妊娠中の肩こりの原因と解消法|妊婦に湿布は危険?ツボやストレッチも紹介

妊娠中の肩こりに悩んでいませんか?肩こり解消に湿布や薬は使ってもいいか知っていますか?この記事では妊娠中の肩こりの原因や解消方法を紹介します。妊娠中でもできるストレッチやツボなどの解消法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

専門家監修 |柔道整復師 當銘梨沙先生
HOGUGU現役セラピスト】セラピスト歴:10年以上 柔道整復師(国家資格)を所有しており、以前は整骨院で働いていました。 慢性的な肩こり、腰痛、首、頭痛、目の疲れなどが得意です。...
HOGUGU現役セラピスト】セラピスト歴:10年以上 柔道整復師(国家資格)を所有しており、以前は整骨院で働いていました。 慢性的な肩こり、腰痛、首、頭痛、目の疲れなどが得意です。 スポーツや筋トレしてる方のサポート、ケアも任せてください✨

目次

  1. 妊娠中で肩こり・頭痛がつらい...
  2. なぜ妊娠中に肩こりがひどくなる?
  3. 大きいお腹による姿勢の歪み
  4. ホルモンバランスの乱れ
  5. 妊娠によるストレス
  6. 運動不足
  7. 妊娠中の肩こりを解消する方法は?
  8. バスタオル枕で首を支える
  9. ツボ押しマッサージをする
  10. 軽くストレッチをする
  11. 磁気治療グッズに頼る
  12. 妊娠中の肩こりに湿布・薬の使用は危険?
  13. 使っていい湿布とダメな湿布がある?
  14. 妊娠中の湿布はなぜダメ?
  15. もし使ってはいけない湿布を貼ってしまったらどうする?
  16. 【動画】妊娠中でもできる『肩甲骨剥がし』ストレッチ

妊娠中で肩こり・頭痛がつらい...

妊娠中は出産に向けて体が急激に変化し、妊婦はつわりや吐気など、不快な影響が表れやすくなります。「妊娠中の肩こりや頭痛などの体のトラブルは湿布・薬に頼っていいの?」「お腹の赤ちゃんに影響はない?」と悩んでいる妊婦の不安や疑問を解消できる方法を紹介します。

なぜ妊娠中に肩こりがひどくなる?

肩こりはもともと、血行不良で筋肉が緊張することで発生します。妊娠中はつわりや生活の変化など、複合的な理由で血行不良が起き、肩こりが起きる場合があります。まずは、妊娠中の辛い肩こりの原因を紹介します。

大きいお腹による姿勢の歪み

妊婦の肩こりの原因として、大きいお腹による姿勢の歪みが挙げられます。本来の正しい姿勢は、頚椎はゆるやかなS字カーブを描いています。しかし、妊婦は妊娠後期になるにつれて骨盤が開いて後ろに傾きます。お腹の重みを支えて前に傾いた姿勢を戻そうと腰が反ります。

そして、腰が反ることで背骨の配列が乱れて首が内側に入りこみ、肩も内側に入る巻き肩となってしまうのです。

この姿勢が続くと、首の頚椎がまっすぐになり、ストレートネックになってしまうのです。頚椎のカーブがなくなることによって、頭の重さがダイレクトに首筋にかかるため、血行不良が起こって肩こりの原因につながります。

當銘梨沙先生

柔道整復師

妊娠中は、出産に向けて骨盤まわりなど靭帯を緩めるホルモンが分泌されます。お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤も広がっていきます。骨盤が広がることで後ろに倒れる状態(後傾)になりやすいです。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中に肩こりがひどくなる原因として、ホルモンバランスの乱れも挙げられます。妊婦の方は女性ホルモンが通常より多く分泌されます。そのため、ホルモンバランスが乱れ自律神経の働きが低下し、血行不全を起こす場合があります。

妊娠によるストレス

妊娠によるストレスも、妊娠中に肩こりがひどくなる原因の1つです。妊婦はつわりや精神的なストレスにより、自律神経が乱れやすくなっています。出産への不安、行動制限、体調不良など妊婦の体は、普段以上にストレスを感じやすくなっています。

不安やストレスがあると、体は常に緊張した状態となり、肩こりにつながることがあります。

運動不足

妊娠中に肩こりがひどくなるのは、運動不足も原因です。妊婦の方はつわりがつらかったり、お腹が大きくなったりすると、運動不足になりがちです。運動不足になると、血行不良になり肩こりを発症しやすくなります。

妊娠中の肩こり解消には、軽いストレッチや運動がおすすめです。無理のない範囲で日常に取り組んでいきましょう。

妊娠中の肩こりを解消する方法は?

妊婦でも安心して行えるおすすめの肩こり解消方法を4つ紹介します。妊娠中の肩こりが続くと、頭痛などの不快な症状がでてしまい、体調がさらに悪化する恐れがあります。無理のない範囲で自分にあった方法を試しましょう。

バスタオル枕で首を支える

妊婦の肩こりの原因であるストレートネックに効果的なのが、バスタオル枕を首の下に置いて寝る方法です。バスタオル枕は「寝るだけ整体」を考案した柔道整復師の田中宏さんが推奨しているセルフ整体です。つわりがひどく動けない妊婦の方でも気軽に行えます。

やり方は、バスタオルを直径8~10cmの円柱に丸め、首の下に置いて寝てください。首の頸椎が自然な曲線を描いているか、首の筋肉はゆるんでいるかを確認しましょう。頸椎に自然な曲線が戻ることで、肩周りの筋肉がゆるんで肩こり・頭痛の改善に期待ができます。

ツボ押しマッサージをする

妊娠中の肩こりを解消する方法として、ツボ押しマッサージをするのもおすすめです。ツボ押しマッサージは、血行不良による筋肉の緊張をとる効果を期待できます。妊婦でも押していいツボは、風池(ふうち)と百会(ひゃくえ)です。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/640144534548263531/


風池(ふうち)は首の頚椎のサイドにある筋肉の、髪の生え際に2か所あります。肩周りの筋肉の血行を良くしてくれるので、肩こりだけではなく頭痛や眼精疲労にも効果的です。頭を包み込むように、親指で刺激しましょう。

百会(ひゃくえ)は頭のてっぺんにあるツボです。体の中心に向かって優しく押しましょう。頭部や首の頚椎付近にはたくさんのツボが集中しています。ツボ押しマッサージで血行が改善すると、頭痛や眼精疲労にも良い効果があるので、あわせてマッサージしてみましょう。

軽くストレッチをする

軽くストレッチをするのも、妊娠中の肩こりを解消する方法の1つです。妊婦が軽いストレッチをするのは血流改善やストレス解消に効果的です。ただし、妊娠後期の妊婦はお腹がはってしまったり、腰を痛めてしまう可能性もあるので、お腹や腰を痛めない範囲で行いましょう。

磁気治療グッズに頼る

ピップエレキバンなどの磁気治療グッズに頼るのも、妊娠中の肩こりを解消する方法です。磁気治療グッズは、肩こりだけではなく腰痛にも効果的です。マッサージに行けない時期や事情により絶対安静が必要な方、妊娠後期で仰向けの姿勢が厳しい方でも気軽に試せます。

磁気グッズの選び方は、医療機器として認定されている商品を選びましょう。また、初めて使う人は、強い磁気のアイテムは避けるのが無難です。磁気治療グッズは妊婦の方や胎児に悪影響はありませんが、妊娠初期の方は主治医に相談してから使いましょう。

妊娠中の肩こりに湿布・薬の使用は危険?

妊娠中の肩こりに湿布・薬を使用したい場合は、主治医に相談し処方されたものを使いましょう。妊婦の方でも使える成分の湿布・薬であっても、皮膚にかゆみ、赤みなどが出た場合はすぐに使用をやめてください。かかりつけの皮膚科に妊娠中だと伝えて診てもらいましょう。

使っていい湿布とダメな湿布がある?

妊娠中の肩こりには、すべての湿布が使えるわけではありません。妊婦が使ってもいい湿布とダメな湿布を紹介します。各商品のどの成分がいいのか、悪いのかも紹介するので、参考にしてください。

妊娠中に使ってはいけない湿布(成分)
  • エパテックゲル(ケトプロフェン)
  • セクターゲル(ケトプロフェン)
  • ロキソニンテープ(ロキソプロフェンナトリウム水和物)
  • ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)
  • バンテリン(インドメタシン)
  • フェイタス(フェルビナク)
妊娠中でも使って良い湿布(成分)
  • のびのびサロンシップ(サリチル酸グリコール)
  • パテックス(サリチル酸グリコール)
  • サロンパス(サリチル酸メチル)

これらの成分を含む商品には湿布材だけではなく、クリームタイプやローションタイプもあります。同じ商品ブランドの場合でも異なる成分が使用されていることがあるため、医師や薬剤師に確認をしましょう。

妊娠中の湿布はなぜダメ?

妊娠中に使ってはいけない成分が入った湿布・薬を使用した場合、妊婦の体や赤ちゃんの体に悪影響をもたらす可能性があります。特に妊娠後期には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を含む湿布・薬には気を付けましょう(※1)。

胎児の心臓への悪影響・血圧異常・羊水減少を起こす可能性があります。少しでも迷ったら主治医の指示に従い、自己判断での薬・湿布の使用は絶対に避けましょう。

もし使ってはいけない湿布を貼ってしまったらどうする?

もし誤って使用した場合はすぐに剥がして、できるだけ早く医者や薬剤師に相談してください。湿布に含まれる薬剤は皮膚から吸収され、成分の一部は血液にとけこみます。そして、やがて胎盤を通して赤ちゃんに届いてしまうことがあります。

万一の事態に備えて、妊娠中に使ってはいけない成分の湿布・薬は、誤って使用しないよう分類しておくことがおすすめです。パートナーや身近な家族にも周知することで、誤って使用する可能性も下がります。

當銘梨沙先生

柔道整復師

座っているとお尻周りが痛くなることへも繋がります。さらに背骨のバランスが崩れ、頭が前にいくような姿勢になり肩こりにもつながっていきやすいです。妊娠中だと薬や湿布の成分にも気をつけないといけないものもあり気をつけることは多いです。

【動画】妊娠中でもできる『肩甲骨剥がし』ストレッチ

妊娠中の肩こりを少しでも楽にしよう

妊婦の肩こりの原因は、姿勢の歪み、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、運動不足が原因です。ストレッチを行ったり、肩こり改善グッズを使用して血行を整えましょう。もちろん妊娠中の無理は禁物なので、ストレスにならない範囲で取り組んでください。

どうしても湿布・薬に頼りたい場合は、自己判断はせず主治医に相談をしたうえで使用してください。つわりや体がしんどい時期ですが、残りの妊婦生活をより快適に過ごすために、妊娠中の体のトラブルを改善していきましょう。

當銘梨沙先生

柔道整復師

お母さんの体が楽だとお腹の中の赤ちゃんもリラックスすることができるので、症状がひどい場合は早めに解消させるようにしたいです。家でできるセルフケアをして、それでも辛さがある場合はマタニティ整体などを受けることをオススメします。

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