メニエール病に効くツボは?鍼灸治療の効果は?原因・症状や治し方も解説
めまいや耳鳴りなど耳の異常からくるメニエール病ですが、メニエールにはツボ押しが有効であるのを知っていますか?今回はメニエールに効くツボを原因や症状とともに紹介します。さらにツボ押し以外の治療法や自分で症状を改善できる方法も紹介するので参考にしてみてください。
目次
メニエール病に効くツボは?
メニエール病にはツボ押しが効果的です。ツボ押しは場所と押し方さえ覚えれば、つらいと感じた時すぐに刺激して症状を和らげることができる治療法です。ここでは、メニエール病の症状に効くツボを紹介します。
メニエール病に効くツボ4選!
メニエール病の治療には鍼灸や指圧など東洋医学の手法が効果的です。ツボは鍼やお灸で刺激する部分を自分で指圧するだけなので、誰でも簡単に試すことができます。めまいや耳鳴り、難聴など症状に合ったツボを呼吸に合わせて刺激しましょう。
小林瑞穂先生
理学療法士
メニエール病の原因ははっきりとわかっておらず、過労やストレスが引き金になるといわれています。根本的な治療法はまだなく、ゆっくり休養することが一番です。そのため症状がつらい時にできる方法としてツボ押しは有効であります。
①百会(ひゃくえ)
左右の耳を結んだ線の真ん中が百会です。百会は主に、気のめぐりを良くする効果が期待できます。よってこのツボは、ストレスによる耳鳴りやめまい症状があるときに押すと効果を実感できます。体の中心に向かって、心地の良い圧でゆっくりと押しましょう。
小林瑞穂先生
理学療法士
百会のツボは頭から背中まで繋がっている筋肉をほぐす効果もあります。ここを押すだけで首や背中の凝りがやわらぎ、ストレスによる筋肉の緊張をほぐしてくれます。
②風池(ふうち)
風池は体内の熱を巡らせるツボです。首の付け根と耳の下の真ん中にあります。めまいに効くツボとして有名です。
メニエール病のめまいは、ふわふわとした浮いているようなめまいではなく、ぐるぐると回転しているようなめまいであることが多いです。そのようなめまいが辛い時、積極的に刺激することをおすすめします。
③内関(ないかん)
手首の内側から指3本分下にあるのが内関というツボです。ここは自律神経を整え、精神を落ち着かせるといわれています。また内臓にも精通し、三半規管に作用しめまいや吐き気を落ち着かせる効果も期待できます。ゆったりとした気持ちでリラックスしながら刺激しましょう。
④完骨(かんこつ)
耳の後ろにある出っ張った骨の指1本下に完骨というツボがあります。ここは内臓の血流を改善させ自律神経を整える効果が期待できます。むくみを解消するため、三半規管がむくむことでおこる難聴にも効果的です。
小林瑞穂先生
理学療法士
むくみを改善させるためには、筋肉を縮めたり伸ばしたりポンプのように動かすことで血液循環を良くすることが大事です。内耳のむくみ対策にほ積極的に耳の周りの筋肉を動かしたりほぐしたりしましょう。
メニエール病の原因や症状は?
メニエール病はむくみやストレスが原因でめまいや吐き気、耳鳴りといった症状が出る病気です。ここでは、メニエール病の原因や症状、予防法について詳しく解説します。
原因
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メニエール病の原因
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内耳のむくみ
ストレスによる自律神経の乱れ
過労
睡眠不足
気圧の変化
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メニエール病は耳の奥にある三半規管がむくむことで周りの神経を圧迫し、めまいや吐き気などを引き起こす病気です。内耳がむくむことを内リンパ水腫といいます。内耳がむくむ原因はわかっていませんが、疲労やストレスが原因といわれています。
そのほか、ストレスにより自律神経の乱れや気圧の変化、睡眠不足などでもめまいや耳鳴りなどの症状が出ます。
症状
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メニエール病の症状
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ぐるぐる回るようなめまいがする
めまいのために吐き気・嘔吐する
めまいで立ってるのがつらい
耳鳴りがする
低い音が聞き取りにくい
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メニエール病の代表的な症状はめまいです。自分の周りがぐるぐると回っているように感じる回転性のめまいが特徴です。また、めまいと一緒に吐き気の発作が起こることもあります。(※1)
内耳がむくむことで聴覚神経が圧迫され耳鳴りや難聴になることがあります。高い音より、低い音の方が聞き取りにくくなる傾向があるのです。また、耳の症状として気圧の変化が生じたときなどに起こるような閉塞感が起きることもあります。
メニエール病の治療法は?
メニエール病はツボ押し以外にさまざまな治療法があります。ここではメニエール病と診断された場合の治療法について紹介します。
薬物療法
残念ながらメニエール病に効く薬は今のところありません。一般的には、吐き気症状を抑える吐き気止めや内耳のむくみを改善させる利尿薬などが処方されます。難聴にはステロイド剤が使用されることもあります(※1)。
鍼灸
メニエール病の治療では鍼やお灸が効果的です。鍼やお灸でツボを刺激することで体内の水分を循環させたり、自律神経を整えたりすることができます。メニエール病は自律神経の乱れなどが原因で発症する病気なので、鍼やお灸をすることで再発や予防の効果が期待できます。
メニエール病の自分でできる治し方は?
メニエール病の症状を自分で解消できる方法はさまざまです。症状が辛いときはまず安静にすることが大切ですが、日頃からメニエール病に対する予防をおこなうことが大切です。日常生活の中に取り入れやすいものばかりなので、習慣化していきましょう。
マッサージ・ストレッチ
内耳のむくみを改善させるために、耳や頭の周りにある筋肉のストレッチをおこないましょう。筋肉の緊張をほぐすことで血流が良くなり、むくみの改善につながります。
食事の改善
メニエール病の症状の一つにむくみがあります。むくみを起こさないために食べてはいけないものは、塩分の多いものです。日ごろから薄味を心がけましょう。また、温かい飲み物は血流を促進し、むくみ予防にもなるのでメニエール病に効く飲み物といえます。
小林瑞穂先生
理学療法士
食事療法として水分をこまめにとることもおすすめです。体内の水分代謝を高めることで老廃物が流れやすくなりむくみの予防になります。
睡眠
睡眠不足はストレスの原因となります。長時間眠れない場合には、短時間でも昼寝の時間をとることをおすすめします。体にストレスや疲労を溜めないために睡眠はとても重要な要素です。
運動
運動は、ストレスを解消したり、血流を改善させむくみ予防に効果的です。メニエール病にはウォーキングなどの一定時間継続する有酸素運動がおすすめです。有酸素運動は自律神経のバランスも整えることができるのでメニエール病の方におすすめの運動といえるでしょう。
小林瑞穂先生
理学療法士
ストレッチやヨガのようなリラックスできる運動もメニエールの症状には効果的です。ゆったりとした呼吸を意識しながら行うことで自律神経が整います。
メニエール病に効くツボを知っておこう
メニエール病の症状は日常生活へ支障がでる辛い病気ですが、メニエール病に効くツボを知っておくことですぐに自分で対応することができます。メニエール病に効果的なツボを鍼灸や指圧で刺激して、メニエール病の予防や改善に役立てましょう。
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