肩こり・首こりが耳鳴りの原因?コリを解消するツボやストレッチを紹介
耳鳴りに悩んでいませんか?もしかしたら、肩こりや首こりが原因かもしれません。この記事では、肩こりや首こりが原因で耳鳴りになる特徴を紹介します。耳鳴りを和らげる方法も説明します。他にも、肩こりと耳鳴りに効くツボやストレッチも紹介するので、参考にしてください。
目次
耳鳴りにお困りですか?
「キーン」とした音がする耳鳴りは、デスクワークが多い人がなりやすいと知っていますか。肩こりや首こりが原因で、耳鳴りがする場合があります。ここでは、耳鳴りのさまざまな原因や耳鳴りを和らげる方法や耳鳴りに効くツボ、ストレッチを紹介します。
肩こりが原因で耳鳴りになる特徴は?
首を傾けると「キーン」と耳鳴りがしたり、首を押さえると肩が痛いと感じたりすることはありませんか。耳鳴りを引き起こす原因の1つに、肩こりや首こりがあります。肩こりや首こりが原因で耳鳴りになる特徴を紹介します。
肩こりが原因の場合
- 「キーン」とした高い音の耳鳴り
- 長時間デスクワークをする人に多い
- 首こりや眼精疲労、頭痛を伴う場合もある
- ストレートネック(スマホ首)になっている
「キーン」とした高い音の耳鳴りの原因は、主に肩こりです。長時間のデスクワーク・スマホの見過ぎで猫背やストレートネックになり、肩こりを発症している可能性があります。筋肉が収縮したままで血行不良になり、疲労しているサインです。
肩こりはもちろん、首こりも引き起こすことがあります。首や肩の周辺には目や耳に関係する神経があり、肩こりや首こりによって耳鳴りや眼精疲労が起こる場合があります。肩こりや首こりが悪化すると痛い部分が広がり、頭痛を引き起こすこともあるようです。
加齢性難聴が原因の場合
- 「ゴー」という低い音の耳鳴り
- 高齢者がなりやすい
耳鳴りがする人は、働き盛りの若い人ばかりではありません。高齢者でも耳鳴りがする人がいます。「ゴー」という低い耳鳴りは、加齢性難聴が原因になっている可能性があります。
耳は蝸牛(かぎゅう)が空気振動を電気信号に変換して脳に届けてくれるため、人は音を聞き取れるのです。高齢で蝸牛の機能が衰えると、本来変換しなくてよい不必要な信号まで脳に送ってしまいます(※1)。
自律神経の乱れが原因の場合
- 同じ音が一定のリズムで聞こえる拍動性耳鳴り
- ストレスが多い生活を送っている人に多い
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。日中の活動時間は交感神経が働き、夜のリラックスする時間は副交感神経が働きます。しかし、慢性的な疲労や睡眠不足、ストレスが多い生活は、自律神経のバランスを狂わせてしまうのです。
自律神経の乱れで交感神経優位が続くと、全身の血管が収縮して血流が悪くなります。耳への血流も少なくなり、拍動性耳鳴りが起こりやすくなります。「ザーザー」と血液が流れる音、「ドクンドクン」と心臓が動く音など、拍動性耳鳴りは人によって聞こえ方がさまざまです。
耳鳴りを和らげる方法はある?
耳鳴りを和らげる方法を3つ紹介します。肩こりや首こり、頭痛に悩む人にもおすすめです。
①血行改善
耳鳴りを和らげる方法の1つ目は、血行改善です。肩こりや首こりが原因の耳鳴りに、効果が期待できます。適度な運動や食生活の見直し、禁煙、正しい姿勢を心がけることで血行を改善し、自律神経の乱れを整えられます。
適度な運動として、特におすすめなのがヨガです。呼吸を重視するヨガは心身をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。運動により血行改善も促進され、耳鳴りを和らげる効果が期待できます。肩こりや首こり、頭痛の改善も期待できるでしょう。
増本項先生
整形外科医
血行改善には適切なストレッチが重要です。自身で行うのが難しいときはYOGA教室に行ったり、マッサージを受けるのもおすすめです。
②漢方
漢方を用いて、耳鳴りを和らげる方法もあります。耳鳴りは耳の内リンパ液の循環が滞ったときにも起こるため、水分調整の作用のある漢方が有効といわれています。体内の水分を調節する漢方薬として代表的なのは、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)です。
漢方薬を使用する場合は、医師や薬剤師あるいは登録販売者に相談しましょう。
③ストレス
耳鳴りを和らげる方法には、ストレスを解消することも挙げられます(※2)。ストレスからの抑うつ状態で感覚が鋭敏になっているため、心臓の鼓動や呼吸音が耳鳴りとして聞こえることがあるのです。
蓄積したストレスを解消することが、耳鳴りを和らげる近道です。肩こりや首こり、頭痛の改善にも役立ちます。ストレッチをしたり静かな音楽を聴いたりして、心身をリラックスさせましょう。
肩こりや耳鳴りに効くツボ5選
肩こりや耳鳴りに効くツボを紹介します。ゆっくりと呼吸をしながら行うのが、ツボ押しのコツです。ツボを押す時に息を吐くと筋肉がほぐれ、ツボを刺激しやすくなります。簡単にできる耳鳴りのセルフケアで、肩こりや首こり、頭痛の改善にも役立ちます。
①聴宮(ちょうきゅう)
耳鳴りの特効薬と呼ばれるほど、効果が期待できるツボです。耳の穴の近くにあり、口を開けた時にへこむ場所がツボの場所です。
- 人差し指で軽く押す
- ゆっくりと回すように押す
※強く押しすぎると痛いだけなので、気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。
②翳風(えいふう)
耳たぶの後ろ側にあるくぼみが、耳鳴りに効く翳風の場所です。
- 翳風に人差し指、聴宮に中指をあてる
- 人差し指と中指で耳を挟む
- 丸を描くように耳全体を刺激する
※スマホやパソコンの画面を見過ぎたと感じたときに、定期的に押すと耳鳴り予防の効果も期待できます。
③完骨(かんこつ)
翳風のすぐ下にあります。位置は耳の後ろで、骨のふくらみから指一本上にあるツボです。
- 親指をツボに当てて、頭をつかむ
- 頭の中心に向かって押す
- 同様に左右のツボを押す
※肩こりや耳鳴りだけではなく、頭痛やめまいがしたときにも効果を期待できます。
④中渚(ちゅうしょ)
手の甲にあるツボです。手でグーに握ったとき、小指と薬指の関節にできるくぼみが中渚です。
- 反対側の人差し指の先で押す
- ツボを押し込むように5秒刺激を与える
- 左右交互に10回ずつ繰り返す
- 1日2回ほど行う
※耳鳴りの原因にはリンパ液が関与している場合があります。体内の水分調節に関係するツボを刺激すると、症状の緩和が期待できます。
⑤太渓(たいけい)
内くるぶしの少し後ろ側、アキレス腱との間にあります。少しくぼんでいるところが目安です。
- くぼみの中央に人差し指をぴったり当てる
- アキレス腱に指を引っかけように押す
※太渓は、血行促進効果を期待できるツボです。全身の血行がよくなるため、自律神経が整って耳鳴りを改善します。
當銘梨沙先生
柔道整復師
耳鳴りがする原因にもいくつかあるので、どのような原因が当てはまりそうかを見つけましょう。その対策としてツボ押しやストレッチをやってみて、症状が改善するなら継続的にケアをしていく必要があります。
肩こりや耳鳴りに効く簡単ストレッチ
耳鳴りに効く簡単ストレッチを紹介します。首を左右に動かして、首の後ろにある筋肉をほぐします。肩こりや首こりにも効果的なストレッチです。
- 両腕を横に広げて、手首をそらす
- 首を大きく左に傾け、3呼吸する
- ゆっくりと首を戻しながら、6呼吸する
- 今度は首を右に傾け、3呼吸する
- 首を戻しながら、手首もゆるめる
耳鳴りや頭痛がつらいときは、少しうつむいた姿勢や座りながらストレッチするのもOKです。入浴後や就寝前に2~3回行うのが、効果的です。肩こりや首こりに悩む人も試してみましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
疲労が溜まりすぎてきるだけであれば、心身共にリラックスできるようにマッサージにいく、もしくは出張で自宅にきてもらい最大限リラックスできるようにする。 など、体が不快な思いをしていることは体からのSOSなので対策を取ることが大切です。
耳鳴りが気になる場合は病院へ
肩こりや首こりが原因で、耳鳴りがすることがあります。耳鳴りを和らげる方法には、血流改善やストレス解消などが挙げられます。ひどい耳鳴りが続く場合は、何らかの病気のサインかもしれません。気になる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
増本項先生
整形外科医
まずは耳鼻科を受診しましょう。筋緊張が原因だと思う時には整形外科を、ストレスが明らかな原因だと思う時にはメンタルクリニックもおすすめです。
當銘梨沙先生
柔道整復師
セルフケアでは改善しないときは原因が他にあるかもしれないので、病院で検査を受けるようにしましょう。筋肉や骨格が原因であれば整骨院や整体へ行くことをおすすめします。
日々の疲れを癒すなら『HOGUGU』で
日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか?
家から出たくない日や、夜遅い時間でも、『HOGUGU(ホググ)』なら自宅で簡単にプロのもみほぐしを体験できます。セラピストが自宅や宿泊先に来てもみほぐしを行ってくれるので、わざわざ整体やマッサージ店へ出向く必要もありません。
さらに今なら、【7月限定】2000円OFFクーポンでお得にHOGUGU(ホググ)をご利用できます!是非一度お試しください。
(この記事は一部プロモーションを含みます)