。
また、同じ姿勢を続けて丸くなった背中を伸ばすために、バンザイ寝をしていることも考えられます。猫背になるのは、スマホやパソコンを使うときの前傾姿勢が主な原因です。
心理状態
バンザイ寝の原因には、心理状態もあります。特にストレスがある人は、常に体が緊張状態にあるため、肩こりを発症しやすく、呼吸も浅くなります。バンザイ寝をすることで、一時的に呼吸を楽にしているのです。
また、睡眠中の無意識の姿勢は、心理状態が反映しているともいわれています。バンザイ寝の人は積極的な性格で、情に厚いタイプの人に多い寝方です。困っている友達を助けたい心理状態が、バンザイ寝に反映されています。
バンザイ寝を放置するとどうなる?
バンザイ寝を放置すると、肩こりが悪化したり、いびきをかきやすくなったりするなど、さまざまな症状が表れる恐れがあります。実際に、バンザイ寝を放置したら、どのようなリスクがあるのかを詳しく説明します。
名倉直重先生
整形外科医
睡眠中の腕の位置は大切です。両腕を上げた状態で長時間過ごすと肩へ負荷がかかり肩関節の血流障害が起こる場合があります。
血行不良で肩こり悪化
バンザイ寝を放置するリスクは、血行不良で肩こりが悪化することです。血行不良になると、筋肉の疲れがとれにくく、筋肉が硬くなって肩こりを引き起こしやすくなります。
バンザイ寝をすると、肩や背中、首の後ろにある凝り固まった筋肉が伸びて気持ちよく感じます。しかし、筋肉が伸びると、血管も細く伸びてリンパや血液の流れが悪くなるのです。すでに肩こりがある場合は、バンザイ寝で肩こりを悪化させてしまっている恐れがあります。
腕がしびれる
腕がしびれるのも、バンザイ寝を放置すると起きるリスクの1つです。両腕を上げた寝方は、腕や肩が布団から出ている状態で、冷えやすくなります。睡眠中の冷えによっても、血行不良になります。起床時に、腕がしびれていたら、無意識にバンザイ寝をしていた可能性があります。
腕のしびれがひどいほど、血行不良の状態です。肩こりを悪化させ、四十肩や五十肩といった痛みの原因にもなります。指先の毛細血管まで血液が行き渡らず、冷え性になる可能性もあります。
名倉直重先生
整形外科医
上腕(二の腕)には橈骨神経という大切な神経が走っており、ばんざいした状態で神経が長時間圧迫を受けると手の痺れや手首が上がらないといった神経症状が出てしまう可能性もあります。
いびきをかきやすくなる
バンザイ寝のリスクには、いびきをかきやすくなることも挙げられます。両腕を上げた寝方は呼吸が楽になるものの、顎が圧迫されて気道が狭くなってしまいます。気道が狭くなりすぎると、息を吐くたびに管楽器のように音が鳴ります。これがいびきの仕組みです。
起床時に疲労感がある場合は、いびきをかいて寝ていた可能性があります。さらに症状が悪化すると、睡眠時無呼吸症候群になる可能性もあります。昼間でも眠気や疲労感がある状態になり、日常生活に影響が及ぶかもしれません(※1)。
當銘梨沙先生
柔道整復師
バンザイ寝のリスクとして腕のしびれや、腕や肩が冷えやすくなることによる血行不良、首から腕に繋がっている神経や動脈への圧迫もあります。神経や動脈が圧迫されると血行不良やしびれやすくなるので、朝起きたときに手や腕にしびれがあるときは放置しないようにしましょう。
バンザイ寝の治し方①寝る体制を万全に整える
バンザイ寝の治し方は、大きく3つに分けられます。1つ目は、寝る体制を万全に整えることです。寝る前に実行できるバンザイ寝の治し方を紹介します。
湯船に浸かって血行促進
バンザイ寝の治し方は、湯船に浸かって血行促進することです。入浴で肩や背中の凝り固まった筋肉をしっかりとほぐすことが、無意識にバンザイ寝をしない対策になります。お湯の温度が熱すぎると、筋肉が緊張してほぐれにくくなります。ぬるめの温度がおすすめです。
ゆっくりと湯船に浸かれば肩こりの症状も改善され、精神的にもリラックスできます。疲労回復やストレス解消にもなります。
体に合った寝具選び
寝る前に実行できるバンザイ寝の治し方には、体に合った寝具選びもあります。バンザイ寝の原因の1つは肩こりであり、寝返りしにくい寝具を使うと肩こりになることもあるのです。
枕やマットレスは、やわらか過ぎると体が沈みすぎる傾向があります。適度な硬さがあると、寝返りを打ちやすくなります。枕の高さは、頭を乗せたときに肩と肩甲骨がマットレスにつくものを選びましょう。
バンザイ寝の治し方②【日中】ストレッチ
バンザイ寝の治し方の2つ目は、日中にストレッチをすることです。パソコンに向かって同じ姿勢が続いたあとは、肩甲骨周りのストレッチをしましょう。簡単なストレッチは職場や家でも運動しやすく、おすすめです。ストレッチを習慣にして、バンザイ寝を治しましょう。
- 両腕を真上に伸ばす
- 両腕を徐々におろす
- 曲げた両腕を頭の後ろぐらいの位置で止める
- 1と2を繰り返し行う
真上に伸ばした両腕にダンベルを持ったようにイメージすると、ストレッチの動きがしやすくなります。背中にある肩甲骨をしっかりと動かして、凝り固まった筋肉をほぐしましょう。
バンザイ寝の治し方③【寝る前】ストレッチ
バンザイ寝の治し方の3つ目は、寝る前にストレッチすることです。ベッドに入って寝る前に肩や背中の筋肉がほぐしておくと、無意識にバンザイ寝をしなくなります。寝る前のストレッチは、疲労回復の効果も期待できます。
- 手を組んで前方に伸ばす
- 伸ばしきったら、30秒間キープする
- 30秒間キープしたら、全身の力を抜く
寝る前に激しく運動すると交感神経優位の状態になり、睡眠の質を下げてしまいます。寝る前のストレッチは、リラックスできる程度に軽めに行いましょう。
バンザイ寝をやめたい方は姿勢を直してみて
バンザイ寝は、デスクワークをしている人がなりやすい傾向があります。同じ姿勢が長時間続き、肩や背中の筋肉が凝り固まっているからです。両腕を上げた寝方は呼吸が楽になる姿勢ではあるものの、肩こりなど体調不良になるリスクが高まります。
肩こりを解消することは、バンザイ寝にならない対策になります。そして、根本的にバンザイ寝をやめるには日頃の姿勢を直すことも大切です。スマホやパソコンを使うときなど、日頃の姿勢を直しましょう。
名倉直重先生
整形外科医
良い姿勢を保つことは運動生理学的に身体の各関節に余計な負荷を与えず良いコンディションが保てます。逆に不良姿勢は身体への負荷が大きく、睡眠の質の低下にもつながりかねません。良い姿勢とは①頭部がまっすぐ②胸は前に③両肩は後方へ張り④お腹は引っ込んだ状態です。
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