ぎっくり腰は湿布をどこに貼る?貼ってはいけない場所はある?効果的な貼り方も
ぎっくり腰になったら湿布はどこに貼るべきなのでしょうか?最も痛みがある場所に貼るのが効果的です。今回は、ぎっくり腰になった時の湿布の貼る場所・貼り方のポイントを紹介します。ぎっくり腰におすすめの湿布や、早く治す方法も紹介するので参考にしてみてください。
目次
ぎっくり腰になった時は湿布をどこに貼る?
ぎっくり腰というのは通称で、病院では突然痛みが起こる「急性腰痛症」のひとつと診断されます(※1)。ぎっくり腰になって、湿布を貼るなどのセルフケアで対応することもあるでしょう。
ぎっくり腰になったら湿布をどこに貼ればよいのでしょうか。貼ってはいけない場所もあるため、注意が必要です。ぎっくり腰になったとき、湿布はどこに貼るのがよいのかくわしく紹介します。
最も痛みがある場所に貼ろう
ぎっくり腰で湿布をどこに貼るのが効果的なのか迷ったら、最も痛みがある場所に貼りましょう。ぎっくり腰になったばかりのときは腰全体が痛みやすいため、腰の中心部に湿布を1枚貼ります。湿布を並べて2枚貼ってもよいでしょう。
時間が経つにつれて痛みの場所が変わったり、ピンポイントで痛む部位が出てきたりします。その都度、痛む場所に湿布を貼ります。
皮膚に湿疹や発疹があるところは、湿布を貼ってはいけない場所です。湿布を使用することで、発疹が悪化する可能性があるからです。入浴直後や汗をかいて濡れているときは、はがれやすいためよく拭き取ってから湿布を貼りましょう。
ぎっくり腰になった時の湿布の貼り方のポイントは?
ぎっくり腰になって、湿布をどこに貼るのか以外にも、どのように貼るのが効果的なのか知りたい人もいるのではないでしょうか。ぎっくり腰になったときの湿布の貼り方のポイントを紹介します。
湿布の効果の持続時間を把握する
ぎっくり腰になったときの湿布の貼り方のポイントは、湿布の効果の持続時間を把握することです。
湿布には、1日1回で効果が持続するタイプと、2回以上使用するタイプがあります。1日1回でよいものは湿布の効果が10~12時間持続します。1日2回のタイプは湿布の効果の持続時間が、6~8時間です。
温湿布ではなく冷湿布を貼る
温湿布ではなく冷湿布を貼ることも、ぎっくり腰になったときに選ぶ湿布のポイントです。ぎっくり腰は筋肉に疲労が蓄積し、凝り固まっていることが主な原因といわれています。筋肉が硬直した状態が続くと筋肉は耐えられなくなり、炎症を起こしてしまいます。
湿布は痛みや炎症を抑える成分が配合されているものがほとんどです。さらに冷感成分が配合されているものや、剤型によっては患部の熱を取り除く効果が期待できるものもあります。ぎっくり腰には冷湿布の使用が適しているため、成分を確認して購入しましょう。
激しい痛みが長期間続くときやしびれを伴う場合は、病院での治療をおすすめします。
鈴木議紳先生
柔道整復師
ぎっくり腰で熱感があり炎症を起こしているのは悪いことではありません。組織は血液を集めて修復を試みています。しかし炎症で組織・細胞が壊れては本末転倒のため、冷却して組織・細胞を仮死状態に近い状態にして徐々に再生を図る冷湿布を使用します。
ぎっくり腰におすすめの湿布は?
ぎっくり腰で受診すると、病院での処置以外に自宅での治療として湿布が処方されることがあります。ぎっくり腰のセルフケアでも、湿布の活用は欠かせません。市販の湿布は種類が豊富で、どれがぎっくり腰に効く湿布なのか迷ってしまうこともあるでしょう。
ぎっくり腰におすすめの湿布を紹介します。妊娠中やぜんそくを起こしたことのある人や15歳未満の小児に使用する場合は、購入時に薬剤師か登録販売者に相談しましょう。
①ロキソニンSテープ
ぎっくり腰のつらい痛みにお勧めの湿布です。消炎鎮痛成分にロキソプロフェンナトリウムが配合されており、急性の痛みを緩和します。粘着性に優れ、はがれにくいテープ剤はどこに貼るにしても使いやすいでしょう。
②パスタイムFX7
有効成分フェルビナクが配合されている湿布です。消炎鎮痛効果が高く、ぎっくり腰の痛みが強いときに向いています。伸縮性に優れ動きやすく、ベージュ色で臭いが少ないため外出中でも使いやすいでしょう。使用回数や使用年齢に制限があるため確認が必要です。
③フェイタスZαジクサス
消炎鎮痛成分のジクロフェナクナトリウムが、市販薬では最も高濃度で配合されている湿布です。冷感成分の分のメントールも配合されています。角の丸いテープ剤で剥がれにくく、1日1度貼るだけと使いやすいのが特徴の湿布です。
ぎっくり腰はどうやったら早く治る?
ぎっくり腰はどうやったら早く治るのでしょうか。病院では、ブロック注射で痛みを和らげる方法など症状に合った治療を受けることができます。しかし、病院で治療を受けるために動くことさえつらいときもあるでしょう。
ぎっくり腰の症状は、人によって違いがあります。痛みがあっても動ける人もいれば、全く動ける状態ではない人もいます。セルフケアをする際には、症状に合わせて対処しましょう。ここからは、ぎっくり腰のセルフケアを紹介します。
横向きに寝る姿勢で安静にする
動けないほどの激痛があるぎっくり腰のときは、横向きに寝る姿勢で安静にしましょう。痛みがある側を上にして、両足の間に抱き枕を挟んで寝るのがおすすめです。
指先が動かなかったり、足のしびれがあったりする場合には、神経障害の疑いがあります。腰痛以外の症状もあるときには、病院を受診しましょう。
アイシングをする
動けないほど激痛のぎっくり腰には、アイシングもおすすめです。アイシングは冷湿布よりも冷却効果があります。激痛のあるぎっくり腰は凝り固まった筋肉が炎症を起こしているため、アイシングでしっかりと冷やしましょう。
アイシングをする時間は10~15分ほどです。20分以上のアイシングは、凍傷になる恐れがあります。痛みが引かない場合は、10~15分冷やして5~10分休むを繰り返しましょう。
当日はお風呂に浸からない
ぎっくり腰になった当日は、お風呂に浸からないのがおすすめです。ブラジキニンという炎症物質は熱に反応しやすく、ぬるま湯でも患部が温まると痛みが続きます。炎症が起きた直後は冷やすべきでもあるため、入浴はシャワーで済ませましょう。
3日目以降は徐々に動かす
ぎっくり腰になって3日目以降は、徐々に動かす方が治りが早いと近年の研究で明らかになっています。安静にし過ぎると筋肉が落ちてしまい、日常生活への復帰が遅くなる可能性もあります。
痛みが続いている場合は、無理に動かなくても問題ありません。周囲の人に協力してもらいながら、少しずつ家事や仕事を再開しましょう。
病院を受診して活動の制限について確認することも大切です。病院では、必要に応じて鎮痛薬や布製のコルセットなどの使用を勧められます。主治医の指示に従い、なるべく早い改善を目指しましょう。
鈴木議紳先生
柔道整復師
ぎっくり腰を発症して激痛は2~3日でひくのが一般的です。7~10日で歩けるようになり、違和感・懲り感がなくなるまで1ヶ月はかかります。いつまでも同じ痛みが持続する場合は圧迫骨折・椎間板ヘルニアや感染性脊柱炎など別の怪我・病気の可能性があるため、医師の診察をおすすめします。
ぎっくり腰になったら痛みのある場所に湿布を貼ろう
ぎっくり腰になったら、痛みのある場所に冷湿布を貼りましょう。湿布の効果の持続時間を把握して使うのが、効果的な貼り方です。
強い痛みがあるなら安静にして冷やし、痛みが和らいだら少しずつ動くのがおすすめです。ぎっくり腰になったら、少しでも早く治るように適切にケアをしましょう。
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