完骨(かんこつ)は頭痛や不眠症に効くツボ !位置と見つけ方、効能・効果も紹介

頭痛や不眠症に効く「完骨 (かんこつ)」というツボをご存知ですか?この記事では、完骨の場所と見つけ方、完骨を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、完骨を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。

専門家監修 |柔道整復師 高林孝光先生
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柔道整復師鍼灸師の国家資格者で「アスリートゴリラ鍼灸接骨院」院長。1978年5月12日(看護の日)生まれ。「ヒルナンデス!」(日本テレビ)で「今話題の治療家6人」に選ばれた実績を持つ。...
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柔道整復師鍼灸師の国家資格者で「アスリートゴリラ鍼灸接骨院」院長。1978年5月12日(看護の日)生まれ。「ヒルナンデス!」(日本テレビ)で「今話題の治療家6人」に選ばれた実績を持つ。アメリカやカンボジアなど日本国外でも活躍。著書には「たった10秒!子ども筋トレで能力アップ!わが子がたちまち限界突破!」(さくら舎)、「腱鞘炎は自分で治せる」(マキノ出版)、「病気を治したいなら肝臓をもみなさい」(マキノ出版)、「五十肩はこう治す」(自由国民社)、「1日7秒手を伸ばしなさい」(ダイヤモンド社)、「ひざ痛がウソのように消える!1日40秒×2ひざのお皿エクササイズ」(cccメディアハウス)など。

目次

  1. 完骨(かんこつ) ってどんなツボ?
  2. 完骨(かんこつ)の場所は?
  3. 完骨の位置
  4. 完骨の見つけ方
  5. 完骨(かんこつ)の押し方は?
  6. 完骨(かんこつ)の効果は?
  7. 頭痛・めまい
  8. 不眠症
  9. 自律神経の乱れ
  10. 完骨(かんこつ)を押すと痛い理由は?
  11. 耳の後ろが腫れている場合

完骨(かんこつ) ってどんなツボ?

完骨(かんこつ)の名前は、ツボがある場所の昔の呼び名が由来になっています。東洋医学では、完骨のツボは、血流の改善のほかに、セロトニンの分泌を安定させて、自律神経を整える効果も期待できるといわれています。

頭痛や不眠症、耳鳴りにも効くといわれているため、完骨のツボの押し方を知って、つらい症状を改善しましょう。

完骨(かんこつ)の場所は?

一般的に、ツボの場所は人それぞれわずかに異なるといわれています。ここでは、完骨(かんこつ)の位置だけではなく、見つけ方もくわしく解説します。

完骨の位置

完骨の位置は、耳のうしろ側の出っ張っている骨(乳様突起)の下端から約1cm下の内側あたりです。乳様突起が昔は「完骨」と呼ばれていたため、このツボを完骨と呼ぶようになったといわれています。

完骨の見つけ方

完骨のツボの見つけ方は、まず親指や人差し指で耳たぶの後ろにある丸い骨を見つけてください。その骨から少し後ろの下側にいったところにあるくぼみが、完骨です。

完骨(かんこつ)の押し方は?

完骨(かんこつ)の押し方を紹介します。完骨のツボを押すと、血流がよくなるといわれています。手をあたためてから行うと、血流促進の効果がさらに期待できるでしょう。

完骨(かんこつ)の押し方
  1. 指の腹で片方の完骨を押す
  2. 5秒間押し続ける
  3. 10回ほどツボを押す
  4. もう片方も同じように押す

完骨を押すときには息を吐きながら行い、力を抜くときには息を吸うように意識するのがポイントです。

完骨(かんこつ)の効果は?

完骨(かんこつ)のツボを押すと、以下のようにさまざまな効果が期待できます。

・頭痛(偏頭痛)
・めまい
・耳鳴り
・不眠症
・自律神経の乱れ
・顔がむくむ
・肩や首のこり
・眼精疲労

特に効く効果として、頭痛・めまい、不眠症、自律神経の乱れをピックアップしてくわしく紹介します。

頭痛・めまい

完骨のツボは、首から頭の血流をよくするため、頭痛に効果があるといわれています。また、完骨にはセロトニンの分泌量を調整する働きがあります。そのため、セロトニンの急な増減が原因で起こると考えられている偏頭痛を緩和できる可能性もあるのです。

また、完骨は耳の近くにあることから、ツボを押すとめまいだけではなく耳鳴りの緩和にも効果が期待できます。

高林孝光先生

柔道整復師

頭痛は「頭の筋肉痛」と言われる事もあります。髪の毛に覆われていて気づかないかもしれませんが、髪の毛の下に前頭筋、側頭筋、頭頂筋、そして完骨の付近に後頭筋があります。首の後ろの筋肉から後頭筋に移行するので完骨を押すと筋緊の緊張が和らぎ、筋緊張性の頭痛にも効果的です。

不眠症

完骨は、不眠症の解消にも効果的です。後頭部の神経に深く関わっているため、完骨のツボを押すと、刺激がダイレクトに伝わりやすく、筋肉の緊張を緩和してくれるのです。寝る前に完骨のツボ押しをすることで、睡眠の質が高まって安眠できるでしょう。

高林孝光先生

柔道整復師

不眠症の方におすすめなのがツボ押しです。ツボを押すと血流が良くなり体温が上がります。体温が上がって下がった時に眠くなるので寝る前の完骨のツボ押しは体温コントロールにも効果的です。更に部屋の温度や湿度にも気をつけると不快感がなくなり深い睡眠を誘発してくれます。

自律神経の乱れ

完骨には、自律神経の乱れにも効果があるといわれています。自律神経が乱れて交感神経が優位になると、首周辺の筋肉が緊張しやすくなります。完骨のツボ押しをすることで、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌が安定し、自律神経のバランスも整えられるのです。

高林孝光先生

柔道整復師

自律神経を整えるには三首を整えなさいと昔から言われています。三首とは手首、足首と今回の完骨がある「首」です。三首には自律神経が集中していると言われている為に完骨のツボを押しながら首や手首、足首を温めるなどもおすすめです。

完骨(かんこつ)を押すと痛い理由は?

完骨(かんこつ)のツボを押したときに痛みを感じて、腫れている場合には病気が原因の可能性があります。完骨がある耳の後ろが腫れていたら、どのような病気が考えられるのでしょうか。

耳の後ろが腫れている場合

完骨を押して痛いだけではなく、耳の後ろが腫れている場合には、リンパ節の病気が原因と考えられます。たとえば、リンパ節炎やリンパ節腫脹などです。耳の後ろには、免疫器官の1つであるリンパ節があります。

細菌やウイルスなどが体内に侵入すると、全身に広がらないようにリンパ節が機能しはじめます。このときに、リンパ節が腫れたり痛みがあったりするといわれているのです。

耳の後ろが腫れたときには、がん細胞が隠れていることもあるため、ほかの症状もある場合には病院を受診しましょう。

完骨(かんこつ)を押して様々な効果を得よう!

完骨(かんこつ)を押すと、頭痛やめまい、耳鳴りの改善のほかにも、セロトニンの分泌によって自律神経を整える効果も期待できます。さまざまな効果が得られる完骨を押して、体の不調を緩和しましょう。

高林孝光先生

柔道整復師

最近はコロナの影響でマスクをする機会が増えています。マスクのゴムが耳の後ろにかかると耳の後ろの筋肉が緊張して「マスク頭痛」も増えています。完骨のツボを押して常に耳の後ろの筋肉から首の緊張、頭の筋肉の緊張が出ないように予防していきましょう。

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