逆流性食道炎に効くツボは?胸焼けの治し方や原因・症状も解説
逆流性食道炎に効くツボを知っていますか?今回は、逆流性食道炎に効くツボを、対処法や予防法とともに紹介します。逆流性食道炎の原因・症状も紹介するので参考にしてみてください。
目次
逆流性食道炎に効くツボは?
逆流性食道炎は胃酸の逆流や、胸やけの症状がある病気です(※1)。薬で治療をするほか、東洋医学に基づいた鍼灸や指圧でツボを刺激して逆流性食道炎を緩和させる方法があります。この記事では、逆流性食道炎に効くツボや対処法、食事内容について紹介します。
逆流性食道炎に効くツボ5選!
逆流性食道炎に効くツボを指圧したり、鍼灸をしたりすることで症状の緩和、改善が期待できます。ここでは、逆流性食道炎に即効性のあるツボを5つ紹介します。ツボの位置や効能、ツボの押し方もあわせて解説するので参考にしてください。
①太白(たいはく)
太白は胃の不調を整えて、消化機能を高める効果があるといわれるツボです。逆流性食道炎は、消化不良による胸焼けや、胃酸過多が原因となるので、太白を刺激することによって胃腸の働きをスムーズにする効果が期待できます。
太白の位置は、足裏の親指の根本にある太い骨の内側にあります。親指の付け根を内側から触り、膨らみの下の少しくぼんだところが太白の位置です。親指の腹をツボに当て、痛すぎない力加減で10秒程度刺激しましょう。指圧だけでなくお灸をすえるのもおすすめです。
河合雄介先生
鍼灸師
胃腸のバランスを整えるには脾系、胃経のツボをよく使います。太白は脾経の原穴。反応がよく出る場所で、消化吸収の働きに関係する穴です。
②天柱(てんちゅう)
天柱は「精神安定のツボ」ともいわれ、ストレスを和らげるツボです。ストレスは食欲不振、消化不良など胃腸機能に深く影響を及ぼします。逆流性食道炎は胃腸機能の低下によって生じるので、ストレスを和らげることは逆流性食道炎の改善・予防に役立つのです。
天柱の位置は、後頭部と首の境目で左右外側のくぼみ部分にあります。襟足の生え際の真ん中に両親指を置き、外側に向かって触り両端にあるくぼみを見つけます。そのくぼみを小さな円を描くようにグリグリと10秒程度刺激しましょう。
③手の中指
手の中指には、身体のすべての部位に対するツボが収まっているといわれるほど身体の部位に有効なツボがたくさんあります。手のひら側の中指には胃や腸、横隔膜に有効なツボがあり、刺激することによって逆流性食道炎の症状の緩和が期待できるのです。
手のひら側の第2関節の線付近には横隔膜、その下には胃、中指の付け根から第二関節の真ん中下には腸というように、中指の第2関節から付け根部分までに消化器官に有効なツボがつまっています。胃少し強めの力で中指をまんべんなく刺激しましょう。
④気舎(きしゃ)
気舎は胸やけや胃の痛み緩和に作用するツボです。逆流性食道炎の症状としておこる胸やけや胃の不快感は、自律神経の乱れによって生じている場合があります。気舎は胃に溜まったガスを排出しやすくする効果もあるので、胃の不快感がある場合に押すといいでしょう。
気舎の位置は、鎖骨の内側上部のくぼみにあります。首を少し上に向け、鎖骨の内側を首に向かって触っていくとくぼみを見つけることができます。強い力で押すと息苦しさを感じる場所なので、弱い力で5秒程度刺激しましょう。
⑤中脘(ちゅうかん)
中脘は気舎と同様、胸やけや胃の不快感を和らげて胃腸機能を活発にするといわれるツボです。消化機能を高める効果があるため、食べ過ぎなどによるお腹の張りや胃もたれ改善が期待できます。
中脘は、おへそから指4本分上の位置にあるツボです。身体の真ん中を通るツボで、みぞおちとおへその真ん中にあります。中脘を刺激する際もあまり力は入れず、息を吐きながらゆっくり5秒程度押すといいでしょう。指圧のほかに鍼灸でツボを刺激することもおすすめです。
河合雄介先生
鍼灸師
脘とは胃のことです。中脘は胃の真ん中。温めることも良いので家ではお灸もおすすめです。熱くて不快になったら交換して3〜5回やると良いです。
あなたは逆流性食道炎?症状をチェック
- 胃もたれ・胸やけ
- 胃の不快感
- 胃酸がこみ上げてくる
- 喉のヒリヒリ感や違和感
- 食べ物がつかえた感覚がある
- おなかの張り
- ゲップがよく出る
逆流性食道炎は、胃のもたれや胸やけなどによって胃液の分泌が増え、増えた胃液が食道へ逆流することによって発症します。胃液は強い酸性のため、強い酸性に耐性のない食道が荒れ、ただれや潰瘍が生じてしまうのです。
逆流性食道炎の原因は?
- ストレスによる胃腸機能の低下
- 食生活の乱れ
- 食事後すぐの就寝
- 肥満による胃の圧迫
- 姿勢不良による胃の圧迫
- アルコールの大量摂取
逆流性食道炎は食べ物や生活習慣の乱れが原因で発症することが多く、「新生活病習慣」ともいわれています。特に、日本では近年、食生活が欧米化して脂肪分の多い食事が増えているため、本来の消化機能では対応できず、逆流性食道炎を発症する人が増えているのです。
逆流性食道炎の治し方や予防法は?
逆流性食道炎は生活習慣の乱れや身体の状態をストレッチやツボを押すことで整え、ある程度自力で緩和させることが可能です。ただし、いつまでも改善しない、眠れないほどの症状に悩まされているということがあれば、医療機関で治療をおこないましょう。
ここでは、逆流性食道炎を自力で緩和させるための対処法について紹介します。
食事内容の改善
逆流性食道炎を改善・緩和するためには食事改善が重要です。逆流性食道炎は消化不良や胃酸の分泌過多の状態にあるので、消化のいいおかゆやうどん、胃や食道の粘膜を保護するオクラや里芋、レンコンなどを積極的に摂りましょう。
逆流性食道炎の原因の一つに高脂肪食などの食生活の欧米化が挙げられます。揚げ物などの高脂肪食やチョコレートなどの甘いもの、アルコールやカフェインは胃液の分泌を促し逆流性食道炎を悪化させる可能性があるため避けましょう。
食べ方の改善
食べる時間帯や食べ方も工夫することも重要な予防法です。早食いは満腹感が得られにくいため食べ過ぎてしまい、消化対応が追い付かずに胃もたれや胸やけの原因となります。また、食べ過ぎは胃と食道の境目にある胃酸の逆流を防ぐ役割をもつ筋肉を緩めてしまうのです。
逆流性食道炎は寝た姿勢の時に生じやすいため、就寝2時間前までには食事を終えるようにし、食べた後にすぐ横にならないことも大切です。
腹圧をかけない
腹圧によって逆流性食道炎のような胃もたれや胸やけの症状が生じることがあります。ベルトをきつく締めたり、肥満になったりすることは胃を圧迫し、胃の不快感を助長させてしまいます。
また、重いものを持ったり、猫背など前かがみの姿勢になったりすることも胃を圧迫することになり注意が必要です。
ストレッチ・マッサージ
逆流性食道炎は、胃液の分泌を正常化し、胃腸機能を整えることで緩和・予防することができます。ここでは胃の圧迫を開放して胃腸機能を整える効果のある横隔膜や腹筋を伸ばすストレッチを紹介します。
- うつ伏せになり両手を肩の真下につく
- 足を肩幅にひらき足の甲を床につける
- 手のひらで床を押し上体を起こす
- 顔をななめ上に向ける
- 腹筋が伸びていることを意識して3呼吸する
- 息を吐きながらゆっくり上体を床におろす
- 5回繰り返す
足の甲を床に押し付けるようにすると上体を起こしやすくなります。満腹時や食事のあとすぐにおこなうと胃に負担をかけてしまうので、食後1~2時間を空けておこないましょう。
逆流性食道炎に効くツボを知っておこう
逆流性食道炎はツボを指圧したり鍼灸をしたりして刺激することで改善や緩和の効果が期待できます。日常生活の食事方法や姿勢改善とあわせてツボ押しも実践して逆流性食道炎を改善しましょう。
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