冬の寒さがめまいの原因に？寒暖差による不調の対策法を紹介！

冬になると起こるめまいがつらいときはありませんか。めまいの原因や症状はさまざまで、起こりやすいといわれる時期があります。寒い季節に起こるめまいの原因や対処方法を紹介します。

冬に起こるめまいは、ほかの季節や条件で起こるものとは違いがあるのでしょうか。夏や季節の変わり目に起こるめまいと、冬のめまいでは原因が違います。寒い季節のめまいで考えられる原因について解説します。

冬に起こるめまいの原因のひとつは、血流の悪化です。寒さで血管が収縮すると血流が悪くなります。血流不足により、めまいと大きく関係する耳への酸素と栄養の供給が少なくなるため、機能が低下するのです。耳が血行不良の影響を受け、めまいが起こります。

脱水状態でもめまいは起こります。夏の脱水症と違い、冬はかぜなどの感染症が脱水症の原因になることもあります。感染症で嘔吐や下痢をすると、脱水の原因となるのです。

そのほか、インフルエンザやかぜを予防するためにマスクをつけることも、口渇感を感じにくくなり水分不足になりがちです。脱水症は高齢者や子どもに起こりやすいといわれています。

冬のめまいの原因でもある暖房病は、エアコンやストーブなどの暖房器具の使用によって起こります。温められた空気は上昇するため、足元は冷えていても頭部は温まりすぎることが原因です。頭部だけが暑い環境では、めまい以外にも頭痛やのぼせ、吐き気も現れます。

暖房が効きすぎるだけでも、体には負担がかかり体調を崩すことがあります。暖房で空気が乾燥し起こる不調も暖房病です。暖房病は自律神経を乱し疲れや眠気、不眠などの不調につながることもあります。

寒暖差疲労とは、1日の寒暖差や室内と屋外の気温差により起こります。温度差が激しいとき、対応するために体は負担をかけられている状態です。寒暖差疲労状態では自律神経が乱れてしまい、さまざまな不調が現れます。

自律神経が乱れるとめまいが起こるほかに冷えや肩こり、眠気、頭痛などのつらい症状が現れやすくなります。寒暖差疲労は入浴や着替え方などで対策できるため、生活環境を工夫をするとよいでしょう。

めまいの原因や症状はさまざまです。雨が降る日の低気圧が原因になるほか、自律神経の乱れや低血圧が原因でも起こります。人によっては、めまいと併発する症状に吐き気や肩こりなどが現れるといった個人差があります。

いきなりくらくらとめまいが起こると不安を感じる人もいるでしょう。吐き気や頭痛、熱はないものの不安なときは病院の受診をおすすめします。回転性のめまいの場合、メニエール病の可能性もあるため自己判断は避けましょう（※1）。

冬に起こるめまいに対処方法はあるのか、知りたい人もいるのではないでしょうか。冬のめまいには、日常生活でもできる対処方法があります。めまいの原因別に対策の方法を紹介します。

めまいの対処方法のひとつは、体を冷やさないことです。体が冷えると血流の悪化につながるため、冷やさない工夫をしましょう。温かい飲み物を飲んだり、体が温まる食べ物を食事に取り入れたりする方法なら手軽です。軽い運動をして体全体を温めるのもよいでしょう。

季節や気温に関わらず、水分補給は必要です。冬は汗をかく自覚がないため、意識して水分補給をしない人も多いでしょう。汗をかかなくても、体の水分は失われます。寒い季節であっても、こまめな水分補給をこころがけましょう。

冬のめまいの原因となる暖房病を防ぐには、サーキュレーターで室温のムラをなくすことも有効です。サーキュレーターで、上に溜まってしまう温かい空気を部屋全体に行き渡らせ、温度のムラをなくしましょう。加湿器を使用することも脱水症の予防につながります。

めまいには自律神経も関わっているといわれています。気温の変化のほかストレスや疲労の影響を受けやすいのが自律神経です。自律神経を整えるには、生活習慣やストレスを溜めないことが大切です。身体的ストレスには、温度差も含まれるため室温や衣類を工夫しましょう。

冬に起こるめまいや頭痛には、寒い季節ならではの原因があります。めまいの背景には体のSOSが隠されていることもあるため、軽視せず原因を知り正しく対処しましょう。

日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか？