鵞足炎に効くツボ3選|場所やマッサージのコツを押さえて早く治そう
鵞足炎にはツボ押しマッサージが効果的です。今回は、鵞足炎に効くツボ3選を紹介します。「鵞足」の場所や、ツボ押しマッサージの方法も紹介するので参考にしてみてください。
目次
鵞足炎はどんな症状?場所はどこ?
鵞足炎は「がそくえん」と読み、膝下にある鵞足という部分やその周辺に炎症を起こした状態です。鵞足炎の症状や、鵞足の場所について紹介します。
症状は?
- 階段昇降時に膝に痛みを感じる
- 膝を曲げたときに膝に痛みを感じる
- 立つときなどの動き出しに膝の痛みが強くなる
- ランニングや歩行時に方向転換すると膝が痛む
鵞足炎の主な症状は膝の痛みです。重症になると、何もしていない安静時でもうずくように痛くなる可能性があります。
「鵞足」の場所はどこ?
鵞足は、膝の下にある脛骨という骨の内側に位置します。縫工筋(ほうこうきん)・半腱様筋(はんけんようきん)・薄筋(はっきん)と呼ばれる、筋肉が骨にくっついている部位です。この場所が炎症を起こした状態が鵞足炎です。
鵞足炎の原因・なりやすい人の特徴は?
鵞足炎の原因やなりやすい人の特徴を紹介します。原因や特徴を知り、予防や対策につなげましょう。
鵞足炎の原因
- ウォーミングアップを怠ること
- ランニングフォームが悪い
- オーバートレーニング
- 体・筋肉の固さ
膝の屈伸や内転筋を活動させる動作が多い、あるいは長時間酷使することで、鵞足部が摩擦を受け、その周辺に炎症を起こす原因となります(※1)。運動前や運動中、筋肉の状態が鵞足炎を引き起こす要因となり得るのです。
鵞足炎になりやすい人の特徴
- スポーツ選手
- 筋肉が固い人
- 回内足の人
- X脚の人
- 変形性膝関節症の人
スポーツの中でも、ジャンプやキックの動作、屈伸運動、ランニング動作を行うスポーツをする人に多い傾向があります。
回内足やX脚で、お尻や脚の筋力が弱く、緊張している、バランスが崩れていることもなりやすい人の特徴です。また、変形性膝関節症の人は、鵞足炎を併発することがあるといわれています。
高林孝光先生
柔道整復師
この症状を起こしやすい方の特徴を付け加えると、立位体前屈で手の平が床にピタッとつかない方が多いです。骨盤後傾しているために痛い場所についている筋肉が上に引っ張られる牽引痛が起きています。
鵞足炎にはマッサージは効く?
炎症が起きている状態は、まずは安静にすることが大切です。痛みが強いとき、炎症がひどいときはマッサージが逆効果となり、痛みが増悪する場合もあるため避けましょう。
鵞足炎では、痛みで筋肉が緊張し、膝の可動域が狭くなりがちです。温めながらマッサージを行うと、筋肉の緊張をほぐし可動域を広げる効果が期待できます。自分で治す方法として、ツボ押しが簡単でおすすめです。
高林孝光先生
柔道整復師
特にひざを曲げた時に痛い方は、骨盤後傾していて筋肉が痛い場所を引っ張って牽引痛が起きています。何か運動をする場合はひざを曲げた腰の位置を低くするのではなく、腰の位置を高くしてプレーすると痛みが出にくくなります。
鵞足炎に効くツボ3選!
鵞足炎に効くのはどのツボなのでしょうか。ひとりでも簡単にケアできるツボを3つ紹介します。セルフケアのほかに鍼灸治療もおすすめです。
鵞足炎に効くツボ①曲泉(きょくせん)
曲泉のツボの場所や見つけ方、押し方を紹介します。
ツボの場所・見つけ方
膝を曲げたときにできるシワの内側で、へこんでいる場所です。押すと痛気持ちいいと感じます。肝臓機能や頭痛、めまいに効くといわれるツボです。
ツボの押し方
曲泉を人差し指と親指でつまみ、押し上げながら膝をのばします。この動作を10回繰り返しましょう。膝の痛みを和らげます。
鵞足炎に効くツボ②陰陵泉(いんりょうせん)
陰陵泉のツボの場所や見つけ方、押し方を紹介します。
ツボの場所・見つけ方
膝の内側にある太い骨の真下に位置しています。少しへこんでいて、押すと響く感じがします。むくみや消化不良に効果的といわれるツボです。
ツボの押し方
陰陵泉のへこみに親指を垂直に立て、3秒かけて押し込んでください。ゆっくり息を吐きながら、指の腹で押していきます。1分程度この動作を繰り返してください。膝の痛みに効くといわれるツボです。
鵞足炎に効くツボ③陰包(いんぽう)
陰包のツボの場所や見つけ方、押し方を紹介します。
ツボの場所・見つけ方
大腿骨の内側、上端から指4本ほどに位置しています。押すと痛気持ちいいと感じる場所です。生理痛や不妊症、腰痛、冷え性におすすめのツボです。
ツボの押し方
ツボを親指で押さえ、横へ大きくずらすように刺激します。30秒ほど左右に揺らしてマッサージしましょう。鵞足炎を起こす筋肉をほぐすことができるツボです。
鵞足炎に効くツボ押しマッサージのコツは?
- 1~3秒かけてゆっくり押し込む
- 基本的にはツボに対して垂直に押す
- 息を吐きながら押す
1~3秒かけてゆっくり押し込み、ゆっくりと元に戻しましょう。ツボに対して垂直に押すと、より強い圧をかけることができます。深呼吸をしながら行うのがポイントです。息を吐いているときは筋肉の緊張が緩むため、ツボを押しやすい状態です。
高林孝光先生
柔道整復師
マッサージで痛い所を揉んでしまうと炎症がひどくなってしまうので、痛い所を揉むのではなく、痛む原因のハムストリングのマッサージなら大丈夫です。痛む原因を理解してマッサージすると良いです。
鵞足炎の痛みがひどい・長期間続く場合は?
鵞足炎の痛みがひどく安静にしているのにうずく、痛みが長期間続くといった場合は、医療機関を受診しましょう。病院受診や、整骨院でできる治療について紹介します。
整形外科を受診
脛骨内側顆あたりの疲労骨折や、変形性膝関節症も同じような症状が現れます。安静にしていてもひどく痛むときや症状が長い期間続くときは、整形外科を受診をおすすめします。レントゲン検査やMRI検査などを受け、くわしい診断をしてもらいましょう。
整骨院での治療も有効
整骨院では、患部の状態に合わせた施術を行います。炎症が治まれば、筋肉の柔軟性を回復させ膝の可動域を広げる施術で、痛みを繰り返さない体づくりを目指します。
鵞足炎はツボ押しも活用してセルフケアしよう
スポーツなどで膝を酷使すると、鵞足部が摩擦を受けて炎症を起こす鵞足炎を引き起こします。ツボ押しで膝周りの筋肉をほぐして、鵞足炎を予防しましょう。
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