商丘(しょうきゅう)のツボは食べ過ぎに効果的!位置や効能も解説!

商丘 (しょうきゅう)」は消化器系の不調を整えるとして知られているツボです。この記事では、商丘の場所・見つけ方や押し方、商丘を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、商丘を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。

専門家監修 |鍼灸師 堤 萌依先生
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鍼灸師あん摩マッサージ指圧師柔道整復師。鍼灸整骨院で勤めながらクラシックバレエ、水泳、バスケットボールなどのスポーツ現場でトレーナー活動も経験。...
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鍼灸師あん摩マッサージ指圧師柔道整復師。鍼灸整骨院で勤めながらクラシックバレエ、水泳、バスケットボールなどのスポーツ現場でトレーナー活動も経験。現在はフリーランスとして出張マッサージ・鍼灸施術を行い、陸上女子ホッケー部のメディカルトレーナーとして活動している。美容鍼灸も行っており、睡眠不足、食生活の乱れ、婦人科疾患など、東洋医学の観点からもお肌のトラブルの原因を解決に導きます。

目次

  1. ツボ『商丘(しょうきゅう)』の効果とは?
  2. 消化機能の改善に効果的
  3. 商丘(しょうきゅう)のツボの場所は?
  4. 商丘の位置は「内くるぶし」
  5. 商丘の見つけ方
  6. 商丘(しょうきゅう)のツボの押し方は?
  7. 商丘(しょうきゅう)を押すと痛い原因は?
  8. 大腸の機能低下や婦人病の可能性も
  9. 病院は何科で受診すべき?行く目安は?

ツボ『商丘(しょうきゅう)』の効果とは?

商丘(しょうきゅう)は東洋医学で足の太陰脾経という経絡上にあり、体内で滞った体液を流す作用を持つ「脾」の働きに関係しています。「商」は脾の経金穴で金の五音であり、「丘」はくるぶしのような盛り上がった丘を意味しています。

消化機能の改善に効果的

商丘(しょうきゅう)が属する「脾」の働きは、消化吸収や胃、味覚などに深く関係があります。そのため、便秘や下痢のような大腸の不調を整える効果が期待できるのです。そのほか、以下の症状がある場合に商丘が使われます。

・食欲不振
・吐き気
・突き指
・しぶり腹
・手足の冷え
・頭痛
・腹痛

便秘や下痢、吐き気など胃腸の不調全般に有効なツボです。下腹部にガスが溜まり張ってゴロゴロと音が鳴るような苦しい状態の「しぶり腹」も緩和されます。胃腸の不調からくる口内炎にも改善にも期待できるでしょう。

堤 萌依先生

鍼灸師

「商」は五行色体表の五音で肺にあたり、肺と関係する経穴という意味でもあります。そのため、痰を伴う咳にも効果があります。

商丘(しょうきゅう)のツボの場所は?

商丘(しょうきゅう)は足に位置するツボです。詳しい場所や見つけ方を解説していきます。

商丘の位置は「内くるぶし」

商丘(しょうきゅう)の場所は、内くるぶしの前斜め下にあるくぼみに位置しています。距骨の上にあたり、舟状結節と内くるぶしの中間地点が商丘の位置です。

商丘の見つけ方

足首の内側に、出っ張っている骨である内くるぶしがあります。この内くるぶしの前から斜め下に向かって押していくと、少しくぼみがあります。押して少し痛いと感じるところが商丘(しょうきゅう)です。

商丘(しょうきゅう)のツボの押し方は?

商丘(しょうきゅう)のツボの押し方
  1. 内くるしの斜め前のくぼみを探す
  2. 親指をツボに当てる
  3. 痛気持ちい程度の強さで押す
  4. 1〜3分程度繰り返す

激痛を感じるほど刺激することは避けて、痛気持ちいと感じる程度の強さで押しましょう。息を吐きながら押していくことにより、副交感神経が優位になります。リラックス状態でツボを押すことで、より効果が期待できます。

堤 萌依先生

鍼灸師

捻挫時、アイシング後に押すと痛みが軽減します。ただし、腫れや痛みがひどい場合は病院でみてもらいましょう。

商丘(しょうきゅう)を押すと痛い原因は?

商丘(しょうきゅう)のツボを押すと、強い痛みを感じた方もいるかもしれません。なぜ、商丘を押すと痛いと感じるのか解説します。

大腸の機能低下や婦人病の可能性も

便秘や下痢の改善に有効であることから、大腸機能が低下している場合に痛いと感じることがあります。商丘のツボは生理不順や生理痛にも効果があるため、婦人科系の疾病にも関係があるといえるでしょう。

可能性のある原因
  • 消化器系機能の低下
  • 生理不順・生理痛
  • 神経衰弱
  • 腹痛
  • 足関節痛
  • リウマチ

商丘(しょうきゅう)が属する足の太陰脾経という経絡は、お腹あたりにある生殖器系を通っています。そのため、足にあるツボですが、足とは離れた胃腸や生殖器に有効とされている理由です。

生殖器や大腸機能のほか、足関節痛やリウマチの場合も痛みを感じる原因です。

病院は何科で受診すべき?行く目安は?

症状に対して商丘を押しても改善が見られない場合は、病院を受診しましょう。病院に行く目安と症状別の受診科を解説します。

病院に行く目安
  • 突然激しい痛みがあったとき
  • 吐き気と嘔吐を繰り返すとき
  • 発熱を伴う症状が出たとき
  • 痛みが1ヶ月以上続くとき
  • 転倒や打撲の心当たりがあるとき

下痢や嘔吐などの胃腸系の症状が出たときは、内科・消化器内科を受診するといいでしょう。生理痛などの痛みには婦人科、怪我の可能性の場合は整形外科です。気軽に相談できるかかりつけ病院をもっておくことも重要です。

受診する科に迷ったら、全国版救急受診アプリの活用をおすすめします。症状が軽く手軽に診療科を調べたいとき、スマートフォンで簡単に検索することが可能です。

症状が重い場合には、電話相談窓口を利用するのがおすすめです。#7119に電話をかけると、医師や看護師などの医療関係者に相談でき、症状からどうすべきか判断してくれます。緊急度が高ければそのまま救急車も呼ぶことも可能です。

商丘(しょうきゅう)のツボを効果的に使おう

商丘(しょうきゅう)を押すと胃腸の調子を整えてくれるほかにも、頭痛や手足の冷えの改善にも効果が期待できます。消化器系の異常を感じたら、商丘(しょうきゅう)のツボを押して効果を実感しましょう。

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