ストレートネックにタオル枕は危険って本当?正しい作り方やコツも
バスタオルを巻いてかまぼこ枕のようにした「タオル枕」はご存知ですか?実は、ストレートネックにタオル枕は危険との噂があります。この記事では、ストレートネックにタオル枕が危険と言われる理由を紹介します。正しいタオル枕の作り方やポイントも紹介するので、参考にして下さい。
目次
- そもそもストレートネックとは?
- 首の骨(頚椎)がまっすぐになっている状態のこと
- 原因は姿勢の悪さ
- ストレートネックにタオル枕が危険と言われる理由
- そもそも巻きタオルのカーブで姿勢は良くならない
- 寝返りで横向きになると不安定になる
- 高さの調整がしにくい
- ストレートネックの人はタオル枕は避けるべき?
- タオルを巻かなければOK!
- 【ストレートネック必見】タオル枕の簡単な作り方
- ①バスタオルを四つ折りにする
- ②バスタオルの端を巻く
- ③フェイスタオルを重ねる
- ④もう1枚のフェイスタオルで全体を覆う
- 【ストレートネック必見】タオル枕のチェックポイント
- 仰向けで立った時と同じ姿勢になるか?
- 横向きでもフィットするか?
- スムーズに寝返りが打てるか?
そもそもストレートネックとは?
ストレートネックにタオル枕は危険といわれていますが、そもそもストレートネックとはどんな状態なのでしょうか。まずは、ストレートネックの症状や原因について解説します。
首の骨(頚椎)がまっすぐになっている状態のこと
ストレートネックとは、首の骨(頚椎)がまっすぐになっている状態のことです(※1)。本来は、頚椎は緩やかなS字カーブを描いていますが、ストレートネックになるとこのカーブが失われたり、戻りにくかったりするのです。
その結果、血行不良や筋肉の硬直につながり、首が痛いという症状があらわれます。人によっては、ストレートネックによって頭痛や肩こりなどの症状があらわれることもあります。
原因は姿勢の悪さ
ストレートネックになるのは、姿勢の悪さが主な原因です。人間の頭の重さは、ボーリングの球と同じくらいあるといわれています。正しい姿勢をしていても首や肩に負担はかかりますが、姿勢が悪い状態だとさらに負担をかけてしまうのです。
特に、スマホやパソコンを見るときは、頭が通常よりも前に出て姿勢が悪くなってしまうため、ストレートネックになりやすいといわれています。
鈴木議紳先生
柔道整復師
最近TVでもスマホ・パソコンによる視力低下や脳疲労などがとりあげられていますが、ストレートネックもそのひとつです。頸椎は通常S字カーブで頭部の加重を分散しクッションの役目をしていますが、ストレートネックになると首の血行不良が起こり、脳圧が上がり様々な症状を起こします。
ストレートネックにタオル枕が危険と言われる理由
タオル枕は、バスタオルやフェイスタオルなどを巻いて作る枕のことです。ストレートネックの人がタオル枕を使うと危険といわれていますが、それはなぜなのでしょうか。
そもそも巻きタオルのカーブで姿勢は良くならない
ストレートネックにタオル枕が危険といわれる理由の1つは、巻きタオルのカーブでは姿勢は良くならないからです。正しい姿勢で立ったり座ったりしているときは、首の骨は緩やかなカーブを描いており、寝た状態のときは首の骨はまっすぐになっていると考えられています。
しかし巻きタオルを使うと、首を持ち上げる形になります。首を圧迫した状態になり、ストレートネックが悪化する恐れもあるのです。そのため、そもそも首のカーブに合わせるために巻きタオルを使う必要がないのです。
寝返りで横向きになると不安定になる
人間は寝ている間に何度も寝返りをうっていて、横向きになることもあります。仰向けで寝るときにはタオル枕が首の下にフィットしていても、寝返りを打ったり、横向きになったりすると、首が不安定になってしまうのです。
そうなると、ストレートネックの改善をするどころか、首の痛みや肩こりなどが悪化する可能性もあります。
高さの調整がしにくい
ストレートネックにタオル枕が危険なのは、高さの調整がしにくいという理由もあります。本来、バスタオルは枕として使うために作られていません。そのため、適切な高さに調整するのに手間がかかったり、寝返りを打つと崩れたりすることもあるのです。
ストレートネックの人はタオル枕は避けるべき?
ストレートネックにタオル枕が危険であれば、使うのは避けるべきなのでしょうか。実は、タオル枕を正しく使えば、ストレートネックの改善に効果が期待できるといわれています。それでは、どんな使い方ならストレートネックに効果的なのかを解説します。
タオルを巻かなければOK!
ストレートネックや首に痛みがある人は、タオルを巻かなければタオル枕を使っても問題ありません。たとえば、バスタオルを何枚か重ねて平らに作った枕がおすすめです。タオルを1枚ずつ重ねていくので、高さ調整がしやすくて崩れにくくなります。
そのため立っているときと同じように頚椎が緩やかなS字カーブを描く最適な寝姿勢を維持しやすいのです。
【ストレートネック必見】タオル枕の簡単な作り方
ストレートネックの人におすすめのタオル枕の作り方を紹介します。手作りタオル枕に必要なものは、バスタオル1枚とフェイスタオル2枚です。
①バスタオルを四つ折りにする
タオル枕の作り方は、まずバスタオルを縦に四つ折りにします。小さめのバスタオルの場合は、三つ折りでもかまいません。
②バスタオルの端を巻く
片方の端からこぶしの高さになるくらい巻いてください。反対側は、手前に二つ折りにします。
③フェイスタオルを重ねる
二つ折りをしたところに、フェイスタオルを1枚重ねます。1度寝てみて、高さが足りない場合は、1枚ずつ追加していきましょう。
④もう1枚のフェイスタオルで全体を覆う
高さの調整をしたら、寝ている間に形が崩れないように、もう1枚のフェイスタオルで全体を覆ってください。
【ストレートネック必見】タオル枕のチェックポイント
ストレートネックの人がタオル枕を作ったり使ったりする際に、気をつけるべきポイントを紹介します。タオル枕でストレートネックによる首の痛みを悪化させないために、チェックしておきましょう。
仰向けで立った時と同じ姿勢になるか?
ストレートネックの人がタオル枕を使うときのチェックポイントの1つが、仰向けで寝たときに立ったときと同じ姿勢になるかどうかです。首から背中にかけて、頚椎が緩やかなS字カーブを描く高さにしましょう。
横向きでもフィットするか?
タオル枕を使って横向きで寝たときに、首にフィットするかどうかも大切なポイントです。頭から背骨までまっすぐになる姿勢で、首と枕・布団に隙間ができないようにしてください。
隙間をなくすことで首と肩が安定するため、ストレートネックや首の痛みの悪化を防げるでしょう。
スムーズに寝返りが打てるか?
ストレートネックの人がタオル枕を使うときには、スムーズに寝返りが打てるかどうかも確認しましょう。寝返りをうちにくい枕だと、首や肩だけではなく腰にも負担がかかってしまいます。頭と肩、骨盤が一緒に寝返りを打てるようにしましょう。
ストレートネックにタオル枕は危険ではなく、作り方次第!
「ストレートネックにタオル枕が危険」というのは、タオル枕そのものが危険なわけではありません。タオル枕の作り方・形状によっては、ストレートネックの改善効果を期待できます。ストレートネックの人に最適なタオル枕を手作りして、使ってみましょう。
鈴木議紳先生
柔道整復師
タオル枕のチェックポイントに仰向け・横向きで寝てみてフィットするか、スムーズに寝返りできるかという点がありましたが、タオル枕を作る過程で硬めを意識するのもひとつのコツになります。1度寝てみて沈んだ高さを基準にすると良いでしょう。
日々の疲れを癒すなら『HOGUGU』で
日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか?
家から出たくない日や、夜遅い時間でも、『HOGUGU(ホググ)』なら自宅で簡単にプロのもみほぐしを体験できます。セラピストが自宅や宿泊先に来てもみほぐしを行ってくれるので、わざわざ整体やマッサージ店へ出向く必要もありません。
さらに今なら、【7月限定】2000円OFFクーポンでお得にHOGUGU(ホググ)をご利用できます!是非一度お試しください。
(この記事は一部プロモーションを含みます)