承漿（しょうしょう）のツボが歯痛や二重顎に効く！効果や位置を解説！

承漿（しょうしょう）は東洋医学での鍼灸として使われるだけでなく、美容鍼やフェイスエステなどの美容施術にもよく使われるツボです。承漿という名前は「承」は受けること、「漿」はよだれを意味し、よだれを受ける器のようなことが由来とされています。

この記事では承漿の効果やツボの押し方、痛い原因について詳しく解説します。

承漿は顔にあるツボで、顔のむくみやたるみに効果が期待できるツボです。そのほかにも以下のような症状がある場合に有効なツボとされています。

承漿が通る任脈は東洋医学における「腎」の機能に作用します。東洋医学における「腎」は成長や発育、生殖にかかわりを持ち、生命エネルギーを高める働きをするといわれているのです。そのため、女性であれば、生理痛や生理不順などの婦人科系症状に効果が期待できます。

また、「腎」は歯とも深いかかわりを持つため、「腎」の機能に働きをかける承漿を刺激することで、歯肉炎や歯痛など口腔症状にも有効といわれています。

承漿は顔面にあるツボで自分でも押しやすい場所にあります。ここでは、承漿のツボの位置や見つけ方を紹介します。

承漿は、顔面中心の下唇の真下、くぼみ部分に位置しています。下唇と顎のちょうど真ん中あたりにあるくぼみが承漿です。

人差し指と中指で顎先の骨をとらえ、下唇に向かって真っすぐ指をすべらせます。顎と下唇の真ん中付近でぶつかるくぼみが承漿です。

承漿（しょうしょう）のツボの押し方について解説します。顔面にあるツボのため力加減に注意しておこないましょう。

承漿を押す前に軽い力で皮下組織を動かすように小円を描くように揉んでから押すと顔面の血行が促進されおすすめです。ツボを押す際は呼吸を止めず、ゆったりとした呼吸でおこないましょう。

承漿（しょうしょう）のツボを押すと痛いと感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、承漿を押すと痛い原因について解説します。病院に行く目安や、何科を受診するべきかについても解説するので参考にしてください。

承漿の指圧で痛みがあるときは、力を入れすぎていないか確認しましょう。強く押さなくても承漿が痛む場合には、以下の可能性が考えられます。

承漿は生殖機能の働きに影響があるツボのため、承漿を押して痛みが出る場合は婦人科系疾患をはじめとする生殖機能の低下や免疫機能の低下の可能性があります。また、ニキビやしこりなど目に見えた症状がある場合はそれが痛みの一因ともいえるでしょう。

承漿を押して強い痛みや違和感がある場合、治療を必要とする疾患が隠れていることがあるため自己判断は避けましょう。病院受診の目安や診療科目を紹介します。

ニキビやしこりなど目に見えた症状がある場合は皮膚科、しびれや感覚がないなどの麻痺症状がみられる場合は、耳鼻咽喉科や脳神経外科を受診しましょう。原因がわからず、どこを受診してよいかわからない場合は、まずは、かかりつけの医師に相談してください。

承漿（しょうしょう）は顔のむくみやたるみ、シワの解消といった美容的な効果から歯痛、婦人科疾患、精神安定と幅広い症状に効果が期待できるツボです。セルフケアでも取り入れやすいツボなので、紹介した押し方を参考にして効果的に承漿のツボを使いましょう。

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