副腎疲労に効くツボはどこ?手のひら・足裏?皮質ホルモンを増やす方法も解説
副腎疲労に効くツボを知っていますか?今回は、副腎疲労でお困りの人に効果のあるツボを5つ紹介します。副腎疲労のツボを押すと痛くなる理由や、副腎疲労になる原因、治療法・セルフケアなども紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
目次
副腎疲労に効くツボの場所は?
副腎は左右の腎臓の上部にある内分泌器官で、体がストレスに対応できるように働きます。ストレスなどにより副腎皮質ホルモンが分泌され続けると副腎疲労症候群になってしまいます。(※1)
疲れやけが、病気など体の回復が以前より遅くなったり、臓器の働きが悪くなったりしてしまうのです。副腎疲労に効くツボの場所を詳しく紹介していきます。
副腎疲労に効果のあるツボ5選
疲労が溜まってくると足裏やふくらはぎが硬くなってきます。全身の血流が悪くなっていることの表れです。副腎疲労に効果のある労宮や照海、腎兪などのツボを5つ紹介します。腎臓に関係のあるツボを押したり、お灸を据えたりして、刺激を与え副腎疲労を改善させましょう。
山内彩乃先生
鍼灸師
副腎疲労症候群の症状は多岐に渡ります。ご自身の症状や体調に合わせてその日のツボを選び、セルフケアに役立ててください。
①労宮(ろうきゅう)
労宮は手を握ったときに手のひらで中指が当たる場所にあるツボです。労宮は自律神経を整え、イライラやストレスなどの精神的な疲れを回復させる働きがあります。
お灸でツボを温めるのも効果がありますが、深呼吸しながら反対の手の親指の腹で5秒ほど強く押さえ、ゆっくり離すのを両手5回ずつ行うと血流がよくなります。
②照海(しょうかい)
照海は内くるぶしの親指一本分下にあるくぼみに位置する足ツボです。腎臓や副腎皮質と非常に深い関係があります。照海にお灸を据えたり、鍼を留めたりすると副腎皮質ホルモンが促進され、分泌しすぎていた副腎髄質ホルモンの分泌を抑制するように働きます。
更年期障害や生理痛にはお灸で照海のツボを温めましょう。辛い症状の改善に働きます。マッサージであれば、いた気持ちいい程度の強さで5秒ほど円を描くように照海に刺激を与えると効果的です。
山内彩乃先生
鍼灸師
照海は下肢の冷えや泌尿器系の症状にもおすすめです。これらの症状により入眠困難や中途覚醒がある場合は睡眠の質の向上も期待できます。
③腎兪(じんゆ)
腎兪は背中にあるツボです。ちょうどウエストのくびれラインの、背骨から指2本外側の左右にあります。疲労回復や、精力減退の改善に作用します。腎臓に深い関係のある腎兪のツボをマッサージしたり、お灸を据えたりすると全身が温まります。
両手の親指を腎兪の左右のツボに押し当てて、大きく円を描くようにゆっくり揉みましょう。座った時や寝た時に腎兪のツボにテニスボール2個を転がすように押し当てて刺激するのもおすすめです。
④湧泉(ゆうせん)
涌泉も腎臓や副腎機能に関係のあるツボでストレスの撃退に働きます。足を丸めた時に一番深く窪んだところ、足裏を三等分したときに上の3分の1のあたりにあります。
涌泉は全身の血行促進に作用し、身体の各臓器の働きを良くするツボです。体のだるさや疲れ、足の冷え、むくみ、不眠、生理痛や筋肉疲労にも働きがあります。
両手の親指を重ねて湧泉のツボに押し当て、残りの指は足の甲に添えます。足先のほうにグーッとツボを押して3秒キープを5回を1セットで行います。朝晩1セットずつ行うといいでしょう。不安感が解消されイライラが緩和にも作用します。お灸で温めても良いでしょう。
⑤神門(しんもん)
神門は耳の上部のくぼみの際にあります。自律神経を整えてくれ、ストレスに効果的なツボです。手のひらをひっくり返し親指で神門のツボを5回ほどキュッキュと引っ張るように揉みほぐすとよいでしょう。
また、耳のツボを灸でゆっくり温めると症状の改善が早くなります。家でお灸が据えるのが難しい場合、カイロやドライヤーで温めることも効果的です。
あまり強く押していないのに激痛がある場合には臓器や筋肉になにか傷病がある可能性があるので病院に相談しましょう。
副腎疲労のツボが痛いのはなぜ?
副腎疲労のツボを押すと痛いのには理由があります。ツボと痛みの関係について説明していきます。
ツボと痛みの関係
ツボと痛みの関係には二つの理由があります。一つ目は刺激によって反応する臓器や器官が何かしらの不調を抱えているからです。ツボは刺激を与えることで身体の臓器の不調が顕著に表れるのです。
二つ目は老廃物が溜まっているからです。老廃物が溜まると血流が悪くなりツボが硬くなってしまい、押すと痛みを感じるのです。ある程度の痛みは症状の改善には必要ですが、激痛はよくありません。ツボを押す時はいた気持ちいいくらいの強さで押しましょう。
あなたは副腎疲労?症状をチェック
- 疲れが取れない
- 性欲が低下している
- ストレスに対処できない
- 病気や怪我から回復するのに時間がかかる
- 食欲不振など消化器の働きが悪い
- 下痢、嘔吐などがある
- 皮膚の炎症や脱毛がある
- 頭がくらくらする
- 軽度のうつである
- PMSが悪化する
- 更年期障害になりやすい
- 花粉症などアレルギー症状が悪化する
- 関節炎が起こりやすい
- 不眠症になりやすい
- 頻脈、動悸、過呼吸になる
- 規律性低血圧になる
- 恐怖や不安が強くなる
副腎疲労症候群の症状は多岐にわたります。早いうちの対応が必要なので、上記のような症状がある場合は放置しないようにしましょう。
副腎疲労の原因は?
副腎疲労症候群は、副腎皮質ホルモンの低下や日常生活上のさまざまな原因でなってしまいます。それぞれ紹介していきます。
副腎疲労は皮質ホルモンの低下によって起こる
副腎疲労は皮質ホルモンの低下によって起こります。副腎皮質ホルモンとは主にコルチゾールやアルドステロンなどのホルモンのことです。副腎皮質ホルモンは代謝や免疫調整に対する作用や水・電解質・血圧調整作用、精神・神経系に対する作用などさまざまな作用があります。
ストレスによってコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンが低下すると、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの副腎髄質ホルモンのバランスが崩れ、副腎疲労が起こるのです。
副腎疲労の日常生活上の原因
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 生活リズムの乱れ
- 環境の変化
- アルコール・喫煙
- 腸内環境の悪化
- 精神的ストレス
- 慢性的な感染症
- 環境汚染や有害重金属などの有害物質
上記が原因で腎臓などの臓器が疲れてしまうだけでなく副腎も過剰にホルモンを分泌させてしまいます。その結果、副腎疲労症候群になってしまいます。
副腎疲労の治療法・セルフケアは?
副腎疲労の治療法やセルフケアは副腎皮質ホルモンを増やすことが大切です。血糖値の急上昇を抑えたり、副腎や腎臓、ほかの臓器に負担をかける食べ物を減らしたりするなど、いくつか方法を紹介します。ぜひ実践してみてください。
血糖値の急上昇を抑える
副腎疲労を改善するには食生活を見直しましょう。副腎疲労になると副腎皮質ホルモンのコルチゾールが低下してしまい、血糖値が急上昇する食事によりコルチゾールが無駄に消耗してしまうからです。
タンパク質の多い玄米や肉、魚、納豆、ホルモンを正常化させるエゴマ油やアマニ油などがおすすめです。
副腎に負担をかける食べ物を控える
副腎疲労を改善させたい人は副腎や臓器に負担をかける食べ物を控えましょう。グルテンを含む小麦や、腸の炎症を招く牛乳、血糖値を急上昇させる白砂糖やスイーツなどは摂取を控える必要があります。
ジャンクフードなど化学調味料や添加物、味の濃いものも避けた方がいいでしょう。アルコールやカフェインも副腎を刺激してコルチゾールを過剰に分泌させる作用があるので良くありません。
タンパク質やビタミンB群も多く摂ると症状の改善にはおすすめです。緑黄色野菜、果物も積極的に摂るといいでしょう。
ストレスを溜めすぎない
副腎疲労は真面目な人がなりやすいので、ストレスを溜めすぎないよう気をつけましょう。何でも頑張りすぎてしまうからです。疲れたと思ったら休憩したり、無理しないように心に余裕をもつように自分から心がけましょう。
改善のために睡眠はとても大事なのでしっかり取りましょう。もしできるならば昼寝なども効果的です。
病院での治療も検討しよう
食生活を変えたり、ストレスの処理に気をつけてもなかなか改善されない場合は病院で治療を検討しましょう。病院では、消化器の総合検査や、尿中有機酸検査や唾液中コルチゾール検査などをします。
結果から、副腎機能を回復させるため生活指導や栄養指導などを中心に原因治療やサプリメントの処方などを行います。場合によっては薬物治療や点滴治療も行うこともあるでしょう。副腎疲労症候群は治療の効果を得られるまで時間がかかります。長い目で見て治療しましょう。
副腎疲労の改善はアトピーや後鼻漏にも良い影響がある?
副腎疲労の改善はアトピーや後鼻漏にも良い影響があります。副腎疲労とアトピー、後鼻漏の関係をそれぞれ説明していきます。
副腎疲労とアトピーの関係
アトピーがストレスで悪化するのは副腎機能の低下しているためにストレス耐性が弱くなっているのが原因です。副腎疲労に対するケアをきちんと行い改善されればアトピーで脱ステロイドも不可能ではないのです。
副腎疲労と後鼻漏の関係
慢性上咽頭炎で炎症や後鼻漏がある場合、常にだるく、体にはストレスがかかります。ストレスが体にかかると視床下部から下垂体、そして副腎という流れでホルモンが連携し、刺激され続けます。コルチゾールが分泌され続けた結果副腎疲労になるのです。
副腎疲労に効くツボを知っておこう
腎臓の上にある副腎という内分泌器官はストレスや睡眠不足、栄養不足などにより副腎疲労症候群になります。副腎疲労には労宮や照海、腎兪などのツボがあります。お灸を据えたり、マッサージをして症状を改善させましょう。
食生活や自身のストレスの見直しも行い、症状が改善されなければ病院も受診しましょう。
山内彩乃先生
鍼灸師
症状の改善には食事療法、運動療法、生活習慣の改善などが必要となります。一度に全てを見直すのはかえってストレスとなる場合があるので、出来ることから始めてみると良いでしょう。
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